なかなか梅雨の訪れない2017年6月。当初、出かける予定はありませんでした。
ベトナムから帰って、写真を整理して、ブログを更新して、世界遺産などのチケットをスクラップブックに整理し終わって、ふとカレンダーを見ると6月。
次の旅の予定は7月。
そんなに待ってられるかぁ! ってわけで、早速いろいろ検索した結果、
マカオ弾丸 1泊2日旅行を画策!
仕事の段取りを整えて、またまた金曜夜に羽田に向かいます。
それにしても、1週間フルに働いて、金曜夜に空港に向かうこの感触! こりゃ、たまらんわ(笑)
だって、眠っているうちに別世界。想像するだけで痛快です
ところで、いきなり、渡航を決めたもんだから、マカオに関する予備知識はゼロ。
知っていることと言えば、
- 沢木耕太郎さんの「深夜特急」を読んで、カジノが盛んであること。
- マカオGPが開かれていること(モータースポーツファンなので)
これだけ(笑)
だったら、今回の旅は「~歩き方」は持っていくものの、すべて予習なし、行き当たりばったりの旅にしようと、目的を決めました。
そして確保したチケットはコレ↓
急に思い立ってからゲットしたので、決して安くはありません。
36,000円。大の大人が、週末の道楽に36,000円くらい投じたってバチは当たりませんでしょう。
それにしても、LCCって、基本料金に、座席の確保、受託荷物、大きい荷物、食事って、追加していくと、けっこうな値段になっちゃうよね。
羽田空港 自動化ゲートの利用登録
さて、リムジンバスで羽田国際線ターミナルに着いたのが、21時ちょっと前。
0:25のフライトで、少し早い気がしますが、これには魂胆がありました。
羽田空港の自動化ゲートの利用登録。
無料で登録できるそうで、これをやっておけば、羽田だけでなく成田や関空も、パスポートをかざし、両手の指紋をタッチするだけでイミグレを通過できるとのこと。
※最近は、顔認証でゲートをスルー出来るようになったので、この指紋登録の効用はほぼなくなりました(笑)
ものは試しと登録の機会をうかがっていましたが、受付が21時まで。
なかなか登録するタイミングがなかったんですが、今回の深夜便利用は、少し早いリムジンバスに乗れたのでトライです。
さて、バスがターミナルに横づけになったのが20:57。
そこから、Aカウンターめがけて走ります(笑) Aカウンターの横に登録受付所があることは調べておきました。
そして、息を弾ませて到着したのが20:59!
係官はシャッターを閉めはじめてましたが、私の姿を見ると笑って「どうぞ」。公務員なのに好感のもてる係官でした。
登録作業自体はあっさり。書類に色々書きこむのは面倒でしたが、5分もかからず終了。
パスポートの最終ページに、こんなスタンプが押されました。
マカオ 週末弾丸一人旅フライトスケジュール
日付 | 航空会社 | 便名 | フライト | |
---|---|---|---|---|
往き | 6/17(土) | 香港エクスプレス | UO623 | 羽田0:25 ⇒ 香港4:00 |
帰り | 6/18(日) | 香港エクスプレス | UO622 | 香港18:05 ⇒ 羽田23:20 |
ひと作業終えたところで、チェックインカウンターを探します。Aだね、ここじゃん!
そういえばPeachもAだった。羽田はLCCはAなのかな?
すでに、それなりに列ができてました。
オンラインチェックはしてきましたが、なんのためのオンラインチェックなんだろう?という気もします。
予約したのは先週末。オンラインチェックインする際も、けっこう席が余ってました。
6月の香港って、客は少ない?
保安ゲートもガラガラ。イミグレもガラガラ。
せっかくの自動化ゲート登録も、本日はその効果を発揮せず(笑)
でも、指紋をピッとやって、ここまで出てこれたのは快感です。
ちなみにスタンプは押されませんが、頼めば押してくれるとのこと。
スタンプは、旅行のよい思い出ですが、東京出国のはわざわざ押さなくてもいいでしょう。
早めのバスに乗るために、昼から絶食状態。
かき揚げ丼を頼んだら、巨大でした。
腹ごしらえして、144ゲートへ向かうと、見事に人がいない。
案内表示は45分遅れの表示。アナウンスは機材準備の遅れと言ってますが、要するに香港からの便の到着が遅れてるってことだね。
まずいじゃん! 遅れてる便こそ、帰りに乗る便。羽田到着は23:20。少し遅れただけで、終バスに間に合わなくなってしまいます。
ま、そんなこと、心配してもしょうがない。
それより天気。うわー、香港は雨ですか・・・
ようやく、搭乗開始。ポツポツ、客も集まってきたようです。
なんだかんだ言って、機内はほぼ満席。私の周りは中国語?が飛び交っています。
日本人より中国人の方が多いようです。
いよいよフライト。
この香港エクスプレス。機材は清潔でいいんだけど、モニタの類が全くない。(当たり前かもしれないけど)
どこをどう飛んでるのかわからないのは、私的には超ストレス。
LCCは近距離の移動にとどめておいた方がいいかなぁ・・・
香港とマカオ フェリーでの移動方法
ところで、行き当たりばったりと書きましたが、香港からマカオへの行き方と、帰り方だけは学んでおきました。
それによると、
- 香港からマカオへは、通常はフェリーで移動。就航している船会社は「ターボジェット」と「コタイジェット」の2社。
- フェリーターミナルは、香港側、マカオ側ともに2か所。
- 香港側には「スカイピア」と名付けられたフェリーターミナルがあり、これは香港国際空港とつながっている。
上の3が肝心な点で、つまり香港に入国することなくマカオへ入国できる。
香港もマカオも、特別行政区ではあるものの、同じ中国。
だから、正確に言えば、香港で入国手続きをすることなく、マカオに行って、そこで入国手続きを行う。
と、いうことらしい。
(預け荷物がある人は、羽田でチェックインするときにその旨言っておけば、荷物もフェリーに積み込まれるとのこと。こりゃ便利。)
そういう目で地図を見ると、香港島のフェリーターミナルより、スカイピアの方がマカオに近い。
こりゃ、当然、スカイピアからマカオ入りだなと、時刻表を調べると、最も早い便で午前11時頃の出航。
スカイピアもLCCで早朝到着の旅客は、相手にしてくれないみたいですね(笑)
なので、香港に着いたら、とりあえずバスや鉄道で香港島の中心部に移動する必要があります。
そこまで、頭を整理して、就寝・・・ ちょっと、シートが固い・・・
香港国際空港到着 イミグレ&香港ドルへの両替
約4時間、どこをどう飛んでるのか不明なまま、もうすぐランディングのアナウンス。
予報通り、香港は雨模様。でも、雲海の隙間から見下ろす100万ドルの夜景が素晴らしい。
そして、この後、上空をグルグル旋回します。
その時はアナウンスはありませんでしたが、着陸後、空港の着陸渋滞のため、上空で旋回していたと説明。初めて経験しました。
バスでターミナルへ移動。
出発時の遅延と合わせて約2時間の遅れ。午前6時に香港到着です。
係官の目が光ってて、写真は撮れませんでしたが、たしかにスカイピアへトランジットの案内がありました。
でも、あと5時間も船がないので、いったん香港で入国手続きを行います。
フェリー会社のWebサイトによると、スカイピア⇔マカオは、1日4~5本のよう。こりゃ、気をつけないと。
イミグレでは、スタンプが押されず、なにか小さな紙片がよこされます。
とても大事なものでしょう。スタンプの方が気が楽です。
とりあえず両替。香港は素通りするだけなので、どのくらい両替するか悩みましたが、実は8月にも香港を訪れる予定。
初めて手に入れた香港ドル。
外国の紙幣は、実際に使って、その価値を体験するまではオモチャに見えるものですが、今回はとくにその感覚が強い。
なんでかなあ~と考えてたら、肖像画が刷られてないからかな。
10HK$なんてプラスチックのようです。
ロビーに出ると、広い広い香港空港のコンコースが広がります。
成田も頑張ればいいのに・・
夜間の騒音なんぞで住民と揉めてるレベルじゃ、グローバルでは戦えないな、とハブ空港に来るたびに思います。
リムジンバスで香港島のマカオ・フェリーターミナルへ
とりあえずTo City ですね。
バスで行くことにしました。ここから香港中心部までは1時間ぐらいです。
フェリーターミナルは香港島の上環にあります。とすると、A11に乗ればいいのかな。
A11には、ちょうど発車を待つバスがいました。チケットは、と探すと、向こうで買ってこいとのこと。
40HK$でした。10HK$が約140円なので、560円くらい。
安いのか高いのかわかりませんが、日本に比べれば間違いなく安いです。
乗り込みます。やっぱり2階でしょう(笑)
香港エクスプレスより、格段に良いシート。
飛行機のシートは、ほんとに固かったなあ・・
はじめてみる香港。
成熟感を勝手に感じていた香港でしたが、まだまだインフラ工事が盛んのようです。
海辺に出ました。
空港があるのはランタオ島。この島には、香港ディズニーリゾートもあります。
ここから、香港島に至る長いつり橋を渡ります。
特徴のある建築物。
すごい規模の物流。
バス前方の電子掲示板にフェリー・・と出たので、降りました。
ここはほんとに香港島かな。生まれてはじめてきた香港。やっぱり、勝手がわかりません。
マカオ フェリーターミナルのチケット購入&チェックイン
間違いなく、ここがフェリーターミナルのようです。
でも、香港にあるのに「マカオ フェリーターミナル」とは。
ターミナルの建物の中に入ります。
飲食店がいっぱい並んでいて、朝早いにもかかわらず営業しています。
フェリーのチケット売り場は、すぐ見つかりました。
このチケット売り場は「ターボジェット社」のチケットしか売ってないのかな。
7:45のマカオ行きフェリーをゲット。177HK$(約2500円)でした。
そして、埠頭に向かいます。
これは、いったい何のカウンターなんだろう?
ここで、香港で入国時に渡されたカードがとられました。でも、小さい紙片はそのまま。
香港を出国したということになるのかな。やっぱりスタンプは押されません。
あまり、よく理解してないまま、通路を進みエスカレータを降ります。
ゲートの表示なんて空港のようだ。
今度は船のチェックイン。
船のチケットに22Mというシールが貼られました。これは席のこと?
ほんと、よくわかりません。
指定席にする意味ある? チケット発券時に、席を決めちゃえばいいのに、と思いますが??
でも、そんな不思議な世界をあてもなく漂うのが旅のだいご味。
現在土曜日の7:30。家にいたら、間違いなく、まだ寝てます(笑)
スカイピアからのフェリーは少なかったですが、こちらは便がたくさんあります。
ゲートが開いて、船に乗り込みます。
指定された席に座ります。けっこう空席も多いのに、なぜか隣席にも乗客。
そして出航。
やっぱり旅はいいなぁ・・ まだ夜明けから数時間ですが、この異国ならではの不思議な体験。
目の覚める思いです。大げさだ(*^^)v