水上タクシーの運転手(というのかな?)に、「セーフティに行ってくれ。」とお願いします。
昨日のクルーズ船から見た水上タクシーは、歩行者を優先する道路上のクルマとは真逆。暴走族よろしく飛ばし放題だったので、あらかじめ念を押しておきます。
ちなみに、今回1時間20ドルでチャーターしましたが、ただ対岸に行くだけなら、たぶん1ドルです。
スリル満点 水上タクシーに乗車
水面が手に取るように近い。なかなかのスリルです。
ほんとに水上タクシーは日常の足のようです。スカーフを覆ったイスラム女性2名が乗車。
昨夜も見たオールドモスク。
こちらのタクシーは安全運転ですが、ほかのはガンガン飛ばしてる。当然、波が押し寄せます。
いちおう救命具は着けていますが、揺れる揺れる・・
のんびり走っていると、すぐに追い抜かれます。
運転手に「事故はないのか?」と聞くと、「たまにある。」との返事。マジかよ・・
運転手曰く、由緒ある場所のようでしたが、聞き取れず。
間近で見る水上集落の生活
水上集落を間近に見ると、迫力あります。
運転手に、「クルーズはもういいから、どこかに上陸したい。」と、うったえます。
それでも、運転手は、これがオレの仕事だとばかりに、自慢たっぷりにモスクを見せてくれます。
でも、私は、水上集落のほうがいいなあ・・
「あそこのガートに着けてくれ」、と言うと、「まあ待て。あれは、人の家だ、少し待て。」
ほんとかな。JETI7と書いてあるけど。
まあ、でも、間近で眺めているだけでも楽しい。
運転手曰く、この集落の住民は、みんなボートを所有しているとのこと。
「台風とか、来ないのか?」と聞くと、意味がわからない顔をする。
「台風だよ。タイフーン。」
ようやくわかったらしく、めったにこない、との答え。そうなんだ・・
この川が荒れることは、ほとんどないらしい。
「あそこを歩いてみたい!」と言うと、「あそこは危ないから、ちょっと待て。」
「モーメン、モーメン、ウエイト、ウエイト」を繰り返します。どこか、観光にいい場所に連れて行ってくれるんだろうか。
水上タクシーも、手を上げて停めるんですね。
おお、なんか、探検しにいく気分。
これは面白い。生活の匂いを感じます。
ブルネイの水質は素晴らしく、水道水を飲めるアジアでは数少ない国。
でも、ブルネイ川の水は、ちょっとよどんでいます。
運転手が気を利かして、迷路のような水路を行ったり来たりしてくれます。
これだけでも、ブルネイに来た甲斐がありました。
あの番号は、どういうルールで付けられてるんだろう?
おお、落ちないでくれよ。でも日常の光景のようです。
狭い水路でも飛ばす水上タクシー。
観光客もいますね。
水上集落の徒歩探検
私も早く上陸したい、と思い始めた頃、運転手はボートをガートに近づけました。
運転手は15分後に迎えに来てやる、と言って去っていきました。
これは、通常のガートより大きめのガート。
そして、安全な通路。運転手は、私を生粋の観光客と思ったんでしょう。
超安全な場所でおろしてくれたようです。
しかし、超安全では面白くない。
あの中国人らしき団体も、集落めぐりツアーかな。新興住宅のほうに入っていくようです。
私は、反対のほうへ。
こんなの自己責任ですよね。
足元全然揺れないし。
水上で飼育されているニワトリ。
材木、あるいは鉄骨の支柱の上に、ふつうに家が建っている、不思議な光景です。
観光客の中には、落ちる人もいるんだろうな。
歩くと、ミシミシいうところもあります。なかなかスリルがあります。
あの自転車は、水上タクシーで本土に運んでから乗るんだね。
ちゃんと、商店もありますよ。
こちらは、どなたかの家のトレーニングルーム?
猫もいます。
新興住宅のほうにも回ってみました。ちょうど今、乾季から雨季への変わり目なので、雨季になれば、水に浮いた形になるんでしょうね。
その水の枯れた新興住宅の湿地めがけて飛ばす水上タクシー。
雨季は、どこまで水かさが上がるんだろう。
わずかな時間でしたが、なかなか楽しい、水上集落の探検でした。