登山初心者が百名山「筑波山」に軽装で登ってみた【ルート選択編】

急に思い立って、山登りをしてもいいのだろうか。

銚子へのミニトリップから帰って、本業が忙しくなったこともあって、ひと月ばかりどこにもでかけず悶々とした日々。

筑波山なら、山登り素人でも登れる関東の山と聞いていたので、じゃあ行ってみるかと思い立って登ってきました。

タイトルの「軽装で登ってみた」は、けっして登山をなめているわけではありません。

どんな山だって、登山するからには危険はつきもの、油断は禁物であることは重々承知しています。

でも、職場に山登りマニアの同僚がいて、「登山の装備品なんか全然持ってないんだけど、Tシャツ&ジーパンで登れる近くの山ってないかな?」って相談したところ、

1日中晴天の予報が出ているという条件付で筑波山の名前があがったので、いつか行ってみようと思ってたところでした。

なので、「軽装で登ってみた」などと、けっして茶化しているわけでないことをご理解ください。

 

そしてやってきた、10月下旬の日曜日。朝7時に起きたところ、終日快晴の予報。

よし行こうと思い立ち、帽子も手袋ももたず、ハンカチと絆創膏だけ持って、いつものスニーカーをはいて出かけました。

実際の登山の様子はこちらをご覧ください。

筑波山の山頂をめざす登山ルートについて

さて、急に思い立って筑波山に出かけるのはいいですが、登山ルートぐらいは予習しておきましょう。

筑波山は男体山(標高871m)と、女体山(標高877m)の2つの山から構成されていますが、登山コースが大きく分けて3つあり、それぞれ難易度が異なります。

御幸ヶ原(みゆきがはら)コース ※地図上の紫のコース

筑波山神社→男体山山頂ルート

距離:約2.0km 標高差:約610m 予想所要時間:登り90分/下り70分

ポイント:ほぼケーブルカー沿いに登っていく、傾斜・岩場があり比較的険しいコース。

白雲橋(しらくもばし)コース ※地図上のオレンジのコース

筑波山神社→女体山山頂ルート

距離:約2.8km 標高差:約610m 予想所要時間:登り110分/下り95分

ポイント:筑波山の豊かな自然を満喫しながら「弁慶七戻り(べんけいななもどり)」などの巨岩、奇岩を楽しめるコース。

おたつ石コース ※地図上のブルーのコース

つつじヶ丘→白雲橋コースへ合流→女体山山頂ルート

距離:約1.0km 標高差:約200m 予想所要時間:登り40分/下り35分

ポイント:子どもでもOKな比較的楽なコース。片道にロープウェイを利用する場合も、このコースがベスト。

 

実は、「おたつ石コース」は、娘たちと登ったことがあります。

となると、登山初心者の私は、必然的に「白雲橋コース」を選ぶことになりました。

距離は御幸ヶ原コースの方が短いですが、傾斜が急となれば、軽装で行こうと思っている私には無理と判断。

筑波山までのアクセス・駐車場など

クルマで行く場合は、筑波山は駐車場が充実していて安心です。

御幸ヶ原コース・白雲橋コースへ向かう場合は、「筑波山神社」付近のパーキングを、おたつ石コースの場合は、「つつじヶ丘」付近のパーキングを、グーグルマップで指定すれば、簡単に行けます。

どちらも、常磐道土浦北ICから40分程度です。

駐車場は充実していると書きましたが、天気のよい日は早く行ったほうがいいです。

私が行った、終日快晴の秋の日曜日は、9時に到着したら、便利な神社に近いパーキングはすでに満車。

少し下ったセルフパーキングにとめざるをえませんでした。

公共交通機関で行く場合は、つくばエクスプレスの終点つくば駅で下車し、そこからシャトルバスが30分間隔で出ているので便利です。

私の居住地、千葉県の東京湾岸地区からは、電車だとちょっと行きにくく、クルマだと外環道と常磐道で1時間ちょっとで着いてしまうので、電車・バスでの移動が好きな私も、今回はクルマにした次第です。

筑波山登山にふさわしい装備

ところで、持ち物ですが、私は本当に、Tシャツにジーパン、それにスニーカーというふざけた格好で登ってしまいました。

筑波山は、初心者でも登りやすい比較的難易度の低い山ですが、山をなめると本当に危険。

万が一のことを考えて、服装・持ちものは一通り揃えておくことが、周りの方に迷惑をかけない義務ともいえるでしょう。

私は、帽子もかぶらず、手袋もしないで登ってしまいましたが、ケガ防止という意味で、必要なものです。

さらに、以下の装備品があれば、初心者向けの山であれば、安心ではないでしょうか。

・飲料水・非常食を含めた食べ物 ・地図 ・腕時計・携帯電話・ライト・コンパス・タオル ・ティッシュペーパー ・絆創膏・薬品・健康保険証・ビニール袋 ・レインウェア ・トレッキングポール ・エマージェンシーシート ・筆記用具  など

今回の私は、背中のバッグに、寒くなったときの用心にジャケット、あとは絆創膏を数枚。

飲料水と食料は、現地調達でよし、という考えで、自宅を出発しました。

登山の様子はこちら↓