カルタゴ遺跡を、徒歩4時間で制覇。
満足感を伴いながら、TGMの駅に向かいます。
今日の予定は、もう特になく、シディ・ブ・サイドに戻ってもいいんですが、このまま郊外電車TGMに乗って終点まで行けば、「ラ・マルサ」という静かな高級住宅街があるというので、行ってみることにしました。
高級住宅街なんて、およそアフリカのイメージとは異なりますが、知らない町を歩くのは大好き。
それに、もう14時です。「ラ・マルサ」の町で遅いランチにするつもりです。
TGM乗車「カルタージュ・サランボ」駅 ⇒ 「マルサ・プラージュ」駅
今朝も乗ったチュニスの郊外電車TGMの駅へ。
これは「カルタージュ・サランボ」駅。カルタゴ遺跡で最後に訪れた「トフェ」から歩いて5分程度でしょうか。
駅舎、というかチケット売り場。
終点のマルサ・プラージュまで9駅。やはり1ディナール(≒38円)しませんでした。
でも、1人1人に、こんな風にチケットを売っていたら、とても収拾がつかないとは思うんですが、地元の人は定期券とかあるのかな。
それにしても、汚い。
ホームの柵まで青と白の基調を守って、それなりに美しいのに、ゴミだらけなんてもったいない。
カルタージュ・サランボ駅の風景。
異国の駅って、雰囲気あっていいですね。
反対側の、チュニス・マリン行きの電車がやって来ました。2両連結で可愛らしい。
おいおい、危なくないか?
チュニス・マリン駅に向かって、発車していきました。
代わりにやって来た、マルサ・プラージュ行き。
今度は、ふつうに2等車に乗ります。
車内の様子。これがチュニジアの電車ですか。
椅子がかわいい。学校の教室にあるようなイスです。
それにしても、ドアを開けたまま発車するのはやめてほしい。
途中の駅。
ちなみに、終点のマルサ・プラージュは、シディ・ブ・サイドの3つ先の駅です。
わずか10数分で、終点のマルサ・プラージュ駅に到着。
こんな短い旅でも、異国の乗り物に乗るのは、心がときめきます。
行き止まりの終点です。
ここまで乗ってきた乗客たちと、駅の外に出ます。
ラ・マルサ街歩き
さて、ラ・マルサには、何があるんでしょうか。
高級住宅街ということしか知らずに歩きます。
先入観があるからかもしれませんが、街並みも歩いている人も、垢抜けています。
ますます、アフリカにいる気はしません(笑)
駅前ロータリー。
駅前の道をまっすぐ歩いてみます。
路地を通して見えた地中海。
そして、地中海が広がります。
たしかに高級住宅街という感じですね。
オスマン帝国時代は、権力者たちの別荘地だったそうです。
今は、首都チュニスに勤める高級官僚たちの住宅街なのかな。
いずれにしても、観光地でもないふつうの町を、あてもなく歩くってのは、気分がいいですね。
スパイシーなケバブに満足したランチ
さて、ランチを食べる場所をさがしますか。
おお、ここでいいです。
案内してくれたお兄さんは、流暢な英語。たまには、外国人も来るのかな。
値段もふつうのようです。
目の前で肉が回っているのを見て、ケバブを注文。
お兄さんが、「何をいれる?」と聞いてきましたが、「全部入れて。」
「スパイシー、OK?」もちろんです。
そして、でてきたケバブ。やっぱり、ケバブは美味しい(^.^)
野菜たっぷりだし、スパイシーも効いて、超グッド!
コーラとあわせて7ディナール(≒266円)でした。
食後の散歩。向こうに見えるのは、教会かな、モスクかな。
グーグルマップによると、モスクです。名前はわかりませんが。
さて、シディ・ブ・サイドの町に戻りましょう。
再び舞い戻ってきたマルサ・プラージュ駅。
たまたま、電車が到着したっぽい。ラッキーです。
まあ、15分間隔ぐらいで走ってるんですけどね。
今日は元日。
初日の出からはじまって、カルタゴの遺跡を見て、ラ・マルサの町も散歩できて、チュニジアの電車で、生活に触れる。
まだ終わってないけど、最高の1日。とてもよい2020年の始まりかたです。
シディ・ブ・サイド駅に到着。
まだ15時前です。ホテルで一休みしてから、夕暮れの地中海でも眺めに行きますか。
シディ・ブ・サイドは、観光客だけでなく、チュニジアの人たちもいっぱい降ります。
チュニスとかに住んでる人たちにとっても、美しい地中海が眺められる場所として、人気のスポットなんですね。