パナマシティ新市街街歩き&パナマ料理「アロス・コン・ポーヨ」を食べてみた

今回の旅、パナマを訪れた目的。

それは、もちろん、パナマ運河の壮大な仕組みを目の当たりにし、世界遺産のパナマビエホや旧市街を歩くことだった。

しかし、観光地だけではなく、地元の人々が暮らすふだんの生活も見てみたい。

そこで、パナマシティの市民の活動エリアともいえる新市街をかるく瞥見したので記しておく。

パナマシティ新市街の風景

世界遺産のパナマビエホにはUberで訪れたが、帰途の際は徒歩で新市街の中を歩いてみた。

治安に関して言えば、外務省のHPでも注意を促しているパナマ。

不用意に近づかないほうがいいのかもしれないけど、日中でかつふつうに人が歩いているストリートなら大丈夫だろうと、道を選びながら歩いた。

なぜか、イスラエルというストリートも。

レギュラーガソリンはリッター0.95ドル(142円)らしい。

旧市街歴史地区の中では見かけなかった風景。

道路沿いには屋台が並び、フルーツや穀物を売る人々の姿も目に入る。

ストリートは、渋滞する道と渋滞しない道が画然と分かれているようだった。

平屋の住宅の向こうに高層ビルが立ち並び、銀行や企業のオフィスが並ぶエリアは、いままで私が訪れた都市では、なんとなくだけどマニラに似ている気がする。

北米の都市にも似てるのだろうか、行ったことがないので比較のしようがないが。

大型のショッピングモールが目に入ったので立ち寄ってみる。

8月のパナマ、気温は30度。

蒸し暑くはないが、歩いていれば汗は吹き出る。

ひんやりと包んでくれる冷気が嬉しい。

吹き抜けになっていて、エスカレータがあって、万国共通のモールスタイル。

ウイークデーなので、夕方なのに閑散気味にみえるモール内。

でも、ひと通りのグローバルチェーンはこなしているみたい。

とにかく暑かったので、ふだんは食べないアイスを。

英語のコミュはできない。アイスの銘柄を指差してオーダー。

5ドルと聞くとそんなもんか。750円と聞くと高く感じる。

まだ1ドル150円台の時代に慣れない。

でも、グレープシェイクは美味しかった。

人心地ついて、ぶらぶらしてると、タイミングよく客引きに呼びかけられる。

ここで夕食を済ませてしまおうという気持ちになる。

それにしても、まったく造作もなく盛り付けたものだ^ ^

でも、これで7ドルなら安いのかも。

カロリー分の元はとった気がする。

新市街のレストランでパナマの伝統的プレート「アロス・コン・ポーヨ」を食べてみる

さて、日も変わってパナマ滞在最終日。

午前中は旧市街の散策。午後はパナマ運河のミラフローレス閘門の見学。

そして夕方にはメトロで新市街のほぼ真ん中。

ビア・アルゼンチナという駅にやってきた。

ホテルのあるロッテリアからは3つ目の駅である。

駅頭でサックスをふく奏者。果物を売る露店。

普段着という感覚が好ましい。

そしてなぜかボクサーの肖像。

そして、目星をつけておいたレストランに到着。

庶民的なパナマ料理を食べさせてくれるらしい。

まだ少々時間が早いので賑わってはないけど、たしかに庶民派レストランの香りがする居心地がいいお店。

メニューは英語も表記してあったけど、なにがパナマの名物料理なのかわからない。

そこで、いつも通り翻訳アプリで「あなたのお勧めのパナマ料理」をオーダーする。

アタマの回転の速いウエイターは、ひとつ返事でうなずいてさがっていった。

 

そして、まずはパナマビール。

酒が飲める国は素晴らしい。

そして届けられた料理。

自信満々にウエイターが運んできた料理は、プレートに乗った各種盛り合わせ。

これがなんであるのかウエイターとアプリでやり取りすると料理が冷めてしまうので、チャットGPTに聞いてみる。すると、

この料理は、パナマの伝統的な「アロス・コン・ポーヨ(Arroz con Pollo)」を中心に、典型的な付け合わせが組み合わされたプレートランチ。

黄色く炊き込まれたピラフのようなライスには、エンドウ豆やパプリカが加えられている。

となりに添えられているのは、「ロパ・ビエハ(Ropa Vieja)」と呼ばれる細かく裂いた牛肉の煮込み。

ポテトチップのようなのは、豚の皮を揚げたチチャロン(Chicharrón)にパタコネス(Patacones)と呼ばれる揚げた青バナナ。

 

そしてスープは、「サンコーチョ(Sancocho)」と呼ばれるパナマの代表的なスープ。

まさに、パナマを食べるといったメニュー。

パナマ滞在最終日に、素晴らしい料理をチョイスしてくれたもの。

スープには、鶏肉、ユカ(根菜)、コリアンダーなどが入り、よく煮込まれている。

パナマの日常に触れる思い。

スパイスの効いた「ロパ・ビエハ」に、チチャロンやユカの素朴な甘みが不思議な感覚。

これらが相まって、食欲をそそるトロピカルな食感だった。

ビールまで入れて22ドル(3,300円)は、庶民料理の値段とは思えなかったけど(^ ^)

それは単純に円が弱いせい。

最後に美味しい料理を食べられてホッと息をつく。

注文をとりにきてくれたウエイターをつかまえて、最大限のお礼。

パナマ最終日に、とてもよい思い出になったレストラン。

パナマは中米の要だから、のちに世界一周でもすることになったら、かならずもう一度通ると思う。

ほんとにいい思い出になったパナマ最後の夜。

メトロでホテルに帰ります。

明日は、いよいよ未明のフライトでコロンビア。旅は楽しいね^ ^