さて、ストックホルム・セントラル駅の事前調査を終えて、ストックホルム市庁舎にやってきました。
フィヨルドに突き出した敷地が、いかにも北欧らしい。
ストックホルム市庁舎 見学ツアーに参加
この市庁舎は、ノーベル賞受賞者の記念晩餐会が毎年開かれるということで有名ですが、見学、つまり中に入るためには、ツアーに参加する必要があります。
そのツアーは、現地(つまりここ)で申し込み、9時から30分間隔ではじまるというWEBの情報をもとに、ここにやって来ました。(冬季は、もう少し開催時間が短くなるとの情報もありました)
ちなみに、市庁舎の中ではなく、併設されている塔(タワー)の登頂ツアーというのも開催されているようで、それも同じように申し込み制で、こちらは40分間隔とのこと。
さすがに、朝早すぎて、誰もいないかな。
と思ったら、開館を待つ観光客がいっぱい待機してました。
大丈夫かな、満員で次の組! なんてことにならないかな・・・
チケットオフィスは、運河に向かって右側の建物の中にありました。
カウンターに出向くと、案ずることなく9時の初回のツアーが押さえられました。
この「City hall」というステッカーをシャツに貼るように、背中のバッグは前で抱えるように、といった注意を一通り受けて、お金を払います。
120クローナ(1,320円)。私の持っている古い「地球の歩き方」では110クローナになってますから、値上がりしたんですね。
これで、昨日両替した1万円の約半分がなくなりました(笑)
ツアーは言語ごとに組まれているようです。さっき、たくさんいた観光客は中国人。中国語のツアーも2時間おきくらいに設けられてました。もちろん、日本語バージョンは、なしです(笑)
9時発の英語組み参加者は10名くらいかな。
青の間(ブルーホール)
英語の解説が始まりました。
まず入ったのは、ノーベル賞晩餐会が行われる青の間(Bla hallen)です。
実際の晩餐会では、1,300人ほどのゲストが招かれるらしい。
当日は、テーブルやら椅子やらで装飾されるようですが、1,300人も入れるのかな。ちなみに、赤レンガで囲まれているのに青の間(ブルーホール)ですが、最初は、壁も含めて全部青に塗る予定だったそう。
青だとどんな感じになるのか想像もつかないですが、今のこの感じのほうが落ち着いていていいですね。
この左隅の女性がガイドさん。スウェーデン人だと思いますが、びっくりするような美人でした(笑)
正直、私は英語力のなさが恥ずかしかった・・・
上に上がります。
廊下ひとつとっても格式の高さを感じます。
市民の結婚式などにも使われているということですから、親族などの待合室かな。
議会の間
ガイドさんの説明が続きます。
最初、ここでノーベル賞を決定したりするのかなんて思ってしまいましたが、ここは議会を行う場所です。
ほんとに最初は、これでノーベル賞を投票するのかと思った(笑)
隣にいた英語を話す紳士に、「パーラメント」と言われてわかりました。ここは市庁舎ですもんね。
天井がすごいです。詳しいことはわかりませんが、ヴァイキング・ルネッサンス様式だそうです。
では、議会の間をあとにします。
ここは市民の結婚式が行われるオーバルルーム。
王子のギャラリー
王子のギャラリーだそうです。
逆光になるので撮っていませんが、この右手には湖畔を歩いたメーラレン湖が広がっています。
「ストックホルムの岸辺」というフレスコ画。
黄金の間
ツアーの最後は「黄金の間」でした。ここは、ノーベル賞授賞パーティの舞踏会が開かれる場所とのこと。
1,800万枚の金箔で飾られているので、文字通り金ぴかです。
やっぱり、どの国でも、金はもっとも重宝されるのかな。
これは、黄金の間の北壁に描かれている「メーラレン湖の女王」。
この女王は世界の中心に座っていて、左側が西洋諸国、右側が東洋であるとのこと。たしかに、右側にはゾウまで描かれていますね。
鮮やかな黄金の間でした。
これで、見学ツアーは終了。美人ガイドさん、お疲れ様でした。
所要時間、約1時間でした。
英語のツアーに参加するたび誓うこと。もっと英語力を磨きたい!
本人の努力次第なんですけどね(笑)
最後は、スタッカーをここに貼る観光客が多いんですね。私も貼っておきました。
出口に向かう通路にあるお土産屋さん。
せっかくなので、キーホルダーを買いました。
館内はけっこう蒸してましたが、外に出ると冷気が気持ちいい。
この外壁だけでも赤レンガ800万個を使っているそうです。
反対側にあったのが塔(タワー)への入り口。
別途入場料がかかるし、今日は曇りなので割愛します。晴れてれば、ストックホルムの美しい町並みが望めることでしょう。
メーラレン湖を臨む裏庭へ。
その向こうがガムラ・スタンです。
現在、午前10時10分。少なくみても5時間ほど歩けるはずです。さっそく行ってみましょう。