先月。2023年10月。
5年半ぶりの香港&マカオは、旅程の半分が台風で吹き飛びました^ ^
まあ、秋の香港ですから、確率論的にもありうる話。
トラブルも旅のうち、と終わらすこともできるんですが、やっぱり欲求不満が残る。
それを取り戻すべく、11月の3連休で再び香港にリトライすることにしました。
どうでもいいことですが、こういう時よく使われる「リベンジ」という言葉は私は好きではない。
なんで、香港に復讐する必要がある??
いずれにしろ、私の旅人としての信条は、「行きたいときに行きたいところに行く」。
なので、ふたたび香港エクスプレスのチケットをポチり、成田空港に向かいます。
会社を半休 昼下がりの成田空港第2ターミナル
2023年11月初旬の3連休の前日。
午後半日を会社から半休もらって、やってきた昼下がりの成田空港第2ターミナル。
ふだん来たことがない時間帯に空港に来ると、景色も違って見える。
私の好きなLCC香港エクスプレス。
なんといっても、便数が豊富なのがいい。
そして、最近学んだのが、羽田より成田の方が、微妙に安くなる。需給の関係かな?
わざわざ成田まで来たのはこのため。
オンラインチェックインしてきたけど、チケットが欲しくて並びます。
便利は便利だけど、フライトチケットはやっぱり手元に残したい。
ちゃんと、固い紙で発券してくれるんだもんね。
素晴らしき旅のアイテム。
ちなみに、今回の週末旅のフライトスケジュールは、こんな感じです。
航空会社 | 便名 | フライト | |
---|---|---|---|
往き(11/2木) | 香港エクスプレス | UO849 | 成田15:25 ⇒ 香港20:00 |
帰り(11/5日) | 香港エクスプレス | UO646 | 香港13:00 ⇒ 成田18:05 |
約5万円で手に入れたチケット。
コロナ前(円安前)と比べると、まだ2割くらい高い印象だけど、週末旅の移動に5万円なら許容範囲でしょう。
東京から新幹線で京都を往復するだけで約2.7万円ですから。
そして、香港は京都までの距離の約6倍ですから^ ^
では、出国しましょう。2023年、10回目の出国。
国際空港から出国のときめきの瞬間は、何十回体験しても、色褪せることがない。
成田空港の便も、来るたびに賑やかになってますね。
香港エクスプレス夕暮れの首都圏を横断 F席からとらえた富士山
私的に、飛行時間がぴったりだな、と思う香港。
4〜5時間のフライトって、機内食食べたり、音楽聴いたり、本読んだり、考え事したり・・・
何するにもぴったりな時間。
もちろん、機内食は、勝手にはでてきませんが^ ^
いつもは深夜便でのアプローチが、会社から半休もらえたおかげで、夕暮れの景色が拝める。
なにげに会社にも感謝。
いよいよボーディングです。
香港エクスプレスの機体と、そのまわりに連なる機械美。
この巨体が5,000kmも飛ぶんだもんね。
まわりが機械だらけになるのは、わかる気がする。
機内は、日本人、香港人、西洋人の混在だけど、まだまだ日本人割合30%もいない。
日本人が本格的に国外に出かけるのは、2024年からかな。
お、タイ航空とニアミス!
今度はジェットスター!
そして、機は秋の日が傾きかけた成田の空に舞い上がりました。
いったん太平洋上に出て、Uターンする飛行ルート。
房総半島を横切って東京ベイへ。
夕暮れに霞む本牧埠頭上空を通過。
飛行機の旅って、ほんとに楽しいぜ!
と、楽しんでたら、現れたのが富士山。
もちろん、これを期待してF席をリザーブしておいたわけだけど、こんなに思惑通りに拝めるとは。
上空からだと、美しい稜線の富士山にも、土手っ腹に、大きく穴ボコがあいてるのがわかります。
1,707年(宝永4年)に起きた「宝永の噴火」の際の火口「宝永火口」です。
山頂の火口の、何倍もの大きさ・・・
当時の被害は、想像もできませんね・・・
とはいえ、いまや世界遺産にも登録され、大勢の人々が登って楽しむ富士山。
夕焼けを浴びて優美にたたずむ姿は、さすが日本一の山。
機内食はピザをチョイス
CAさんが、機内食の注文をとりにきました。
香港に着いてからも食事したいので、軽めにいこう。
ピザがいいかな。
オーダーして、待つこともなく届いたピザ。
うん?コンボとあったのは、お絵描きセット、ということですか^ ^
まあいいです。値段は78HKD(1,482円)。
いわゆる脱炭素ってことでしょうか。
オール紙製です。
熱々のピザが美味しかったですが、これは気分の問題。
私にとっては、駅弁を車内で食べるようなものですから(^ ^)
ピザをほおばっているうち、ますます赤みを増す西の空。
そして、ピークアウトしたように、淡い光にかわります。
場所はおそらく九州の西海岸。
あの向こうの出っ張りは国東半島で、その手前が別府湾・・・たぶん
そして、九州を横断し、視界に入ったのが八代港。
そして、その向こうが天草諸島・・・たぶんw
香港エクスプレスF席は100万ドルの夜景の特等席
隣の香港人がトイレに立つと同時に、私もトイレに。
窓際フライトの処世術。
機内が減光されたので、私もしばしまどろみます。
仕事・・・疲れたな・・・思い出したくもない・・・
機内アナウンスで目を覚ますと、眼下に光の海が。
仕事の夢(悪夢)を見たばっかりなので、憂鬱を吹き飛ばしてくれるような100万ドルの夜景に感謝感激(^ ^)
これも、F席の恩恵。香港エクスプレス、ありがとう!
こうしてみると、九龍半島も深圳とのあいだに、かなりふとい山脈があるんだな、と気づく。
真っ暗じゃん。
中環のルネッサンスホテルはどのへんかな・・・
実は、今回の旅、奮発して中環の高級ホテルに泊まるつもり。
今夜は重慶大厦だけど(笑)
機が旋回したので、香港島のアバディーンのほうまで視野に入りました。
やっぱり香港美しいな。
何度来ても、みどころありそう。
啓徳空港時代は、どんな夜景に見えたんだろうな。
などと考えてると、着陸です。
何度体験しても、日本からわずか5時間で香港。
どこでもドアで異次元空間を突破したような、軽い幽体離脱がたまらない。
やっぱり、国際線って麻薬だよ^ ^