【アルゼンチン】4日目(前編) マゼラン海峡と対面!

こんなに、長い時間バスに乗る旅ははじめて。
昼も夜も乗りっぱなしだけど、夜は夜で、漆黒の闇の一部にオアシスのような明かりがともり、街があります。

眠っている街が、その瞬間だけ起きる、なんともいえない味のある風景です。

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そして、夜明け。空気が澄んでいるからか、息をのむほどの美しさです。

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写真の腕が、もう少しよかったらなあ(笑)

 


席を左側に移して、美しい朝の景色を眺めます。

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雲の動きが速い。

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ブエノスアイレスから30時間以上走ってきましたが、まだ、陸地は続きます。

マゼランの時代は、飛行機はおろか、自動車も鉄道もなかったんだよね。
当時の人々の距離的感覚って、どんな感じだったんだろうか?

今日は、念願のマゼラン海峡を渡る日ですね。

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配られた朝食、というよりスナック。
「GREEN・・・」とあったので緑茶かと思ってお湯を注いでもらいましたが、ただの紅茶でした。

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夜も明けてきました。
不毛の大地が、ますます不毛に。

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街が近づいてきた雰囲気を感じ取れます。

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リオ・ガジェゴスの街はずれのバスターミナルに到着。

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午前7時過ぎ。おおむね定刻。36時間の旅でした。
1台のバスの乗車時間としては、人生最長⁉︎

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ここまで、私を運んできてくれたバス。
砂にまみれたタイヤに、労をねぎらいたくなります。

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リオ・ガジェゴスは、南部パタゴニアの拠点ともいうべき街。
この街自体には見どころは少ないようですが、ここから、エル・カラファテ、プンタ・アレナス、ウシュアイアなどへ多数のバスが出る、いわばハブターミナルです。

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南緯50度より南にきています。
気温はおそらく、5~6度でしょう。ようやく、持ってきたコートが役に立つエリアに入りました。

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バスターミナルのすぐ隣は、なんと「カルフール」です。
こういう街でも、ショッピングは郊外型になるようですね。

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さて、ここリオ・ガジェゴスからウシュアイアまでは、またまた丸1日がかりの行程。

8:30に出発して、一度チリに入国。そして、もう一度アルゼンチンに入って、ウシュアイアに着くのは20:30。11時間の長丁場です。

でも、ここまで36時間かかって、全然退屈しなかったし、今日は、国境を越えたり、マゼラン海峡を渡ったりで、あっという間の1日になるでしょう。

そうです! 今日のハイライトは、なんといってもマゼラン海峡の横断!
現役時代中に可能な範囲のバケットリスト最上位に位置する、念願のマゼラン海峡にご対面です。!(^^)!
感動して泣くかも(またまた大げさ・・)

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まずは、ここから、ウシュアイアまでのバウチャーをチケットに替えましょう。

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開いてる窓口で尋ねると、指さして「そっち!」。

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なるほど、ここからは、向かう場所によっては、チリとの国境を越えます。
それで、窓口が分かれてるのかな。

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8時ちょうどに出勤してきたおばさん。
私のパスポートを見て、はるばる日本からようこそ、みたいな笑顔。

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そして、くれたチリへの入国審査カードです。

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はるばるブエノスアイレスから携えてきたワイン。まだ4分の1ほど残っています。
でも、チリ入国時には、食料などの検査が厳しいと聞いています。ここで、飲んでしまいましょう。

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ほろ酔いで眺める、リオ・ガジェゴス バスターミナルの風景。

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おおっ、ウシュアイア行きが来ましたよ。いいバスじゃないですか。

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さっきまで乗ってきたバスには及びませんが、フカフカのシート。
乗り心地は抜群。今度は2列×2ですね。

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乗車率はこんな感じ。12月~2月ぐらいのハイシーズンになったら、すごい混雑になるんだろうな。
それにしても、今まで乗ってきたバスもそうだったけど、USBなどの電源はありません。
スマホの電池残量には気を使います。

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犬に見送られて、リオ・ガジェゴスを出発です。

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リオ・ガジェゴスの街並み。

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日本と同じような、新興住宅地に見えますね。

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10分も走ると、不毛の大地になりました。

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そして、さらに10分も走ると、検問所のようなところに着きました。
この先には、チリとの国境があります。

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まだ国境ではありませんが、女性警察官が乗ってきて、乗客の身元チェックです。

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乗客全員の身元チェックが無事に終わり、再スタート。

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マゼラン海峡から先は島だから、私は今、南米大陸の最南端にいるんですね。

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南米大陸最南端という響きが、抽象的ではなく胸に響くすごみ。
地の果てに来た、そういう感じをさせる光景です。

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いったい、この先に、何があるんだろう。果てってのは、そんなもんかもしれないですね。

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と、思ってたら、動物が現れました。

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しかし、そんなことに一喜一憂して、感慨にふけっているのは私だけ。

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乗客のほとんどは観光客だと思ってましたが、地元の方でしょうか。

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地の果てだ~、なんて騒いでいるのは、よそ者だけですね(笑)

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でも、私にとっては、まぎれもなく地の果て。
サングラスを外して、しっかりと目に焼き付かせます。

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小一時間も走ったでしょうか。モニュメントが現れました。国境をイメージしてるんでしょうか。

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チリとの国境に到着しました。
緯度は南緯52度。北半球なら、樺太の北端に相当します。

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肉や果物類の持ち込みはだめよ、って意味かもしれません。

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乗客は全員バスを降り、一列になって、アルゼンチン出国の審査と、持ち物検査です。
バスの車掌さんが、検査官にコーヒーをサービス。賄賂かな?(冗談です(笑))

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そして、チリ入国の審査。やっぱり、他の乗客は観光客とかではなく、地元の人のよう。
パスポートというより、住民登録票のようなものを提出していました。

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チリ入国のスタンプがパスポートに押され、そして紙片をくれました。
これは、大事なものでしょう。しっかりと、パスポートケースに入れておきます。

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それにしても、なにもない国境です。

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それこそ、小川未明さん著作「野ばら」にでてくるような国境です。

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この国境も、ハイシーズンは賑わうのでしょうか。

チリへの入国で、訪問国の数が14になりました。

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もう少し、ここにいたかったですが、乗客全員の国境審査があっさり終わり、みんなバスに乗り込みます。

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では、アルゼンチン・チリの国境に別れを告げて・・
これって、私にとっての旅そのもの。なんか、ほんとに旅してる気分だなあ・・

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チリ入国後の風景。もうすぐ、マゼラン海峡です。

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子供の頃に読んだ本って、強烈に印象に残ったりしますよね。

「きかんしゃ1414」という童話で、主人公の少年が、病気を治すことのできる「青い星の花」を、機関車と一緒に探し求め、見知らぬ世界に旅立つ話。
その「青い星の花」を見つけるシーンにでてきた挿絵の風景にそっくり!

こういう景色を超越した景色? を見てると、そんな何十年も前のことがふと、頭に浮かぶんです。

知らない人が聞いたら、「なんのこっちゃ」でしょうが(笑)

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冬は雪に覆われるのかな。でも、冬も降水量少ないみたいだし。

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左手にマゼラン海峡が見えてきました。

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マゼランによって発見されたのが1520年。もうすぐ500年ですね。

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季節も同じ10月。ふだんは、風がビュービュー吹いてるようですが、今日はおだやか。
マゼランが発見したときは、どうだったんでしょう。

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羊も現れました。

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右側にも海峡が現れました。いよいよ横断ですね。

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停まるのかな、と思ってたら、そのままノンストップで停留していたフェリーに乗り込みました。

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いよいよ、マゼラン海峡横断です。

 

 

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