さて、アジアからはじめた週末弾丸旅行も、ついに大陸を越えます。
トルコです。
トルコは、世界中の観光客を集める観光国。
2018年の統計では、約4,500万人を超える観光客がトルコを訪れ、これは世界第6位。
これより訪問する観光客の多い国は、フランス・スペイン・アメリカ・中国・イタリアしかありません。
国土には歴史遺産がたっぷりつまっていて、ヨーロッパのような落ち着きもあるのだから、人気があるのも当然かもしれませんね。
いつか行きたいと、ずっと思ってました。
週末弾丸旅行が可能なトルコ
ところで、私の着眼点は、弾丸旅行が可能であるかどうか。
すなわち、適度に安く、かつ時間を効率的に使えるフライトスケジュールがあるかどうかが、私のようなサラリーマンがアプローチできるかのカギとなるわけですが、それがあるんですね~!(^^)!
日本とトルコ・イスタンブールの間には、ターキッシュエアラインズが就航し、
便名 | フライト | |
---|---|---|
往き |
TK53 |
成田22:25 ⇒ イスタンブール 翌5:20 |
帰り |
TK52 |
イスタンブール2:10 ⇒ 成田19:55 |
※上記は2015年10月現在。
こんなぴったりの便があるんです。
ということは、3連休に会社から休暇を2日もらえれば、現地に丸々4日いられるという、ホクホクな弾丸スケジュールが完成します。
それでいて、航空券は9万円!
私は、このフライトスケジュールを見つけたとき、まだ会社に休暇の申請もしていないのに、11月初旬の飛び石連休にあわせて、ポチッと予約してしまいました(笑)
トルコと日本の時差は7時間。フライトは12時間。
なんだか、久しぶりの緊張感です。
民族、宗教、文化、それらが日本と全く異なる9,000キロ離れた、私にとって未知の国トルコ。
往復の航空券だけ確保して、2泊6日のトルコ弾丸旅行に行ってまいります!
成田 ⇒ イスタンブール ターキッシュエアラインズのフライト
さて、すっかり秋めいた、10月下旬。
会社を退けて、自宅に戻り、あらかじめパッキングしておいたバッグを背負って、成田空港第一ターミナルに向かいます。
成田22:25のフライトであれば、20時半には空港に着いてる必要があります。
ところが、チェックインカウンターの前に行くと、22:00発に変更されていました。
30分も繰り上がるって、しょっちゅうあることなのでしょうか。
初めて乗るターキッシュエアラインズの機内は、ほとんどがトルコ人。
日本人はほとんど見かけません。
実は、約3週間前に、トルコの首都アンカラで、無差別テロがあり、95人が亡くなるなんとも痛ましい事件が起きています。
ターキッシュエアラインは、日本語の放送もなく、成田を飛び立ちました。
機内食は素朴な感じ。イスラム教の国の飛行機なのに、赤ワインが飲めました。
ちなみに、私の隣席は空いています。足を伸ばせる特等席です。(*^^)v
私の隣席だけでなく、けっこう席は空いてます。
やっぱり、テロの影響で観光客は減っているのでしょうか。
水平飛行になると、機内食です。メニューには日本語がありました。
おいしい、チキン弁当でした。
機内で練るトルコ弾丸一人旅スケジュール
ところで、例によって、予定を決めていません。
4日間あるので、イスタンブールを中心に観光する予定ですが、トルコには、古代ギリシア、ローマ帝国時代の遺跡が数多くあります。
アフロディスィアス、エフェス、ベルガマ、トロイ・・・
その中で、私はエフェスに行きたいと思いました。
コロッセオのような、円形の劇場跡を見たいと思ったからです。
では、4日の旅程のうち2日をエフェスに振り向けるとして、イスタンブールとエフェス、どちらを先に見物するかですが、トルコの沿岸部は地中海性気候。
秋から冬にかけては、雨も多いです。
イスタンブールの街を傘を差しながら歩くのは避けたい。
天気予報を見てから旅程を決めようと考えているうち、いつも通りの予定なしの出発になってしまいました。
ネットで調べると、私の心配をよそに、天気は向こう1週間もちそうです。
そこで私は、薄暗くなった深夜の機内で、こんなスケジュールをたてました。
2泊6日 トルコ弾丸旅行の日程
日付 |
午前 |
午後 |
宿泊地 |
---|---|---|---|
10/29(木) |
成田22:25発 |
機内 |
|
10/30(金) |
イスタンブール5:20着 イスタンブール ⇒ イズミル (飛行機) |
イズミル ⇒ セルチュク (列車) |
セルチュク |
10/31(土) |
エフェス観光 |
セルチュク観光 セルチュク ⇒ イスタンブール (夜行バス) |
車内 |
11/1(日) |
イスタンブール観光 |
イスタンブール観光 |
イスタンブール |
11/2(月) |
イスタンブール観光 |
イスタンブール観光 |
機内 |
11/3(火) |
イスタンブール2:10発 |
成田19:55着 |
これを、2泊6日と呼ぶのかどうかはわかりませんが、イズミルやセルチュクの位置関係は、こんな感じです。
まったく予定なしの旅。
ところが、現地で飛行機や夜行バスの手配が必要。はたしてうまくやれるかな・・
海外一人旅がまだ6回目の私は、若干不安になります。
軽い不安を感じながらも、これから赴くトルコのイメージが脳裏に浮かんできます。
古代からの旅人にとって、トルコ・イスタンブールとは、どんな存在だったのでしょうか。
アジア側、ヨーロッパ側、どちらから来ても、陸地は終点。
海を渡って向こう側に行くために、心と身体を落ち着ける安らげる場所。
いや、そんな、穏やかなものではなかったかもしれない。
ローマ帝国時代から、数多くの歴史の舞台となり、奪い奪われながら繁栄してきた街。
それがイスタンブール。
そんなトルコ、そしてイスタンブールにいよいよ行ける。その飛行機に乗っている。
胸が踊って、なかなか寝付けませんが、前席についてるナビを見ると、機はモンゴル上空を飛んでいます。
ワインをもう1本いただいて、明日に備えて寝るとしましょう。
早朝のイスタンブール・アタチュルク国際空港に到着
アタテュルク国際空港には、定刻に到着。
でも、なんかコンコースの時計の表示がおかしいと思っていたら、今週からサマータイムが終了していたようです。
つまり、日本との時差が6時間から7時間に広がりました。
ただ今の、現地時間は5:30。日本時間は12:30ですが、こちらは、まだ真っ暗です。
ちなみに、このトルコで、足を踏み入れた国が10カ国となりました(^^)v
トルコリラへの両替
まずは、両替。日本から持ってきた円をトルコリラに両替します。
1リラは約40円(2015年10月現在)でした。
ところで、トルコリラといえば、2005年に大規模なデノミが実施され、100万トルコリラが1新トルコリラになっています。100万円が1円、て凡人には信じられません。((+_+))
トルコがユーロに加盟したがっていたわけがわかるような気がします。
日本円も行く先は・・・
イズミルまでのチケット確保
さて、機内でたてた予定によると、まずはセルチュクに移動する必要がありますが、セルチュクには飛行場がありませんので、トルコ第3の都市イズミルにまず飛んで、列車でセルチュクに移動する必要があります。
トルコの最大都市イスタンブールから、第3の都市イズミルに飛ぶ。
日本であれば、東京から名古屋に移動するような感じでしょうか。距離は約400kmです。
アタチュルク国際空港の、広い国際線ターミナルから、ドメスティックターミナルに移動し、早速、イズミルまでのチケットを希望。
すると、取れました。8:00ちょうどのアトラス航空。イズミルまで約1時間のフライトです。
料金は200リラ。約8,000円といったところでしょうか。
チケットが取れ、今日の旅程がおおむね固まったので、やっと緊張が解けたというか、ゆっくりと、空港内の雰囲気を楽しめます。
はじめてのイスタンブール・アタチュルク国際空港。
バリバリのイスラム教国に来るのは初めて。
そういえば、朝食まだでした。コーヒーにサンドイッチです。
異国ムード満点の雰囲気! ワクワクします(*^^)v