ウラジオストク到着 滞在登録でホテルに軟禁状態【シベリア鉄道旅行記 #3】

3日目の朝、目が覚めて、部屋の丸窓から外を見ると陸地が見えました。

まぎれもなく、沿海州 ユーラシア大陸の陸地です。

船で、ユーラシア大陸に渡った、旅人特有の達成感が湧き起こります。

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緊張のロシア入国

いよいよロシアですね。ロシア語まったくわからないけど、イミグレ大丈夫かな・・

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「ウラジオストク」と書いてあるんでしょうね。

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税関か入国審査の女性。厳しい表情。

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緊張の入国審査。

いろいろ質問を受け、時間はかかりましたが、なんとかパス。

免税店のあるフロアまで上がり、ガラス戸を開けると、そこは、ウラジオストク駅をまたぐ陸橋の端でした。

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ウラジオストク駅前からホテルに移動

そして、その陸橋を渡ると、そこはウラジオストクの駅前。

地図によると、今夜のホテルは駅前をまっすぐに、約1キロほど登った丘の上にあるようです。まずは、そこに行く必要があります。

それにしても、建物の外観は完全にヨーロッパ。異国の雰囲気満点です。

久しぶりに異国の地に立った達成感で、恥ずかしながら、武者震いがしてきました(笑)

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しかし、スーツケースをゴロゴロ押してる人間なんて私だけ。一目で観光客と分かります。

そして、まだ例のビザ登録を受けていない状態

警官に職質されたらどうしよう、とビクビクものです。

正直、街の景観を楽しむ気分ではありません

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こんな道を、外国人がスーツケースを押して数十分・・

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日本海の絶景

冷や汗と暑い汗、両方かきながらようやく丘の上にたどりつくと、突然、視界に濃い青い海が広がりました。

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ヨットも浮かんでます。

まわりに誰もいないので、緊張が解け、ようやく旅心地のようなものが沸いてきました。

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「ウラジオストク ホテル」にチェックイン

疲れも忘れて、しばらくたたずんでいましたが、背後にあるホテルが、目的の「ウラジオストク ホテル」であることに気づき、中に入ります。

とりあえず、ビザ未登録状態で、警官の職質がなかったことに安堵。

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滞在登録終了までホテルに軟禁

フロント女性にパスポートとバウチャーを見せると、ルームキーと、明日乗る列車のチケットが手渡されます。

とりあえず、順調な手続きにホッとします。

しかし、パスポートは取りあげられ、返却は明日の朝とのこと。

ショックです。まだ昼なのに、本日は一歩も外に出られません。

滞在登録が終わるまで、ホテルに軟禁状態ですか・・・

1泊8,000円くらいの部屋です。ちょっと高いかな。と思いながら、カーテンを開けてびっくり。

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自分の部屋の窓の景色にしてみたい、というような景観でした

対岸の陸地は北朝鮮の方の方角かな。

快晴で、さわやか。外に出られないのがもったいない。

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ロシア号のチケット

することもないので、さっきフロントがくれたチケットを眺めます。

全く読めないけど、確かにロシア号のチケットのようです。

これで、モスクワまで行けるんだ。

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両替したルーブル紙幣

ホテルの中を散歩がてら、両替しました。

60ドルを差し出すと、1,680ルーブルになってかえってきました。1ドルが28ルーブル、1ルーブルが4円という計算です。

そのまま、隣の売店でビールを一本。30ルーブル(120円)です。安い!

しかし、外国のお金を使う瞬間は何ともいえません(笑)。

見慣れぬ紙っぺらの価値が頭になじまず、オモチャのお金のように見えるからかな。

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ウラジオストクホテルのランチ

時刻はまだ12時。

有り余る時間に、持ってきた地図を広げ、明日以降たどることになるシベリアの地図を眺め、思いをはせます。

することもないので、さらにホテル内を散歩。

レストランで遅いランチを食べることにしました。おしゃれなレストランです。

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メニューには英語が併記されてなく、仕方なく、150ルーブルのを適当に指すと、これがでてきました。シーフードパスタです。

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食事が終わると、ほんとにやることない。明日に備えて、早く寝てしまいましょう。

テレビをつけると、シベリア地方の天気予報をやってました。概して天気は良さそうです。

チャンネルを色々とかえると、NHKの衛星放送が受信でき、日本のプロ野球が史上初めてのストに突入したことを知ります。

アメリカでは、イチロー選手が相変わらず安打を量産してるようですが、私が日本に帰国する頃には、シーズン安打の世界記録を塗り替えているだろうか・・・

 

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