このまま橋を渡って、旧市街ガムラ・スタンに行ってみたい衝動に駆られますが、それは明日の楽しみ。運河沿いに歩いて、日の長い夏の北欧を楽しみます。
今日歩いたコースは、概ねこんな感じです。
運河に沿って歩くストックホルムの街
19時を過ぎてもこの日の高さ。
暑くもなく寒くもない、夏のストックホルムって、こんなに爽やかなの?って感じ。
これを右に折れ、橋を渡るとガムラ・スタンですね。
その橋を横目に見て、運河沿いに東へ。
ガムラ・スタンには、計5つの橋が架かっています。
これは、西から2番目の橋。
あの橋のクリアランスの低さからして、運河として、大きな船は通れないですね。
ちなみに、あの高い塔は、リッダーホルム教会です。
島の上の国会議事堂
そしてこちらは国会議事堂。島の上に建っています。
国会議事堂が建つ島の上を通っても、ガムラ・スタンに行けます。
ちょっとのぞいてみましょうか。
島ひとつがが、そのまま国会議事堂になっている、「水の都」スウェーデンらしいデザイン。
そして、国会議事堂を抜けると、その向こうはガムラ・スタン。
ガムラ・スタンには行かずに、王宮の北のふちに沿って歩きます。
徴兵さんの任務も大変そうです。
時間が来て、徴兵さんが歩き出します。カッコいい。
王宮のふちからエステルマルム地区のほうを眺めています。
エステルマルム地区を歩く
今日は、このエステルマルム地区の南側を歩いて終わりにしましょうか。
ひとめでヨーロッパとわかる建物が並んでいます。
ところで、ストックホルムを歩きはじめてよくみかけるこの乗り物。
電動スクーターとでもいうのでしょうか。
ずいぶん便利な乗り物のようです。日本ではあまり見かけませんね。
国立美術館などがある半島部分を横切ります。
すると、いきなり飛び込んできた埠頭の風景。
トラムを元気に走っています。このへんがエステルマルム地区の中心でしょうか。
観光船も発着しています。
冬は海が凍るんですよね。ストックホルム市民は短い夏を楽しんでします。
ストックホルムの街を歩き出して3時間ほど。今のところは、北欧というよりは、どこかのヨーロッパの街を歩いている、そんな気分です。
近くに武器博物館というのがあるみたいなので寄ってみます。
いきなり装甲車が現れました。
この時間は閉まっていますが、1万人くらいの兵隊が整列できそうな広場は圧巻です。
20時を過ぎてきたので、王立公園のほうに向かって歩きます。王立公園からストックホルム・セントラル駅にかけてはレストランが並んでいるそうなので、夕食もそこで済ませましょう。
街の景観にトラムがマッチしてますね。
これは、王立公園手前のベルツェリー公園。
バーもいたるところに点在しています。気になるのは値段。グラス1杯いくらぐらいなんだろう?
アイスクリーム屋さん。1個500円くらいのようです。やっぱり高いよな。
賑やかな市民の憩いの場 王立公園
王立公園の北側の入り口です。
アメリカンカフェバーが賑わっていました。
そして、公園ではフェスティバルが催されていました。
すごい熱狂です。おなじヨーロッパ人でも、熱い血が流れているのはラテン系かな、なんて思ってましたが、けっこうノリノリです。
20時を過ぎてはいますが、今日は土曜日ですからね。市民は、長い夜を楽しむようです。
ユニクロを発見。
通り過ぎるトラム。
歩いているうちにセルゲル広場に出ました。ここは、ストックホルムの中心。
夜はライトアップされ、ガラス片で造られたタワーが美しい輝きを見せるようですが、まだ日没には遠いです。いちおう、もう夜なんですけどね(笑)
セルゲル広場の下は、地下鉄の入り口になっているようです。明日も、たぶん徒歩での観光。ストックホルムの地下鉄に乗る機会はないかな。
ライトアップされたセルゲル広場を見たい気もしますが、たぶんあと1時間以上は日が沈みません。
では、そろそろ、レストランを探しましょう。
「地球の歩き方」ではガムラ・スタンの中や、高級なレストランしか紹介してくれていません。どこかに、庶民に親しまれているおいしそうなレストランがあれば・・
電動スクーター気持ち良さそうだなあ。
このあたりがストックホルムの繁華街ですね。
一つ通りを中に入れば、歩行者天国になっています。
だんだん、どこをどう歩いているのかわからなくなってきましたが、どこかの広場に出ました。
これはケバブ料理?
消費税25%のパワー でもおいしいフィッシュ料理
ここがレストラン街のようですね。
その一角、pyttirianというお店に入りました。
さて、何を食べられるんでしょうか。お酒も飲みたいです。
ウエイトレスにおすすめのフィッシュ料理をオーダーすると、サーモンが出てきました。
切り身の厚いとてもおいしいサーモンです。サーモンの下に、ジャガイモ炒めが入っていて、それが主食の代わりかな。
先入観があるからかもしれないけど、やっぱり北欧産のサーモンは美味しいですね。レモンをたっぷりかけて、じっくり賞味します。
メニューを見たときは、プライスがクローナだったので、勘定のことは、この時点ではあまり頭にありません(笑)
魚料理なら白ワインなんでしょうけど、私は赤ワインで我を通します。
いやあ、おいしかった。北欧の旅、最初のディナーはとてもおいしいサーモン料理。
ところがレシートを見てびっくり。
合計282クローナ。約3,100円です。マジで・・ ほんとに・・
グラスワイン1杯79クローナ(931円)って、いくら消費税25%とはいっても高すぎだろ。
こりゃ、まいりました。この調子で食事して、お酒を飲んでいたら、10日間の食事代だけで10万円を超えてしまいそうです。
けっこう庶民ふうの市民が楽しそうに食べて飲んでたけど、あの人たちの所得って、どのくらいなの?
消費税25%もさることながら、そもそもの値段が高いんだろうな。どんなお店に入っても、こんな感じなんだろうか。
まあ、でも美味しかったからよしとしますか(笑)
ブラブラとホテルに戻ります。
美味しかったけど、サーモン一切れでは、若干欲求不満。セブンイレブンでサンドイッチを仕入れると1個600円。
物価が高いとは聞いていましたが、こんなに高いとは知らなかった・・
まあ、でも、値段のことばかり言っていては、せっかくの旅の楽しみが失われちゃいます。
郷に入らばで、北欧での食事、買い物を楽しむとしましょう。
ホテルの部屋に帰って、そのサンドイッチと、日本からはるばる持ってきたワインで飲み直しです。
はじめて訪れた北欧スウェーデン。想像していたとおり、綺麗な街でしたね。
今夜は早く寝て、明日はまた元気にストックホルムの街を歩きましょう。
楽しみが膨らみます。