歩き疲れて、アップルシナモンティーで一息。
モスタルの町、楽しいところでした。
薄暮に霞む旧市街も見たかったけど、その時間を待っていたら、サラエボに戻るバスに乗り遅れてしまいます。
夕暮れのモスタル
夕方になって、観光客もめっきり減りました。
ティーがおいしかったので、今度はグリーンティー。日本の緑茶とは、ちょっと味が違います。
モスタルを去る前に、もう一度旧市街へ。
なんかずっと眺めていても飽きないよな。日本には、まずない風景です。
石だけでなく、木も使われています。
よく見ると、壁に蜂の巣のような穴が。これも銃弾の跡なのでしょうか。
民族が違う。宗教が違う。
それで、何十万人が犠牲になる争いに発展してしまうんですね。
では、そろそろ、バスターミナルに戻りましょう。
太陽も傾き、少し肌寒さを感じるようになりました。
ちょっと、寄り道してみます。
この地は雪も降るんでしょうね。石畳は滑りそうだ。
河原に出ました。
アジアの濁った川とは違いますね。流れが速いからだろうか。
西岸と東岸を結ぶ橋。この町には、いくつの橋があるんだろうね。
ネレトヴァ川にもお別れです。
モスタルの町、夜は賑わうのかな。
破壊されたままの建物を横目に、バスターミナルに急ぎます。
お、なんの意味かはわかりませんが、日本が真ん中にある。
バスターミナルに到着。出発の5分前でした。
モスタルからサラエボに戻るバス
すぐに、バスはやって来ました。18:15発のサラエボ行きです。
料金は来たときと同じ21マルカ(1,365円)。
車内は、完全に満席。
モスタルに着いてすぐに、チケットを買っておいてよかったです。
モスタルを夕方出て、サラエボに夜着くバスですからね。需要があるんでしょう。
バスは定刻に発車。もう一台、あれはどこに行くバスかな?
見事な夕焼け。モスタルにお別れです。
ぼんやり、車窓を眺めます。
夕暮れの景色は、旅情を感じさせます。
ネレトヴァ川の川面も次第に闇に消えていき、最後は真っ暗になりました。
満席だった乗客も、サラエボまで行く人は少なく、途中の町で3/4は下車していきました。
私の隣に座っているおばさんは、乗客が下車して席が空いても、私の隣に座ったままで、ときどき「ジャパン?」などと言って微笑みます。
まあ、悪い気はしません(笑)