Eバイクの寺院めぐり バガン最大の見どころアーナンダ寺院【ミャンマー旅行記 #9】

さて、昼寝をして、さらに体力回復。

私は、スペインのシエスタという習慣をうらやましいと思う人間。

実際、30分から1時間の昼寝って、ほんとにアタマすっきりします。

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バガンを代表するシュエズィーゴォン・パヤー

では、昼下がりのバガンの町に出向きましょう。

まずは、バガンを代表する仏塔。シュエズィーゴォン・パヤーです。

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ここが入り口かな。

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寺院に至る長い通路。この手前に、たくさんのお土産屋さんがありました。

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中庭に入ります。

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「シュエ」とは、黄金という意味だそうで、確かに金箔の大盤振る舞いです。

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石造りの仏塔が多いバガンにおいて、ここは黄金の仏塔。

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日差しも強く、目が痛くなります。

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足の裏が痛いのを我慢して、ゆっくり散歩。

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ほんとに細部まで丁寧に造ってますね。

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これは芸術です。

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よく、削って盗まれないよな・・・

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あの、仏塔のてっぺんにあるのはなんだろう?

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シュエズィーゴォン・パヤーにお別れ。未来の僧にもお別れ。

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さて、続いて、ティーローミンロー寺院に向うんですが、寄り道。

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だってこんな立派な仏塔が道端にあるんですよ。

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ゆっくり見学したくなります。
夜になると、幽霊が出る仏塔もあるとか。

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ティーローミンロー寺院

ティーローミンロー寺院の入り口。

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記念撮影。

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ティーローミンローは、傘の王という意味。

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5人の王子の中から、後継者を選ぶとき、傘が倒れた方角に座っていた者を選んだというエピソード。
しかし、地震で壊れちゃったんでしょうか。頭上の囲いが痛々しい。

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懸命に修復作業中です。

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お土産。

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建立は1215年とのこと。

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タイのアユタヤを思い出しますね。

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仏像。座っている仏像の手の形は、みんな同じ?

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お土産やさんが相手してるのは、地元の人ばかり。

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外に出ます。
観光客も含めて、スニーカーは、私ぐらい。

仏塔を巡るんだから、クロックスぐらいもってくるべきでした。

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トイレへ寄ります。200チャット(約16円)。

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さて、ティーローミィンロー寺院を出ます。
あたりは、相変わらずの仏塔の群れ。

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よくよく考えてみると、ここバガンは、インドのブッダガヤと直線距離ではそんなに離れていない。
川も流れてるし、文化が根付きやすい条件が整っていたということでしょうか。

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また、オールドバガンの方に向います。

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寄り道しながら。

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今朝も通った、タラバー門です。
ここから。再びオールドバガンに入り、「アーナンダ寺院」「タビィニュ寺院」などを見学して、最後は夕日で有名な「シュエサンドー・パヤー」で締めくくろうと思います。

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ピタカタイ。仏典の書庫だそうです。

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バガン最大の見所 アーナンダ寺院

アーナンダ寺院に到着。
タラバー門からオールドバガンに入りましたが、この寺院は、そのエリアの外にありました。

午後の日差しをあつめる仏塔がまぶしく光っています。

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さて、入ろうとすると、ここではじめて、空港で購入した「バガン町入場チケット」なるものの検札がありました。
パスポートケースから出して見せると、ニッコリ笑って「ウエルカム」。愛想はいいです。

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お賽銭の山。
相場がわかりませんが、私もいくばかの心づけを。それにしても、開放的です。

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アーナンダ寺院は、バガン最大の見所とされています。
特徴は、この4方を向いて立つ大仏。

これは、たしか、西を向く、ゴータマだったと思う。

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そして、これが、南を向くカッサパだったと思う。

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アーナンダ寺院。内外から観光客も、よく集まります。

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中も広く、回廊の長さは34m。一周するだけでも、けっこう時間がかかります。

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寺院を出たところで、水分補給休憩。
100円もしなかったように思います。

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さて、次はタビィニュ寺院。
アーナンダ寺院の出口から、もう姿が見えています。

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しかし、そこに至るまでの道のりは、完全にオフロード。
バイクでオフロードを駆け抜ける経験が皆無な私は、超安全運転。

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その間にも、いくつかの仏塔を横目に。

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タビィニュ寺院

そして、タビィニュ寺院のふもとにたどり着いたところで、突然空が真っ黒になり、ピカッ!ゴロゴロ!
大粒の雨が落ちてきました。スコールです。

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私も、あわてて、枝の下に雨宿り。
木の下で雷雨をやり過ごすなんて、危険この上ないことはわかっていますが、木の幹からはだいぶ離れた枝の葉っぱだから大丈夫?(根拠なし)

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すると、少年もトコトコとやって来て、私と一緒に雨宿り。
なんというかわいい表情なんだろうと思います。
今までの道中、ミャンマーの人たちが、とても親切で愛想よく見えるのは、顔つきが日本人に似てるというのも関係してるのかもしれません。

この少年は、私の撮った写真をモニタで見て歓声をあげてました。

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雨が上がって、タビィニュ寺院に入ります。
高さは65mで、バガンで最も高い寺院であるとのこと。

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でも、現地の人にとっては、高さがどうのこうのなんて関係内。
日常の参拝です。

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ぐるっと回廊を回ってみましたが、正方形ではありません。
回廊をゆっくり歩くと、吹き抜けるそよ風がとても気持ちいいです。

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目標としていた寺院の見学がひと通り終わりました。
ちなみに、このバイクのエネルギーは電池のはずですが、全然減る気配なし。

実は、すごく優秀な乗り物? 中国製でした。

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あとは、シュエサンドー・パヤーに行って、夕日を見るだけ。

このパヤーは、夕日スポットとして非常に有名で、夕方になると観光客で満員になると、「~歩き方」や色々なブログに書かれています。

とは言っても、夕刻まではまだ時間があるので、もう少し、付近の仏塔めぐりを続けます。

さっきのスコールで、ダートコースがさらに悪路に。

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あの尖った仏塔は「シュエグーヂー寺院」かな?

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ちょっと入ってみましょう。

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建立は1,131年というので、かなり古いほうです。

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高台にあるので、午前中に見学したゴドーパリィン寺院が際立っています。

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中に入っては見ましたが、上へ上がることはできません。
階段はあるのに、ロープでふさがれています。

この寺院の2階からだって、素敵な夕日が見れるかな、なんて思ったのに、なんでだろ?

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日没も迫ってきたので、Eバイクにまたがり、シュエサンドー・パヤーへ向います。

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さっき見学したタビィニュ寺院の脇を通って南へ。

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すると、突然、このビルマ人女の子が現れました。

そして、「ウエア アア ユウ ゴウ?」 私が、「シュエサンドー・パヤー」

すると、「ノー クライム! ノー クライム!」を連発。

え?登れないってこと?なぜ? 「アースクエイク」

なんと、地震の影響で、シュエサンドー・パヤーをはじめとする多くの仏塔は、上階へ上がることが禁止されたらしい。

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さらに、これは後で知ったのですが、仏塔に登る観光客が増え、仏塔の劣化も激しくなり、また観光客が仏塔から落ちて死亡したケースなども発生し、安全面から禁止となった模様。

 

さて、困った・・・

これは、完全に想定の範囲外である。

バガンの夕日と朝日といえば、それだけでビッグイベント。

仏塔群をシルエットに、沈んでいく夕日を眺めるのは、この旅の楽しみの一つだったのに。

 

彼女に、もう一度聞きます。
私「他に登れる仏塔はないの?」

女「ブルディもダメだし、登れそうな仏塔はすべてダメよ。なんなら、私が、夕日見れる場所案内してあげようか?」
と言って、怪しく笑います(笑)

このときの彼女の表情は、本当に怪しく見えてしまった。ついていったら、いわゆる法外なチップ・・・

 

丁重にお断りし、一応、自力でシュエサンドー・パヤーに行ってみることにしました。

 

相手から話しかけてきたら、基本的に疑うのがセオリー。私は、それに従って行動。

人のよさそうな表情の女の子。
ひょっとしたら、まったくの善意からの申し出だった可能性もあります。

写真撮っていいか? OK  SNSに載せていいか? OK   と、素直な女の子でした。