ただいまの時刻は午前12時20分。
早朝から長岡京の古刹を回りはじめ、「光明寺」「十輪寺」「善峯寺」と、3ヶ所をクリアです。
今日中に、長岡京の主な寺院はすべて回ってしまおうという強欲日程なので、「光明寺」から徒歩で散策した割には上出来なスケジュールの消化。
次のターゲットは、長岡京の北に鎮座する「大原野神社」です。
「善峯寺」からバスと徒歩で行く「大原野神社」
「善峯寺」から歩いていくと、こんなルートになり、約1時間。
歩けない距離ではありませんが、「大原野神社」の次には「勝持寺」も回りたいので、ここはバスを活用します。
「善峯寺」からは、「灰方」を経由して「向日町」に出るバスが、毎時34分に出ています。
そして、この「灰方」という場所が、「大原野神社」へ向かう分岐点になります。
「灰方」から「大原野神社」までは、徒歩で20分ほど。
このくらいなら、楽勝ですね。
さて、「善峯寺」の広い境内を弾丸で見学を終えた私は、12:34発のバスに乗るべく、急いで下山します。
バスストップ前にたどり着いたのが、出発5分前。
バスはすぐにやって来ました。
やっぱりマイカー派が多いのかな。バスはガラガラです。路線バスの旅って楽しいんだけど。
バスは、10分ほどで田んぼの中のバス停「灰方」に停車。
降りたのは、私一人。
いくつか神社があります。
私は、この中から「大原野神社」と「勝持寺」を目指します。
見知らぬ土地を旅してると、道路標識で自分の位置関係がわかったりする。
「大原野神社」までは1.7kmです。
のどかな洛西路。
南春日町というバスターミナルに到着。
実は、このエリアの寺院を回るにあたって、このバス停は重要な拠点。帰りはここから乗ることになります。
なので、しっかり時刻を調べておきましょう。
現在13時。14:03発に乗りたいな・・・1時間で「大原野神社」と「勝持寺」回れるかな。
「大原野神社」で食べる「みたらし団子」
自然と早歩きになって、「大原野神社」に到着。
「大原野神社」は、784年に桓武天皇の后であった藤原乙牟漏(ふじわらおとむろ)が、春日大社をこの大原の地に勧請し創建された古社です。
「京春日(きょうかすが)」とも呼ばれています。
紅葉の時期の「大原野神社」見どころのひとつは「もみじのトンネル」。
まだ残ってるかな・・
残念・・11月28日の「大原野神社」は、紅葉は終演を迎えていました。
こちらが「鯉沢の池」。奈良公園にある、南都八景の1つの猿沢池を模しているらしい。
この池を眺めながら、かるくランチとしゃれ込むことにしました。
考えてみれば、深夜バスで京都駅前に着いて、そのときの朝マック以来、何も食べてませんでした。
京都の寺院といえば「みたらし団子」でしょう。
歩き疲れた身体に、甘い味覚がぴったりです。
暑くも寒くもなく、風もない、絶好の寺院日和の「大原野神社」。
神鹿像が鎮座する藤原氏ゆかりの社「大原野神社」
鯉沢の池の説明書き。「大原野神社」は藤原氏ゆかりの社です。
「もみじのトンネル」の紅葉は終演でしたが、池の周りはまだ赤みを残してました。
七五三かな。
あの三の鳥居の向こうに見えるのが本殿。
おお、さっそく鹿ですね。
「大原野神社」に神様が来たとき、鹿に乗ってきたといういわれがあるようです。
奈良公園のように、本物の鹿が歩いているわけではありませんが(^_^)
時間もないので、次の目的地「勝持寺」へ。
おや、こちらからの角度だと、「もみじのトンネル」に見えなくもない。
桜の季節も見事だそうです。
「大原野神社」。なんか、京都の寺院といった気取りがなく、自宅近くの護国神社にお参りに訪れたような気分。
ほのぼのとした「大原野神社」でした。