バス旅【晋州 ⇒ 統営】港町・統営の朝市「中央市場」を歩いてみる

モーテルでの一夜が明けて、2025年5月5日の朝。

日本はこどもの日。韓国もこどもの日。

別に日本統治時代の名残とかではない。日本も韓国もオリジナル。

日本も韓国も少子高齢化を本気で悩むなら、5月1ヶ月間を「こどもの月」として、丸々祝日にしたらいいのにと思う。

たんに、私が休みたいだけなんですが^ ^

人口が減り続ける国で、トップラインを上げ続けようなんて、拷問以外のなにものでもない。

 

そんなことを考えながら、朝7時にモーテルをチェックアウト。

これは、ほんとにアタマに浮かんだこと。

GWも、今日と明日だけか、なんて考えたら、明後日からの仕事が急に憂鬱になってしまった。

カウンターの箱にカードキーを返却した時に気づいた。

このモーテルの名前は「スーパーロケット」。カードキーのロケットが可愛かったw

晋州バスターミナルでのひととき

朝の涼しい空気の中を、モーテルを出てバスターミナルへ歩く。

移動&街歩きという、自分のやりたい旅そのもの。

バカなやつ、と言われるかもしれないけど、私の今の気分は幸福感そのもの。

そして、目が回りそうなハングル文字に囲まれる陶酔感。

ほんとに酔いそうです、このハングル文字の攻勢は。

西洋人が日本語を見ても、そんな感じを受けるのだろうか。

そして、晋州のバスターミナルは自販機はなし。

窓口でチケットを買うしかない。

どこが統営行きのバスなんだかわからず、ひとつひとつ窓口のおばちゃんにたずねていく。

統営と書いてトンヨンと呼ぶ街。

しかし、私の発音が悪く、まったく通じない。

スマホに「統営」と表示させて通じるけど、韓国の人はハングル文字と漢字の両方を使えるんだよね。

日本人より、はるかに優秀だ。

何も言わずに、最前列のシートを発券してくれた窓口のおばちゃんに感謝。

統営までは約一時間の旅。

晋州と統営の位置関係は、こんな感じです。

朝鮮半島の南端はリアス式海岸のようになってますが、その入江、天然の港町が統営です。

晋州も統営も、朝鮮半島をバスでたどってみようと思わなかったら、訪れなかった街。

チケットに表示された16番プラットフォームに出向くと、すでに統営行きのバスが入線してました。

同じ慶尚南道の街なので、1時間に1本くらいはバス便があるみたいです。

ターミナルにたむろするバスの向こうには、昨夜泊まったモーテル群が。

あの「温泉マーク」はなんだろう?

朝8時を過ぎて、ターミナルにも乗客が集まり活気が出てきました。

バス旅「晋州⇒統営」さらに統営市街へ

定刻の8:20、バスは統営に向けて出発です。

最前列なので、自分で運転している気分。

私が泊まったのは晋州の旧市街。

南の新市街はなんと高層ビルが林立してました。

バスは高速道路を南下します。

バスは山間を縫って統営へ。

そして、統営到着。

ここでも、林立するマンションに驚かされます。

韓国の田舎町なのかもしれないけど、開発はされているみたいです。

さて、統営の旧市街に向かいたいところですが、バスが到着したのは郊外にある統営総合バスターミナル。

だから、朝市などがある街の中心に行くには、市内バスに乗り換える必要があります。

これはワウパスで乗れます。所要時間は20分くらい。

意外と洗練されている統営の街並み。

そして、朝市の近くのバス停で降りました。

まあ港町ですから、訪れるべきは朝市ですね。

統営の胃ぶくろ「中央市場」

「地球の歩き方」では紹介してないけど、チャットGPTは「ぜひ中央市場へ」とすすめてくれた統営の朝市。

たぶん賑わい出すのは、観光客が来るお昼頃からなんだろうけど、すでにお魚の匂いが気持ちよく漂ってます。

世界中、どこでも見られる港町の朝市。

でも、ここ統営の市場は「伝統の」という形容詞がふさわしい400年の歴史をほこる、市民に愛されてきた市場。

身体中に、キムチと魚の匂いがしみつきそう・・・

しかし、食欲をそそる生臭さです。

市場にはレストランもありました。

しかし、なんと書いてあるのかわからない^ ^

なんだか、韓国の昔の裏通りを歩いているようで、タイムスリップした気分です。

ほんとに、歩いてて感じる、懐かしい感覚。

iPhoneのカメラで翻訳したら「コウイカ」でした。これ?イカ?

干物やお土産も扱ってました。なかなか楽しい統営の朝市でした。