高さ312mファハド王の噴水&アブドゥル・ラウフ・ハリル博物館【サウジアラビア旅行記 #8】

つかまえたUberに揺られながら、ほんの1時間前の出来事を思い返してみる。

やっぱり、日本人であったことがお互いに心を開かせたきっかけかな。

親切にガイドすると言っておいて、あとで法外なガイド料を請求する輩が、世界の観光地にはうじゃうじゃいる。

日本人って、世代を超えて誠実な民族。これは誇れると思う。

お茶とマンディをご馳走してくれたお婆ちゃんとお孫さんに感謝。

Uberでファハド王の噴水へ

クルマは、営業開始しはじめたスークを横目で見て、海岸通りへ。

あのまま夜の旧市街を散策していてもよかったんだけど、ジェッダの街は狭いし、まだ時間も早い。

21時ごろから歩きはじめるのがベストタイムなんじゃないかな。

多少クルマ代を投資すれば、ジェッダ随一とも言われる「世界一の噴水」も手に入る。

そして、トワイライトタイムのハイウエイも幻想的。

お婆さんから教えてもらった、産油国サウジアラビアのガソリン代は1ℓ100円。

日本人からみたら激安だけど、サウジの人からみたら、水より高いガソリンは許せないそう。

噴水が見えてきました。

高さ312m世界一高い「ファハド王の噴水」

いやあ、すごいなこれは・・・

高さが312mで世界一の噴水。

ちょうど日没から数時間吹き出しているようなんです。

しだいにかげっていく紅海の空に、プリズムレインのように噴射しています。

富豪国サウジアラビアでも水は貴重品。

と思ったら、あの噴水は海水らしい。

現地の人たちも見学に来てます。

家族連れも多い。サウジアラビアの出生率は2.46(2022年)

安泰ですね(^ ^)

しだいに赤みが増していく西の空。

のどがかわきました。お茶でもいただこうか。

葉っぱを直接入れるサウジアラビア風の紅茶。

隣でお茶をしていた家族連れが、「日本人?」と知ると大いに驚き、おつまみをくれました。

なんのピーナッツだろう?

ありがたくいただきます^ ^

ついでに、写真撮ってもらいました^ ^

紅海をバックにとてもいい記念。

だんだん、夕闇から夜の気配に。

日が落ちても噴射しつづけるファハド王の噴水。

気温的には35度くらいだけど、海風のおかげで少しは涼しく感じます。

みんなも涼をとりに来てるのかな。

いい雰囲気のプロムナード。やっぱり来てよかった。

では、そろそろ次の目的地へ。

世界一高い噴水にさようなら。

サウジアラビアの歴史がつまった「アブドゥル・ラウフ・ハリル博物館」

では、完全に日が沈んだところで、ジェッダの新市街にある博物館に寄ってきましょう。

まだ19時過ぎということもあるし(旧市街が賑やかになるのは22時過ぎ)、歴史あるサウジアラビアの博物館的な場所もちょっとのぞいておきたかったから。

ファハド王の噴水から約10km。

Uber車は20分ほどで、私を博物館の前まで送ってくれました。

場所はここです。

入場料は80リアル(約3100円)とはりますが、ここはたずねたかった。

ジェッダというか、サウジアラビアでも有数の展示物を誇るミュージアムです。

こういうところを、意味もなく見学して歩くのが好きなんですw

「意味もなく」と書いたけど、正確には「意味もわからず」(^ ^)

なんか、あの数学の式って美しい。

もちろん、展示物の多くは復元なんでしょうけど、

それでも、長いイスラムの歴史を育んだ民族文化の伝承を楽しめる場所。

本物かどうかわからないけど、さまざまな木の実も。

全く読めない・・・

すごいな・・・同じ人類の文字とは思えない・・・

女性がニカーブを着ない時代もあったんだろうか。

こちらは、宝石を散りばめられたニカーブ。

カーバ神殿ですね。

メッカは行けないけど、明日はメディナを訪れます。今から緊張が高まってます。

館内は広く、回りきれませんでしたが、夜型のジェッダにしては珍しく21時で閉館。

では、続いて、そろそろ盛り上がりはじめてるであろうジェッダのスークへ出向いてみます。

今回の5泊8日サウジアラビア&オマーン弾丸ひとり旅の全行程・旅費などのまとめはこちらです