「セントラルホテル」のロビーで一服して、「ストックホルム・セントラル」駅に向かいます。
これから列車に乗って、ノルウェイのナルヴィクを目指します。
明日の朝、列車が北極圏を超えたら、4日間、白夜の北極圏にいることになります。
もちろん、白夜を体験するのは人生初体験。気持ちが高揚しておさえられません!(^^)!
それでも、結局、1日しか滞在しなかったスウェーデン・ストックホルムには、名残惜しさを感じます。美しい街だったストックホルム。また来ることがあるでしょうか。
「ストックホルム・セントラル」駅の風景
さて、これからノルウェイ・ナルヴィクまで21時間近い長旅です。
列車にも食堂車とかついてるとは思いますが、欠食になってはたまらないので、駅前にあったセブンイレブンで、サンドイッチやおつまみなど仕入れておきます。
朝、調べておいた通り、ナルヴィク行きは4番線から。
16:12発で、ナルヴィクに着くのは、明日の午後12:54です。
コンコースで待つ乗客たち。あの乗客たちは、どこに向かうんだろう。
そろそろプラットフォームに向かいます。
それにしても開放的な駅です。いわゆる鉄道のスタッフがほとんどいません。チケットもWEBで購入するのが当たり前なのか、チケット売り場もあまり見当たりません。
アナウンスもまったくありません。
そして、なんの荷物検査もありません。
これが、ヨーロッパの駅のスタイルなのでしょうか。
3ヶ月前に、新疆ウイグル自治区を列車で旅してきた身にとっては、とても信じられません。
中国では、駅に入るまでにチケットを3回も確認され、ホームにもいけません。
開放的なのは、治安の良さ、あるいは民度の良さを表してるんでしょう。
日曜日の夕方、「ストックホルム・セントラル」駅は、とても賑わってました。
開放的なプラットフォームへ。
Stocholm Centralの文字がカッコいい。
「鹿児島中央」を、バス停みたいな名前だと思うのは私だけかな。
歴史ある「西鹿児島」を改称するなら、せめて「鹿児島 Central」ぐらいにしたほうがよかったのに。
ナルヴィク行きは16:12の発車。
入線してきたナルヴィク行きの列車
まだ列車は入ってませんね。
日本では、あまり見かけない行き止まりの線路。
列車を引っ張る機関車も付け替えなくてはならないから、素人ながら大変だろうと思います。
合理的なヨーロッパらしくないですね。
15時50分頃、発車の約20分前になって、ナルヴィク行きが入線してきました。
これから、陸路でノルウェイに向かうんです。ワクワクしてきました(笑)
無骨なカッコいい機関車です。
ストックホルム ⇒ ナルヴィク 寝台列車のコンパートメント
中国などの列車のように、それぞれの車両の前に車掌さんなどは立っていません。チケット持ってるんだから、自分の部屋はわかるだろ、って感じです。
なので、チケットを持っていなくても乗れてしまいます。
そのかわり、乗る車両を間違えないようにしなくてはなりません。どうも、この列車、全車両が終点のナルヴィクまで行くわけではないようなので。
私の部屋は、9号車の34番。コンパートメントです。
どうも2人部屋を1人で占領するようです。
この部屋、実は2,000クローナ(22,000円)もしました(#^.^#)
たぶん、この列車で一番高い部屋ですね。
もっと安い部屋でよかったかな・・
高い部屋だけあって、トイレとシャワーがついていました。
トイレとシャワーは、こんな感じです。
ちなみに、コンパートメントにシャワーが付いてる列車に乗るのも人生初体験。
発車まで、まだ少し時間があるので、もう一度ホームを歩こうと思いました。
ちゃんと、この車両はナルヴィク行きであることを確認しながら。
私の乗る9号車。見た目は、すごく古ぼけています。
隣のホームに颯爽と入ってきた列車は、どこか近代的な雰囲気。
だって、2階建てですよ。
それと比べると、わが列車は、よく言えば重厚的。悪く言えば古色蒼然。
ま、オリエント急行に見えなくもないですからね(笑)
ちなみに、列車の前方のほうには、違うスタイルの車両が連なっています。
せっかくの列車旅なんです。
ホームを歩き回って、いろんなものを探検します(笑)