スワンナプーム国際空港からバンコク市街へ&早朝で動いてないS1バス【バンコク旅行記 #2】

寝不足、前日までの仕事の疲労、そして異国に着いたという旅立ちの感慨が織り交ざる、とても懐かしい感触。

未明のバンコク・スワンナプーム国際空港に到着です。

スワンナプーム国際空港は、タイ・バンコクの玄関口であるだけでなく、東南アジアのハブ空港。

かつてインド、ミャンマー、カンボジア、ラオスを旅した際にトランジットした空港。

41回の海外旅のうち、10回以上はこの空港にお世話になっている、私にとって宿場町のような空港。

だから懐かしさがハンパない。

旅に出たんだ、という実感が急速に沸き上がります。

あっさりとタイ入国

各ターミナルが交錯する広いスワンナプーム国際空港の雰囲気を楽しみながら、イミグレへ。

係官は、私が出した航空券がモバイルチケットであったことに少々とまどってましたが、あっさり審査完了。

スタンプをポンと押してくれました。

タイ入国はこれで3度目ですが、スタンプのかたちが変わりましたね。

風ではためく国旗のような趣です。

そして、100ドルほど両替。

日本円よりドルが強い現在では、手持ちのドルをローカル通貨交換の原資にしたほうが得です。

こちらも変わりましたね。

下の画像が、以前旅したときに手に入れたタイバーツ。

旧紙幣は、少し丸顔のラーマ9世が肖像画でしたが、2018年から、細顔のワチラロンコン国王(ラーマ10世)の肖像が描かれた新紙幣に切り替わったそうです。

いずれにしろ、1バーツ3円が、いまは4円の世界に。

しばらくは、ストックしておいたドルやユーロを使うことが多くなりそうですね。

 

本日の目的「メークロン市場」

ところで、今回の旅は相変わらず弾丸で、バンコクには今日と明日の2泊。

滞在時間は3日間です。

タイは3度目になるんですが、バンコクの町は実はあまり歩いたことがない。

だから、今回は、遠征というよりは、バンコクの町を中心に歩くつもりです。

というわけで、今回もほぼなにも予定を立てずにバンコクに乗り込んできたわけですが、とりあえず行ってみたい場所がひとつあります。

それが「メークロン市場」。

名前は??かもしれないけど、写真を見れば「ああ、あそこ!」となるんじゃないでしょうか。

そう!これです(^^)

列車が来る直前まで店を広げていて、列車が通る時だけ店をたたむ。

そして、列車がいなくなると、ふたたび露店の営業をはじめる。

この日常が毎日繰り返されているうちに、物珍しさから観光スポットに発展したという「メークロン市場」です。

この「メークロン市場」は、バンコクから直線距離でも約70㎞。

公共交通機関で行く場合、鉄道と船を2回乗り継いで、片道乗ってる時間だけで2時間半。

乗り継ぎや待ち時間を考慮したら、ほぼ丸一日の行程になります。

そこで、本日の行程はほぼ「メークロン市場」にあて、今回の旅のスケジュールを、おおざっぱにこんなふうにイメージして行動開始です。

日付 午前 午後
12/31(土) メークロン市場へ バンコクへ戻り
1/1(日) フリー フリー
1/2(月) フリー バンコク22:50⇒

メークロン市場への詳しい行き方は後日述べますが、まずはバンコク市内にある「ウォンウィエン・ヤイ」(Wongwian Yai)駅に行く必要があり、この「ウォンウィエン・ヤイ」駅が、メークロン市場へ行く際の玄関口。

空港からストレートに行くなら、こんな感じになります。

ところが、今回の旅、寝床はバックパッカーの集まる通りで知られる「カオサン通り」にとっている。

つまり、いったん「カオサン通り」に寄らなくてはならないんです。

空港から「カオサン通り」に向かうなら、実は「S1バス」一択。

直行便なんです。

早朝から30分おきに出ているというので、事前に調べておきました。

ということは、「カオサン通り」から、「ウォンウィエン・ヤイ」という舌をかみそうな駅に、どうたどり着くのがポイントで、

  • ベストは8:35発
  • 次は10:40発

と考えました。

この列車をつかまえられれば、その後の乗り継ぎから、「メークロン市場」へうまくたどり着けるという計算です。

昨今の旅は、こんなローカル鉄道でも、グーグルマップで時刻表が調べられてしまうので便利。

現在、午前6時。さて、S1バスの乗り場を探しますか・・・

 

早朝は動いてないS1バス

さて、バス乗り場を探す前に、Iphone14proのSIMカードを交換。

ふつうに通信がはじまり、そして時差も修正されます。日本とタイの時差は2時間です。

そして、バスターミナルのある1階へ。

カオサン行きのS1はどこから出るのかな・・

人だかりしているところをのぞくと、これは「パタヤ行き」。

パタヤはタイのリゾート地で、以前家族で来たことがあります。

カオサン行きのS1はどこだ・・少々不安になりながら、インフォメーションセンターでたずねると、7番という答えが。

しかし、そのあと、時計をさしながら何やら言う・・

とりあえず、指示された「7番」へ。

ありました「S1」バスの乗り場。

しかし、なんと、午前8時からの運行。

コロナだからか、年末だからかわかりませんが、早朝到着便に合わせて午前4時台から運行されていると聞いてきた私はショック。

さっきのお姉さんも、時計をさしながら、これを言ってたのか・・

 

エアポートレイルリンクでバンコク市内へ

S1バスが動いていないのであれば、空港鉄道と地下鉄で行かねばなるまい。

こうなると、バックパッカーの聖地「カオサン通り」は、まことに不便な位置にありますw

空港鉄道エアポートレイルリンクで「マッカサン」という駅まで出て、そこで地下鉄MRTに乗り換え。

「サナームチャイ」という駅で地上に出て、そこから徒歩30分・・となります(^^)

8:35の列車に間に合うんかいな・・・あと、2時間ちょっと・・

そうぼやきながら、エアポートレイルリンクのチケット売り場へ。

英語表記があるので、チケット購入はそんなに難しくはない。マッカサンは5つ目の駅ね。

さっき、両替した100バーツ紙幣を入れると、おつりとともにICコインが出てきました。

これは、以前と変わってない。急に懐かしい気持ちになります。

スワンナプームって、漢字ではこう書くんだね。

静かに滑り込んできたエアポートレイルリンク。

とにかく、バンコクの旅がはじまりました。

こうして、エアポートレイルリンクの車窓からバンコク市内を眺めるのも、2017年の1月以来6年ぶり。

懐かしさとともに、やっぱり異国の旅はいいなと思う感慨・・・

しかし、8:35の列車には乗れそうもないな、ま、あせらず行きましょう(^^)

今回の年末年始バンコク2泊5日ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。