さて、トルコ弾丸一人旅は無事にイスタンブールに到着。
成田から眠っている間に着いたので、にわかには信じがたいですが、目の前の光景はまぎれもなくイスラム世界のそれ。
トルコ第三の都市イズミルへのフライトチケットを手に入れ、アトラス航空のフライトです。
アトラス航空 イスタンブール ⇒ イズミル
アトラス航空便は、定刻に飛び上がりました。機内は満席。
考えてみれば、海外でドメスティック、つまり国内線に乗るのは初めてかな。
あたりまえだけどトルコ国内便なので、乗客はみんなトルコ人。
それが、一人旅の緊張と興奮をよびおこします。
文明の交差路イスタンブールを見下ろしながら、成田を出た時と同じ、再び緊張の旅立ちです。
そして1時間ほどでイズミル空港に無事到着。
イズハンと呼ばれる鉄道で、市の中心部に向かいます。
時刻はまだ9時。
今日の宿泊地はエフェス近郊のセルチュクという街に決めていますが、すぐにセルチュクに向かっても仕方ない。
半日はイズミルの散策に充てるつもりです。
イズミル空港から市街へ
イズハンという鉄道。車内は、トルコ人でいっぱい。
途中、ヒラルという駅で、メトロに乗り換えます。
イズミル・バスマーネ駅からセルチュク タイムテーブルGET
そしてイズミルの中心部、バスマーネ駅に到着しました。
イズミルからセルチュクまでは、約60km、列車で1時間強です。
これから、イズミルの町を歩くにしても、列車の時刻を調べておく必要があります。
そこで、右前方のチケット売り場に出向き、セルチュク行きの午後の便のチケットを希望するも、なんとしたことか、まったく言葉が通じません。
しまいには、駅員さんに、「この馬鹿なアジア人が! 言葉もわからず、ウロウロするな!」
と言わんばかりに、追い払われてしまいました
途方に暮れながら、周りを見渡すと、観光客用のタイムテーブルが積み上げているのがみつかり、セルチュク方面行き13時半の便があるのがわかりました。
まあ満席ってことはないでしょうから、30分ほど前に来て「セルチュク!」と言えば、ふつうに売ってくれるでしょう。
今から、3時間ほど、ここイズミルに滞在して、その便でセルチュクに向かうことにします。
列車の時刻がわかってホッとして、今度は荷物をどこかへ預けようとしますが、これが見つからない。
仕方なく、バッグを背負ったまま、町を歩くことにしました。
イズミル・バスマーネ駅の駅前です。選挙が近いせいか、国旗がすごいです。
地中海沿岸の街 イズミル
とりあえず、地中海(エーゲ海かな)を見に、海の方に向かいます。
はじめてのトルコ。はじめて歩くイズミルの街。
そして、初めて見た地中海(いやエーゲ海)。
西側諸国の海って、初めて見たことになるのかな。
海は海です。西も東もありません。
しかし、歩いている若者たちがカッコいい。
釣りに興じるおじさんたちも。
ここイズミルにはシリアなどからの難民が絶えない、と言われていましたが、今のところ、そんな感じはしません。
おしゃれなイズミル市民が行き交います。
エーゲ海に沿って散歩。
何故か、猫がいっぱい寝そべっています。
海岸を離れて、町のほうに。
コナック広場 & 時計塔
コナック広場というところにあるイズミルのシンボル、時計塔です。
1901年に建てられたというこの時計塔には、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世からの贈り物の時計が設置されています。
青い空に映える高さ25mの時計塔。恵まれた天候に感謝です。
広場は賑わってました。
ムスリムの女性たちも楽しそう。
イスラム教国と言っても、女性は体全部を覆ったり、頭だけだったり、いろんなパターンがあるようです。
塔に併設されてるのはモスクなのかな。
トルコ第三の都市イズミルの日常風景。
イズミルのバザール
バザールの方に向かって、歩いてみます。
おお、ドネル・ケバプでしょうか。まさに中東という感じですね。
なんでも取引されるバザール。
誇らしげにはためくトルコ国旗。明後日には、トルコの大統領選挙が控えています。
街中に突然現れる古代アゴラ
街中に、いきなり遺跡が現れて驚きます。古代アグラだそうです。
紀元2世頃のローマ遺跡です。
アレキサンダー大王の命令で築いたカディフェカレ城塞跡に行こうと、丘を登り始めました。
眼下に、イズミルの街、そしてエーゲ海が広がります。
昨夜まで日本にいて、仕事してたんですよね。ほんと飛行機という乗り物はすごい。
今日は、このあと、セルチュクまで行って泊まります。ほんと弾丸旅行です(笑)
結構、上り坂きついです。頂上まで行くの挫折しました。
アレクサンダー大王さまには申し訳ないけど、下ります。
ハンバーガーのランチ
お腹がすいたので、ランチにします。
おしゃれなカフェ。
大きなハンバーガーで、体力回復。
さて、そろそろ駅に向かいます。
ドーナツ屋さん?
駅前通に座り込む人々。
ひょっとして、難民? やっぱり、イズミルはシリア難民などが多く流入しているのでしょうか。