さて、ヤンゴンの象徴といえば「パヤー」(仏塔)です。
この街には、いったいいくつのパヤーがあるのでしょうか。
最大の聖地「シュエダゴン・パヤー」を中心に、周囲のパヤーを、勝手を知った運転手に案内してもらいます。
あらためて思ったけど、ここヤンゴンには半日しかいないんだよね。時間をカネで買わないと。
タクシーでヤンゴンのパヤー(仏塔)めぐりスタート
いきなり現れる、パヤーだか教会だかホテルだか、見分けのつかない建物。
なんだろう??
タクシーが大通りから路地裏に入り、ミャンマーの庶民の生活が目に飛び込みます。
おお、見えてきました。最初のパヤー。
スウェドーミャッ・パヤー
運転手に、見学してるあいだ待っててもらい、背中の荷物も車の中に。
こりゃ、やっぱり、タクシーをチャーターして正解でした。けっこう暑いし。
さて、パヤーの中に入ろうとすると、靴と靴下を脱ぐように言われます。
懐かしい! スリランカでもそうだった・・・
運転手によると、「スウェドーミャッ・パヤー」とのこと。
それにしても、いきなりのこの迫力。ふつうに建設するだけでも大変だろうに。
昨夜、自宅を出て、翌朝に異国のこの刺激。旅はやめられませんね(^^)v
とにかく、肌を出しすぎてはいけない、仏教の慣習です。
入り口で、日本の住所や名前を書かされます。
これ、訪れる外国人みんなにやってたら大変だろうなぁ。
2,000チャット(160円)を払って、チケットをもらいます。
チケットにも、JAPANと手書きで記入されます。
そして、受付の職員は、とても愛想がいいです。
直射日光の強い外部から、中に入ると、ひんやりとした空気。
冷房が入っているわけでもないのに、なんでだろ?
比較的新しいパヤーのようですが、驚かされます。
キラキラしすぎて、オートフォーカスのピントがうまく合わない気がします。
ブッダの仏歯が納められているらしい。
それにしても暑い。床も焼いた鉄板のよう。
そんななか、裸足で何事もなく歩き回る現地の人たち。
私は、防熱シートの上以外は歩けません。
シートの上だって、ずっと立ってると、足の裏からチクチク痛みが。
我ながら、やわい足なもんだ(笑)
さて、次のパヤーに移動。
おすすめのパヤーを、運転手におまかせです。
ちなみに、パヤーに着くたび、くつと靴下脱ぐのめんどうなので、裸足でクルマに乗ってます。
ティリ・ミンガラー・カバーエー・ゼディ
はい、次のパヤー。名前が聞き取れなかった・・・
しかし、後で調べると、「ティリ・ミンガラー・カバーエー・ゼディ」。
通称「カバーエー・パヤー」と呼ばれる、世界の平和を祈願して建てられた仏塔とのことです。
クルマを降りて、裸足で、建物の下までダッシュです(笑)
そして、そのまま入ろうとすると、係員に呼び止められます。
そして、そこで待ってろという仕草。
言われたとおりに待ちます。入場チケットかな・・・
係員が持ってきたのはシール。
そして、私のTシャツに貼り付けました。
ADMISSIONとあるから入場チケットの代わり??
でも、なぜか、おカネはいらないとのこと。
申し訳ないので、その箱に、2000チャット(160円)ほど投入します。
みんな裸足。
中に入る前に、周りを見渡します。
白い石畳と金色の仏塔が、太陽光を反射し、目を開けていられないほど。
中に入ると、さっきと同じように、少しひんやりして気持ちいい。
金ではなく銀の仏像。
なんか、ほんとにピントが合わない。
そして、周囲は銀の鏡で覆われています。すごい構造です。
こちらの仏像は顔だけ付け替えたのでしょうか。
ビルマ語? まったく読めません。
ビルマ人も参拝に集まっています。
この中にいる異国人は、おそらく私だけ。
みなさん、そんなこと気にも留めずに、談笑しています。
足の裏の鍛え方が違う。ほんと、よく熱くないと思う。
カバーエー・パヤーを出ようとしたとき、入れ違いにゾロゾロ入ってきたビルマ人たち。
顔つきが日本人に似てるので、妙に親近感を覚えます。
聖洞窟 Maha Pathana Cave
さて、次は「Maha Pathana Cave」という聖洞窟です。
僧の集会所とのこと。
高貴な仏像が並びます。顔や座高が、みんな微妙に違いますね。
ここは聖洞窟です。
仏様を前に、寝そべっていいのかな(笑)
寝そべりながら、スマホいじってる子もいる。時代が変わったということでしょう。
でも、みんな、仏様には足を向けていません。
では、集会所にもさようなら。
聖洞窟を出て、正面を見ます。
あの止まってるシルバーのクルマが、チャーターしたタクシー。
早く戻ってきてよ・・・ 足の裏が熱いんだから!
再び移動。次は、どこに連れて行ってくれるのかな。
空港のエリアから、だいぶダウンタウンに近づいてきた感じです。
高層ビルなどが現れはじめました。
チャウッターヂー・パヤー
次は、寝そべった仏様で有名な「チャウッターヂー・パヤー」。
駐車場から、裸足のまま、館内に駆け込みます。
とたんに現れる、寝仏様。
まてよ?
だから、さっきの修行僧たちは、寝そべってもいいのかな?
それにしても、タイのワットポーを思い出します。
仏様の足元のほうに回ってみます。
足の裏のこの絵文字はいったいなんなんだろう??
仏教の宇宙観とのことですが、動物の絵が多い。
こちらは、仏様の背中側。
腕やうなじなど、ほんとに精巧に、かつ艶かしくつくってあります。
そして、巨大!
参拝に来た現地の人。
口紅にアイシャドー(っていうのかな?)、マニキュアまで、ほんとにオシャレな寝仏様です。
チャウッターヂー・パヤーで記念撮影するビルマ人。
さて、そろそろシュエダゴン・パヤーに行くのかな、とたずねると、運転手は「待て待て、その前に、もう一つ見せてやる。」
走り去るクルマの車窓からも、いろんな仏塔が見えます。ほんとに仏教の国だな。
何と読むのかわかりませんが、運転手は「ナタジー」みたいに発音していました。
巨大な大仏は修復中。
ビルマ文字って、面白いよな。
全然読めないけど。
風紀に厳しい仏教の国。
超駆け足でしたが、ヤンゴンの仏塔群を垣間見れて、大変満足です。
しかし、しかし・・・ 足の裏が痛い(笑)