クルーズ船は、ブルネイ川をゆっくりさかのぼっています。ずっと甲板に出ているのは私だけ。みんな冷房の効いた船室に入っています。
薄暮の中に次々と現れるモスク
ダウンタウンの建物の隙間から、オールドモスクが見えました。
まさに薄暮という感じ。甲板をかけぬける風も、若干涼しくなってきました。
反対側には、相変わらず水上住宅の群れ。そこに、忽然と現れるトヨタの看板。
トヨタの独占かい、と思いましたが、中国銀行に切り替わりました。可動式だったんですね。
このオールドモスクはブルネイの象徴。正式名称は「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク」という、試験に出されたら、なかなか暗記に苦しむような長さです。
夜になるとライトアップされるというので、クルーズが終わったら、ホテルから歩いて行ってみるつもりです。
そして、西の空に輝いているモスクも登場。mapsmeで見ても名前がよくわかりませんでしたが、よく見れば、その向こうにもう一つある。
とにかくモスクだらけです。
このあたりまで上流にさかのぼると、ダウンタウン側の川岸にも水上住宅が広がります。
クルーズ船は、ブルネイの国旗をなびかせて走ります。
水上タクシーかと思ったら、全員救命具を着てる。観光船でしょう。
アジアの夕暮れって感じですね。
甲板で写真を撮り合っていた、仲の良い親子。何人だろう?
クルーズ船の案内リーフレットによると、ここが「JONG Batu」と呼ばれる折り返し地点。
この向こうは、マレーシアです。
少し船内で涼んでみました。熱帯地方の川くだりですから、やっぱり冷房はありがたい。
なぜかカラオケボックスのある2階には、誰もいない。
水上住宅の船着場のサインにネオンが灯りました。
水上住宅というと、どこか原始的な想像をしますが、あの中は、エアコンやDVDプレイヤーなど、近代文明が張りめぐらされているそうです。
ちょうど、夕餉時のようですね。
名前のわからないモスクにさようなら。
そして、また近づいてきました、オールドモスク。
ライトアップしかかってますね。あの手前の額縁のような四角いモニュメントはなんだろう。
ブルネイ川のサンセット・クルージング。見事な演出です。
ダウンタウンにも、灯りがともりはじめました。
その隙間に浮かび上がるオールドモスク。
水上集落におとずれる夕暮れ。
そして、完全に夜のとばりがおりました。
そして、再び、ブルネイ橋が近づきます。
ライトアップされたブルネイ橋。そんなにケバケバしさは感じないね。
そして、2時間のブルネイ川クルーズの終了です。
サンセットクルーズの名の通り、夕暮れ時間帯に合わせたクルーズ、最高でした。
ちょうど、そこへ、あのホテルスタッフの兄さんが迎えにきてくれました。ありがとさんです。
今度は、クルマの中から眺めるブルネイ橋。
幻想的なオールドモスク
ほんとに親切なホテル。きっちりホテル前まで送ってくれました。
このまま、徒歩で、おそらくライトアップされているだろうオールドモスクを見に行きます。
途中の商店街。商店やレストランなんでもあります。夕食は何にしようかな。
床屋さんもありますよ。少し立って眺めていたら、「切らないかい?」とはさみをチョキチョキ。
ユーモアのある人たちです。
数分でオールドモスクに着きました。
おお、やっぱり、ライトアップされてる!
すごい! しかし、駐車しているクルマが邪魔。もっと、いいアングルはないかな。
おお、この位置ならいいかも。しかし、鉄格子があって、実はカメラを上に持ち上げて、ファインダーを見ずにシャッターを切っています。
こういうとき、バリアングルモニタがあると、便利は便利。
でも、何回かシャッターを押しているうちに、ハマってきました。
ラグーンに反射する光がなんともいえませんね。
もっと西のほうへ。
お、ブルネイにも進出してましたか、ペッパー君。
さっきの鉄格子つきの画像。
この時間から露店開きですか。
クルーズ船から見えた、さっきの四角いモニュメントは、やっぱり額縁でしたか。
みんなで撮りあってます。
おお、ハマりましたね。
なかなか楽しい、ブルネイの夜です。
では、そろそろ、帰ります。
チキンライスの夕食
台湾料理、タイ料理、いろいろ並んでましたが、マレーシア料理の店に入りました。日本料理屋もありましたよ。
注文をとりにきた娘さんに、おすすめのチキンライスをオーダー。
地元のお店という感じです。
暑くてのどが渇いています。まずは、オレンジジュース。水は飲んで大丈夫かな。
運ばれてきたチキンライス。ちょっと甘めのスープだったのには、少し閉口しました(笑)
店員の女の子の口にはあってたのかな(^.^)
そして、ホテルの部屋に閉じこもって、日本からはるばる抱えてきたワインで乾杯です。
昼までシンガポールにいて、ブルネイにやって来て、クルーズ船に乗って、闇夜に浮かぶモスクを見て、甘いチキンライスを食べて、それなりに充実した1日が終了しました。