ボゴタ街歩き開始&コロンビアの伝統的なスープ「アヒアコ」のランチ【コロンビア旅行記 #1】

空港から約50分でボゴタのラ・カンデラリア、つまりボゴタの旧市街にやってきました。

ホテルをとっているのもこの場所。

明日の深夜にメキシコシティに向けて飛び立つまで、あと約36時間。

このエリアを根城に、ボゴタを歩き回るつもりです。

とはいうものの、いきなり空港から来て、こんなところでUberを下され、正直戸惑っています。

動画での様子はこちら

コロンビアの伝統的なスープ「アヒアコ」のランチ

方向音痴の私は、碁盤の目のようなエリアは苦手だ。

視覚神経がマヒしたように迷子になる^ ^

とりあえず、ホテルの場所はわかったので、荷物を預けて、歩きはじめようと思う。

時計を見れば午前11時。まずは、早めのランチといきましょうか。

なんとなくだけど、人通りが多い通りと少ない通りが、画然と分かれているような感じのボゴタ旧市街。

ホテルからすぐのところにあった、庶民的コロンビア料理レストラン。

場所はここ。

ちなみに、地図上に現れる「カジェ」(Calle)はスペイン語で「通り」を意味し、通常は細い道や住宅街の中の道を指します。

一方、「カレーラ」(Carrera)は「大通り」や「幹線道路」を意味し、ボゴタでは比較的大きな道や主要な道路に使われる名前です。

ボゴタの旧市街では、住宅街などを区別するための名前として、使われるらしい。

京都の北○条みたいなものだろうか。

とにかく私は、コロニアルな碁盤の目の道に弱く、あっという間に迷子になれます。

 

ところで、まだ時間も早く、客もまばらだった店内。

コロンビア人のウエイターさんに、翻訳アプリで「あなたのおすすめをお願い」と伝えると、さすがラテン系。

まかせろ、という感じで、ひとつ返事で自信満々に下がっていきました^ ^

いったい何を盛ってくれるのかな・・・

ついでにビールもオーダー。

ハイネケンと言ったのに、うまく通じず、運ばれてきたコロンビアビール。

続けて運ばれてきたコロンビア料理。

さて、これは、いったいなんという名前の料理であるか。

調べてみると、これは「アヒアコ (Ajiaco)」と呼ばれるコロンビアの伝統的なスープ料理。

鶏肉、ジャガイモ、とうもろこしが主な材料らしい。

そしてスープには、3種類のジャガイモが使われることが多く、そのため濃厚でクリーミーな味わいになります。

ボゴタをはじめとするアンデス地方でよく食べられる庶民派料理のようですが、たしかにクリーミーな感じ。

アヒアコの特徴的な食材の一つに「エピアサ」(チチャの葉)という高地で育つ特有のハーブが使われるそうですが、入ってるのかな。

感覚的には、これは不思議。

胡椒が入ってそうなスパイシー・・・でもない、さっぱりした香辛料?

「アヒアコ」には、アボカドを添えられるのが通常とのことですが、ライスに添えられてきた。

ライスとアボガドの組み合わせは珍しい。

コスタリカ、パナマと、中南米の料理を食べてきたけど、ボリュームがあって、さっぱりしたスパイシーで、それでいてフルーティ。

鶏肉などが加わって、ボリュームを演じているのは、やはりスペイン植民地時代の影響のようです。

それにしても、食がすすむ味覚で、私にはクセになりそうな「アヒアコ」でした。

ただし、プライスは、ビール込みで43,000コロンビアペソ(1,560円)。

お値段の方は、庶民派というわけにはいかないようです。

それとも、日本円が勝手に弱くなっただけ^ ^

ボゴタ旧市街「ラ・カンデラリア」地区をあてもなくさまよってみる

レストランを出て、あらためて空気の爽やかさを感じる。

本日は8月9日だというのに、気温は17度。朝は9度まで下がるようだ。

それもそのはず。ボゴタの標高は2,600mを越えます。

富士山の5合目あたりを散歩してるのと同じだから、意識しなくても空気の薄さが感じとれる。

そして、空や雲がとても近く感じる。

うまく喩えられないけど、まるで時間が止まったかのような感覚だ。

狭い石畳の道を歩くと、古びた壁に描かれた壁画や色とりどりの家々が目に飛び込んでくる。

どこまでが観光地で、どこからが民家の家々なのか、ストリートは画然としてるけど、街並みは雑然としている。

行ったことはないけど、スペインやヨーロッパの古い街並みもこんな感じなのだろうか。

これがボゴタという街ですか。

そして、道という道がすべて坂道なので、空気の薄さも相まって、歩き回ればそれなりに息が切れそうだ。

そして、歩行者天国のようになってるストリートと、車道が分けられてるのも特徴らしい。

なんかすごいな・・・これぞ異国、といった感じの風景。

周囲を高い山々に囲まれているボゴタ。

あとで、あの「モンセラーテの丘」に登ってみようと思う。

ロープウェイで簡単に登れるらしい。

それにしても、素晴らしくエキゾチックな街並み。

建物はいつごろ造られたものなのだろうか。

今まで旅した国でも、なかなかお目にかかれなかった風景。

ボゴタに着いてから、まだ3時間。

ボゴタの街歩きは、まだまだ続きます。