ガムラ・スタンの「大聖堂」付近には、レストランがいっぱいあります。
その中の一つ、「KAFFEGILLET」というメニューに日本語が併記されているレストランに入りました。
「フィッシュスープ」のランチ
場所はここです。ほんとに、「大聖堂」のすぐそばです。
この旅では、まだ日本人を目にしていませんが、日本語メニューもあるということは、それなりに需要があるんでしょうか。
スタッフのおススメで、フィッシュスープをオーダーしました。
もちろん、ビールも。
ガムラ・スタンの入り口リーダーホルム教会を訪れたのが午前10時半。
5時間でガムラ・スタンを回るつもりで、ここまで3時間経過しました。
料理がくるまでの間、あと2時間、どうやって効率的にガムラ・スタンを歩こうか、「地球の歩き方」とmapsmeをつき合わせながら作戦を立てます。
「フィッシュスープ」がきました。
具は野菜というよりニンジンなどの穀物のほうが多く、とてもおいしかったです。
値段が高いのは織り込み済み。290クローナ(3,190円)でした。
レストランで2食、施設の入場2ヶ所、これで、昨日両替した1万円はほぼなくなりました(笑)
腹ごしらえして、レストランを出ます。見上げれば、ほんとに「大聖堂」のふもとでした。
ガムラ・スタンをただブラブラと
わっと、人だかりが。時間からして、徴兵交替式でしょう。
大広場
王宮の反対側に向かうと「大広場」に出ます。
1520年には「ストックホルムの血浴」が起きた場所。
こんな平和な光景からは想像もできないですが、デンマークのクリスチャン2世の侵攻に抵抗した貴族たちが処刑され、この大広場は血に染まったそうです。
スウェーデンとデンマークが敵対していたのは、ここに来るまで恥ずかしながら知りませんでした。
大広場から見える「大聖堂」。
ヴェステルロングガータン通り
「大広場」から西に一段下がったところにある通りが、「ヴェステルロングガータン通り」。
13世紀ほどから栄えている古い通りとのこと。
日曜日の午後に入ったこの時間、観光客でいっぱいです。
「ヴェステルロングガータン通り」と書いてありますね。
たしかに、いろんなお店が並んでいます。
ここで、お酒を飲んだら1杯いくらだろう? ちょっと気になります。
庶民ぽい人たちが、ふつうに飲んでるんだけどなあ。
このみかんはジュースに使ったのかな。
モノは豊富なようですね。
一歩路地を入ると、こんなに静かになる不思議。
南に下ります。
モーテン・トローツィグ・グレン
「ヴェステルロングガータン通り」から、脇に入った通りが、「モーテン・トローツィグ・グレン」。ガムラ・スタンで最も狭い通りです。
ちなみに、この標識は、「ヴェステルロングガータン通り」側から歩いてきて、抜けた場所のサイン。
幅は90cmほどしかなく、やはり観光名所になっている模様。
かんたんに両手が壁についてしまいます。
黒人の大男と遭遇したら、すれ違うのにも難渋する通りでした。
鉄の広場
狭い「モーテン・トローツィグ・グレン」を抜けて、さらに南に下ると、また広場に出ますが、ここは「鉄の広場」。
今でもスウェーデンは鉄鉱石の産出国ですが、昔から盛んだったのでしょうか。
産出した鉄を運び出すまで、ここに保管しておいたので、「鉄の広場」と名づけられたそうです。
噴水かと思ったら、これは鉄の計量器。
広場の隅に立っている像は、Evert Taube氏という、スウェーデンでも代表的な詩人だそうです。
そして、また、ぶらぶらと散歩。午後になって太陽も出て、暑くなってきました。
ブルゾンを脱いで、Tシャツ1枚になります。
そして、この銅像の角を曲がります。
シェップマンガータン通り
それが、「シェップマンガータン通り」。これで、「シェップマンガータン」と読むんだね。
ストックホルムで最も古い商店街とのこと。
古いのはいいけど、石畳がけっこうきつい。靴底の薄い靴を履いてきてしまったので、足の裏が痛くなってきました。
「シェップマンガータン通り」を抜けると、再び「大広場」に出ます。
足の裏が痛いので、少し休憩。午後になって、観光客も一気に増えましたね。
休んでいるうちに15時近くになってきました。そろそろタイムリミット。
ぼちぼちホテルの方に戻るとします。
「王宮」の内部を見学して、ランチを食べ、見所という見所はすべて回って5時間でした。
もちろん、「ヴェステルロングガータン通り」沿いのお店など1軒1軒冷やかすなんて時間のかけ方はしていませんが、私的には、ガムラ・スタンは5時間で十分だったかな。
フィンランド教会
ホテルに帰る途中、最後の寄り道。フィンランド教会です。
ここは、このわずか14cmの像が名物らしい。私も小銭を贈りました。
「王宮」の前に出ました。もうすっかり晴れてきました。
そして、国会議事堂をくぐって本土へ。
この可愛い顔は誰なんでしょう。それとも、ただたんに目と口の場所に王冠を置いただけ?
橋を渡って。
ホテルに向かいます。
mapsmeの地図に従って歩いていると、公園の中をショートカットするコースが案内されます。
でも、その公園にあったのが、クララ教会。
ストックホルムの街を歩いていて、いつもてっぺんだけ見えていたんですが、真下から見上げることができました。
トラムの走る通りを渡って、ホテルに戻りました。
これで、ストックホルムの観光は終わりです。
丸一日しか滞在できなかったけど、「水の都」ストックホルムの美しさは、十分感じとることができたので大満足です。