楽しかったユカタン半島のバス旅。
メリダから2時間でチチェン・イッツアに到着です。
マヤ文明の象徴 チチェン・イッツア
規模的にはウシュマルをしのぐ大きさのチチェン・イッツア。
メインゲートも立派です。
チケット購入&荷物の預け
チケットを入手。
なんか、仕組みがよくわからなくて、言われるままに払いましたが254ペソ。
カメラ代が70ペソっていう計算かな。
そして、チケット窓口の右手奥にあったクロークに荷物を預けます。
こちらは50ペソでした。
中に入ります。
遺跡めぐりというのは、何度経験しても、ワクワクするものですね。
左右をお土産の露店が埋めます。
物珍しいものばかり。
そして、出ました。エル・カスティージョです。
スペイン語で城壁という意味があるらしい。
2006年に「新世界の七不思議」のひとつに選ばれた、世界屈指の世界遺産です。
さっそく、そのエル・カスティージョのふもとまで行って、間近で見たい所ですが、すでに日差しは悪魔のように強く、順路を追ってゆこうと思います。
つまり、いきなり、あのふもとまで行くと、またここまで帰ってこなくてはならない。
デカイので距離感覚が鈍りますが、行って帰ってくれば数百mはあります。
良心的な施設で、木陰には、いたるところにベンチがあります。
ジャガーの神殿
まずは、ジャガーの神殿から。
エル・カスティージョを横目で見ながら近づきます。
球戯場の横に建つジャガーの神殿。
マヤ人にとっては、ジャガーは強さの象徴だったそうです。
球戯場
そして、球戯場。ウシュマルより広く見えますね。
実際、メソアメリカ最大規模であるとのこと。
こんな小さな穴に、玉なんて入ったんだろうか?
たしかに、サッカー場としても使えそうなくらい広い。
この上から、王様が、競技の状況を見ていたんでしょうか。
ツォンパントリ(頭蓋骨の台座)
そして、球戯場の出口にあるのがツォンパントリ。
「頭蓋骨の城」という意味だそうですが、たしかに、頭蓋骨のモチーフがすごい・・・
この上で、生贄が〇〇されていたそうです。すさまじい・・・
しかし、生贄なんて・・・
とてつもなく暑いのに、寒気のする話です・・
巨大なエルカスティージョ
再びエル・カスティージョ。
1辺56mの正方形の四角錐。高さは24mということなので、ウシュマルの魔法使いのピラミッドより低いんだね。
四方向にある階段は91段×4で364。
神殿に登る1段を合わせると365段と、暦を現しているとのこと。これには驚きました・・・
せっかくなので、記念写真を。
マヤ人って、どこまで賢かったんでしょう。
脇では、いろんなものが売られています。
珍しそうなものばかりですが、荷物になるので買えません。
このへんで、小道に入り北に進みます。
地図によると、この先に「聖なる泉セノテ」があります。
生贄の泉「聖なる泉セノテ」
みんな集まっています。
そもそも、チチェン・イッツアとは、マヤ人の言葉で「泉のほとり」を意味するらしいです。
この泉に、生贄や、それと同時に財宝の数々が投げ込まれたそうです。
たしかに、落ちたら這い上がれそうもないわ・・
ガイドさんの話を聞く、欧米の観光客。
私も聞きたいけど、その前に理解できなきゃ(笑)
さて、あんまり張り切るとやばいです。水分補給の休憩にしましょう。
ほんとはお茶がいいんだけど、たぶん砂糖が入ってるからなあ・・
砂糖が入ってるなら、最初からコーラにしたほうがいいです。
広場に戻ります。
地図によると、「金星の台座」。
ラス・カスティージョのミニチュア。
さて、ラス・カスティージョのふもとに近づいてみます。
この迫力の顔が、「ククルカン」。
「ククルカン」とは、羽を持つ蛇の姿をした農耕の神であるとのこと。
さらに、この「ククルカン」。
ククルカンの降臨現象というのが、春分と秋分の日に起こるらしい。
つまり、太陽が西に傾いていくと、蛇の頭が照らされると同時に、この中央階段の側面に、あたかも羽の形のような光の模様が映し出され、巨大なククルカンの蛇が現れるというもの。
なんか、すごいけど、想像できない・・・
エジプトのアブ・シンベル神殿でも、同じような話があったよなあ。とにかくすごい・・・
夏至と冬至には、ピラミッドの壁面が、ちょうど太陽の光と影の半分にもなるそう。
もう脱帽ですね。
向こうに見えるのは、戦士の神殿。
戦士の神殿を眺める前に、また休憩(^^)v
ほんと休憩って大事。
おそらく気温的には35℃くらいなんだろうけど、日差しが強烈で、めまいがするほど。
(けっして、大げさではありません)
日陰のベンチに座って、神殿を構成する石柱の列を眺めます。
ほんとに、遺跡って、不思議なことの連続だね。