山口県の観光地として、真っ先に思い浮かべるのはどこだろう。
歴史好きの方なら萩、名勝好きの方なら秋吉台、インスタ映え(もう死語?)を狙うなら、日本海に浮かぶ島と本土を結ぶ角島大橋といったとこでしょうか。
山口県は、私の旅記録をみても九州へ通過するばかりであり、山口県を歩いた記憶に乏しいんですが、今回マイルで手に入れた週末旅。
レンタカーも確保しているので、まずは、山口県のほこる奇勝秋芳洞に向かってみます。
往復1時間で楽しめる秋芳洞探検
さて、8時半の営業開始に合わせて訪れた秋芳洞。
休日ですが、ほぼ一番乗り。まだ駐車場ガラガラです。
新山口駅前の「コンフォートホテル新山口」から、クルマで30分ほどでした。
秋芳洞というのは、知っての通り洞窟です。
その長さは総延長10㎞にもおよぶそうですが、観光として人が入れるのは1㎞の部分。
入り口は3か所あり、時間がない人でも、うまく見学できそうです。
私は時間があるので、オーソドックスに秋芳洞の正面入り口から入り、1㎞の洞窟を往復して来ようと思います。
お土産屋さんロードを進んでいくと、入り口が見えました。
ちなみに、この時間、お土産屋さんはほとんど閉まってます。
朝早すぎるからか、コロナだからか・・
観覧券をゲット。1,300円でした。
しばらく、森林浴の似合いそうな小道を進んでいくと、
洞窟の入り口が現れました。
秋に来たら、色とりどりで奇勝に磨きがかかりそうな風景です。
青く光る水も素敵。
青いから、リトマス試験紙つけたら青くなるのかな、と思いきや、酸性のはずなので赤くなるのでしょう。
では、本格的に洞窟の中へ。
洞窟の中は、やっぱりひんやりしてますね。
回りに誰もいないので、少し怖い(^^)
少し進むと、前方から人影が。私よりも早起き?
じゃなくて、目を見張る光景が。
これは、百枚皿。
石灰が蓄積した段丘です。
皿の数は500以上もあり、世界でもまれなスケールとのこと。
さらに奥に進みます。
特徴ある形になぞらえ名前がついた奇勝
石灰には、その特徴ある形になぞらえて名前がついてます。
さきほどの「百枚皿」ならぬ、こちらは「千町田」。
段々畑に水を張ったような光景。
鍾乳洞といえば、これですね。
「傘づくし」と呼ばれる石灰のつらら。
2cm伸びるのに250年かかるそうです。
ということは、20cmはあるから、2,500年???
これなんか、数億年たってそう・・
途中で、地上に抜ける場所。私は先へ進みます。
休憩できる場所もあります。
高さ15m、直径4mの黄金柱。世界でも類を見ない大きさらしい。
しかし、なんと、ピンボケor手振れww
画像補正して載せてますが、洞窟の中は、真っ暗です。
3億年のタイムトンネル??
ここからは黒谷案内所へぬける最終コース。
あいかわらず、立派な奇勝が続きます。
ようやく終点かな。
と思ったら、ヘンなトンネルが待ってました。
3億年のタイムトンネル。
3億年分の地球の歴史が描かれてました。
でも、この洞窟も、今の姿になるには、そのくらいかかったのでしょう。
出口です。ゆっくりと見学して35分かかりました。
公共交通機関で来ると、ここからバスに乗るのかな。
私は、今歩いてきた洞窟を引き返します。
もう一度「百枚皿」とご対面。
出口です。元気な男の子が走り抜けていきました。暗闇が怖かったみたい(^^)
帰りは25分。往復1時間で洞窟の見学終了です。
鍾乳洞は芸術ですね。はじめて来ましたが、見学の価値があったと思います。
私とすれ違いにやって来た校外学習の小学生?
あと30分遅かったら、巻き込まれてました(^^)
朝早くて閉まってたお店も開きはじめてました。
日本最大級のカルスト台地「秋吉台」の真ん中で何かを叫ぶ?
少々霧が出てきましたが、「秋吉台」の展望台にも行ってみましょう。
普段は、公共交通機関派の私でも、クルマがあるとこういうとき便利。
土曜日の朝です。朝早いとはいっても、なんでこんなに誰もいないんだろ?
かるく靄ってるので、少々色が薄いですが展望台からの眺め。
ここも初めてきましたが、これが日本最大級のカルスト台地ですか。
この下に10㎞の洞窟があるなど、にわかには信じられません。
展望台から、秋吉台の上に降りてみます。
この岩が、すべて石灰岩なんですね。日本は自然美に満ちた国と、つくづく思う。
早朝とはいってもすでに10時。誰もいない秋吉台を独り占め。
秋吉台の真ん中で、なにかを叫びたくなります(^^)
子どものころ、テレビドラマの刑事もので、容疑者が持っていた蝶が秋吉台にしか生息していないとして、そのアリバイをたしかめるため、老刑事が秋吉台を歩き回るシーンがあった。
はて、あのドラマはなんであったか?
そんなノスタルジックな気分にもなる秋吉台散策。
では、そろそろ戻りましょう。
秋芳洞に秋吉台。山口県屈指の景勝を堪能してまだ10時。早起きは三文の徳です。