年末年始 チュニジアへの一人旅 出発まで

さて、生涯3度目となるアフリカ大陸上陸となる旅、チュニジアです。

そして、生涯3度目となる、外国で過ごす正月です。

年末年始の一人旅にチュニジアを選んだ理由

現役サラリーマンにとって、年末年始は、年に数回とない限りあるまとまった休暇です。

この時期を利用して高飛び(古い!)する人も多いと思われます。

ところで、なぜ、チュニジアなんでしょうか?

弾丸旅行に適しているチュニジア

理由は簡単。

アフリカ大陸56カ国のうち、弾丸旅行ができそうな国は限られてるからです。

まったくもって私見ですが、

アフリカで弾丸旅行がしやすい国は、エチオピアモロッコエジプトチュニジア南アフリカ共和国ケニア、の順でしょうか。

弾丸旅行ができそうな、というのは、私にとって

  • 弾丸旅行に適した(すなわち時間を有効に使える)フライトスケジュールがある。
  • そのフライトは、概ね正常に運行される。
  • 宿泊施設を日本から予約できる。
  • 政情が概ね安定し、治安が極端に悪くない。

上記のような国を指します。

要するに、勤めを終えてその日の夜に出発し、そして出勤前夜に帰って来れる国です。

エチオピア航空はアディスアベバに直行便があるし、ターキッシュエアラインズはイスタンブールで、カタール航空ならドーハ乗り継ぎで行ける国ですね。

なぜ、アフリカ大陸なのか

これも簡単。私は、安定の先進国より、新興国の活気や緊張感を味わいたいから。

正月でも人々が通常の日常生活をする国

カナリア諸島のテネリフェ島に行きましたが、当たり前といえば当たり前だけど、お店がどこも閉まってた(笑)

そういう国では、せっかく訪れても夜の町を楽しめなかったり、不便だったりする。

チュニジアの年末年始がどんな按配かは、情報不足で詳細はつかめませんでしたが、元日の1月1日はみんな休むけど、1月2日からは普段どおりの生活リズムに戻るという、若干不確実性の高い情報に賭けました。

以上が理由で、年末年始の旅先としてチョイスしたチュニジア。

いつも通り、チュニジアに思い入れがあったから行くのではなく、行けそうなので行くという逆説アプローチ。

そして、できあがったスケジュールがこちらです。

チュニジア 4泊7日 弾丸旅行スケジュール

日付

午前

午後

宿泊地

12/30(月)

 

成田23:00発

機内

12/31(火)

イスタンブール5:45着

イスタンブール観光

イスタンブール14:25発

チュニス15:40着

シディ・ブ・サイド

1/1(水)

カルタゴ観光

カルタゴ観光

シディ・ブ・サイド

1/2(木)

シディ ⇒ スース

スース観光

スース観光

スース

1/3(金)

スース ⇒ チュニス

チュニス観光

チュニス観光

チュニス

1/4(土)

チュニス観光

チュニス16:05発

ドーハ23:20着

機内

1/5(日)

ドーハ1:55発

成田17:45着

 

日程をたてていて感じたのが、チュニジアの広さ。

ちょっと、チュニジアをなめてました(笑)

正味3日半では、とてもとても見切れません。

さすが、元古代ローマ帝国だけあって、遺跡や旧市街など見どころが非常に多い。

どことどこを見るのか、アタマが痛くなるほど格闘した末にできたスケジュール。

遠征はできないので、首都のチュニス、カルタゴ、シディ・ブ・サイド、そしてスースに絞りました。

街の位置関係は、上のグーグルマップの通り。

首都チュニスの近郊に、カルタゴとシディ・ブ・サイドがあり、その150kmほど南方にスースがあるという位置関係です。

それぞれ、特色のある町であり、遺跡なので、出会えるのが楽しみです。

前述のように、本当にチュニジアには魅力的な街や遺跡が多く、あと3日あれば、弾丸でチュニジア全周遊が可能だったのですが、欲をいえばキリがない。

将来、世界一周でもする機会にめぐり合えたときのために、楽しみをとっておく事にします。

フライトスケジュール

  航空会社 便名 フライト

乗継ぎ時間

往き

ターキッシュ

エアラインズ

TK53

成田23:00 ⇒ イスタンブール5:45

8時間40分
TK663

イスタンブール14:25 ⇒ チュニス15:40

 

帰り

カタール航空

QR1400

チュニス16:05 ⇒ ドーハ23:20

2時間35分
QR806

ドーハ1:55 ⇒ 成田17:45

 

往きがターキッシュエアラインズ、帰りがカタール航空という変則チケット。

フライトチケットは10万円なのに、税その他が4万円加算されて14万円のチケットです。

往き帰りの飛行ルートは、こんな感じになります。

ターキッシュでの成田夜発は、今まで幾度となくお世話になった、おなじみの弾丸スケジュールですが、今までより時間が繰り下がって23時発となっています。

これは、成田空港の発着時間が23時から午前0時に拡大されたことによる措置です。

私の住んでいる千葉県の地元紙では、「成田空港1978年の開港以来の発着時間延長!」と騒いでましたが、国際空港なら、24時間稼動は当然でしょ。

祝賀ムードに水を差すようで申し訳ないけど、ちょっとグローバル感覚からずれてるよなあ。

初経由となるイスタンブール新空港

ところで、そのターキッシュエアラインズでの旅立ちについて、今回楽しみがあります。

2019年4月に全面開業した「イスタンブール新空港」。

年間9,000万人を受け入れられる、面積も成田空港の8倍という世界有数の巨大空港です。

ターキッシュエアラインズのフライトは、すべて従来の「アタチュルク国際空港」から切り替わったため、今回のトランジットはもちろん「イスタンブール空港」。

この空港が、果たしてどんな演出をしてくれるのかを見定めたくて、8時間40分の乗継時間を確保しました。

空港施設を見学するだけなら、8時間40分もいりませんので、イスタンブールの弾丸観光ができないか画策するつもりです。

イスタンブールは、経由地としては、しょっちゅう通過しますが、訪問するのは4年ぶり。これも楽しみです。

チュニジアの治安

最後に、気になるチュニジアの治安です。

チュニジアでは、2015年から大規模なテロが連続して発生し,なかでも2015年3月に発生したバルドー国立博物館襲撃テロ事件では、日本人3人を含む22人がお亡くなりになるという痛ましい事件が起きています。

それを受け、本邦外務省は、チュニジア全域にわたって、渡航にかかる危険レベルをレベル2以上に引き上げ、「不要不急」の渡航を自粛するような勧告を行いました。

それから3年たち、チュニジア治安当局のテロ掃討対策が一定の効果を見せているとして、北部のチュニスおよびその周辺地域の危険レベルが1に下がりました。

危険レベルが1になったことで、私のような観光旅行者が「注意しながら」渡航できるようになったわけですが、外務省の危険レベルはあくまで目安。

自分の身は自分で守るのは当然で、年末年始ということもあるので、気を引き締めて歩かなくてはなりません。

ちなみに、トランジットの間に弾丸観光する予定のイスタンブールでも、3年前の1月1日の元日に銃乱射事件が起きています。

私が、今回訪れるのは12月31日(゜o゜) 気をつけましょう(笑)

番外編:ダイバーシティを感じた仕事納め日の休暇

ここからは、あまりにくだらないので、サラリーマン以外の人は読み飛ばしてください(笑)

 

2019年の年末カレンダーでは、私の会社では12月30日(月)が仕事納めになっていた。

でも、カレンダーを見ればわかるように、この12月30日を休めば、前後の連休につながり9連休となる。当然これも知っていた。

しかし、私は、まがりなりにも管理職

さすがに、年の瀬の仕事納め日を有給休暇とするのは、はばかれた。役員などへのあいさつも必要だし。

ところが、12月30日に出勤し、周りの管理職を見て呆然・・・

仕事納め日に休んでやがる~~~・・

なんなんだ、こいつらは~~~・・

係長やスタッフが休むのは全然問題ない。

むしろ、私の勤める会社は、積極的にそういうことを推奨するホワイト企業です。

 

しかし、いちおう管理職ですよ。

しかも、休んでいる管理職は1人や2人ではない。

そりゃないだろ・・!

管理職にも節度ってもんがあるだろ・・!

と、叫びたくても、奴らは席にいない。

この仕事納めの12月30日を休めば9連休。

一世一代の不覚! チュニジア、ほかにも行きたい場所がたくさんあったのに、プラス3日あれば、もっといろいろ回れたのに(ToT)/~~~

 

私は、自分で、積極的に社会の変化に対応している人間だと思っていた。

でも、今回の件でわかった。自分は、まだまだ古い人間だと・・・

管理職が仕事納め日に有給休暇を取得して連休を伸ばすなんて、ダイバーシティ的考えそのもの。

 

考えてみれば、事前に根回ししておけば、そんなもん簡単なことだった。

管理職は仕事納め日は休んじゃいかんだろ、と古い慣習にとらわれ勝手に思い込んでいた。

来年は、もっと柔軟にものごとを考えなくてはならない。

 

自分をそう戒めながら、たいして仕事のない仕事納め日に出勤

ちょっと工夫すれば9連休になったのに、アタマの固い自分のせいで6連休になってしまった。

3日減ってしまった。3日も減ってしまった・・・

せっかくの6連休なのに、9が6になってしまったことを後悔しながら成田空港に向かうのでした。