アヌラーダプラの静かな夜【スリランカ旅行記 #10】

キャンディから、トータル5時間以上かけて、ようやくアヌラーダプラに到着です。

5時間ならなんてことなさそうですが、バスの乗り心地が、異常に悪かった・・・

アヌラーダプラ到着 駅で翌日の列車を確認

乗客の一人が親切にも、どのへんで降りたいんだと聞いてくれたので、「レイルウエイステーション」と答えました。アヌラーダプラの旧市街、中心部です。

昼からずっとオンボロバスに揺られ、また1キロほど歩いたりして、さすがに疲れを覚えます。

開け放った窓から風を浴び続けていたのも、疲れの原因かな。

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キャンディから140キロの行程だったんだね。

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駅に行くのは、明日の列車のタイムテーブルを調べたいため。

弾丸そのもので味気ない限りですが、明日の夜にはコロンボを飛び立ちます。

すなわち、逆算すると、明日の昼前には、ここアヌラーダプラを出て、コロンボに向かわなくてはなりません。

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まあ、バスでもいいんですが、バスは、今日みっちり乗ったし、列車の旅も捨てがたいですから。

スリランカは、イギリス統治時代があるので、しっかりとレールが敷かれています。

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駅は向こうですね。

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 駅に入り、駅員に時刻表を聞きます。

すると、6:40や9:15の列車なら、コロンボまで早めに着くが、あとは遅いぞ、とアドバイスされます。

でもそれでは、この地を観光する時間がありません。

スピードは遅くてもいいから、昼近くの列車をというと、10:50の列車なら、16:30にはコロンボに着く、ただし、よく遅れるよ、とのこと。

鉄道会社の人間が、鉄道はよく遅れるよ、とは考えものですが、10:50発を選択するしかなさそうです。

仮に、3時間遅れても19時半。フライトは23時ごろなので、大丈夫でしょう。

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クーラーのないホテル

さて、さすがに疲れました。トゥクトゥクを拾って、今夜のホテルに向かいます。

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ところが、今夜の宿というのが、極め付きの安さ。

エクスペディアで予約したんですが、1泊1,000円という、今までの私の経験でも最も安いホテル。

運転手は、ホテルの名前を知らず、GPSで案内します。

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GPSによると、この辺り。

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ありました。シティセンターロッジ。 センターではないような気が・・

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フロントがどこだかわかりませんが、一応声をかけると、オーナーが出てきて、「まあ、休めよ」。

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なんか、アパートのオーナーが民泊として経営しているような感じ。

でも、とても親切で、紅茶をごちそうになります。

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ほんとはアイスティの方がいいんですが、おいしい紅茶でした。

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明日、コロンボから帰ると言うと、「ワオ!」

ハハハ、そりゃそうだよね。

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冷えたビールを1本もらって、部屋に案内してもらいます。

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ロッジというより、ふつうのアパートだね。

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うん、清潔や部屋。とりあえず、シャワーを浴びましょう。

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クーラーがなく、扇風機。そんなに極端に暑くないから、まいっか。

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素っ裸でビールをのどに流し込みます。いやあ、旨い!

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今日は、なんか1日中移動してたって感じになっちゃったけど、スリランカって、移動というよりは、滞在して町を楽しむ国という気がしてきた。

いまさら、仕方ないけど、このアヌラーダプラだって、明日3時間くらいしかいられないんだよね。

スリランカは、日本からの直行便もあるし、また来る機会もあるでしょう。

 

今日の行程を振り返りながら、そんなことを思います。

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アヌラーダプラで食べた中華料理

さて、疲れも癒えたところで、夕食に出かけましょう。

オーナーおすすめの中華料理の店が、大通り沿いにあるとのこと。

すっかり暗くなって、空には満天の星です。

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ところどころに野犬がいるので、ちょっと怖かったですが、数分で大通りに出ました。

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目指すは「キャセロール」という店。「~歩き方」にも載ってました。

夜の早いスリランカでも、その一角だけが賑わっています。

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コンビニの上なんですね。

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家族連れが盛大に食べています。

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おすすめを?と聞くと、野菜チャーハンとのこと。じゃあ、それを。

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おお、こりゃ、おいしそうです!(^^)!

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ご飯のポロポロ感も、そんなに気になりません。

ていうか、すごくおいしい! ちょっと量が多かったけど、わき目もふらずに一気に食べてしまいました。

ほんとにこれで、370ルピー(260円)!? 

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満腹して、満足してホテルに戻ります。

見上げれば、ほんとに星がすごい。今まで、こんな夜空を見たことがあるだろうか、というぐらいの満天の星です。

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クーラーがない・・暑い・・

扇風機を回しながら、ウオークマンの音楽を聴き、回想にふけります。

キャンディ、ダンブッラ、アヌラーダプラ・・ また来ることあるかな・・

本日の無事に感謝。