カラフルな町マランで炎天下の陽炎とスコールに遭う【インドネシア旅行記 #5】

真夜中の午前1時からはじまったブロモ山アクティビティは、これですべて終わり。

久しぶりに、大自然の美しさを堪能できたブロモ山。

さて、このままスラバヤに戻れば、昼過ぎの到着で、昨日に続いてスラバヤの観光を楽しむことができる。

でも、こういってはなんだが、スラバヤで面白そうな場所は旧市街にチャイナタウンに、そして感銘を受けたスナンアンペルエリアぐらいで、あとは歩いて楽しそうな場所がなかなか見当たらない。

マドゥラ島へ渡るという方法もあるけど、半日では時間的に厳しそうだ。

そこで、どこかスラバヤ近くの町はないかと物色したところ、マランという地名が目に留まった。

何もない街なら何もないでよし。

初めての町を歩くということに意味がある。

そう思って、簡単に調べると、マランはスラバヤとともにブロモ山観光の拠点の町であった。

そして、町の中心部近くに、家壁をカラフルに彩ったインスタ映え (もはや死語)する村があるらしい。

ガイドのお兄さんに「帰りはマランで下ろしてもらえないだろうか?」と頼むと、2つ返事でOKしてくれた。

本当にナイスガイな兄さんだった。

ブロモ山ふもとからマランへ

では、ふたたび4WDに乗って、山を下ります。

明るくなって景色が見えるようになったので、楽しいドライブ。

そして、4WDからツアーのクルマに乗り換えます。

2時間ほどで着いたマランの街。

鉄道駅の前でおろしてもらいました。お兄さん、ほんとにありがとう^ ^

まず、念のため、スラバヤへ帰る足を確認。

えーと、15:56のスラバヤ行きがあるな。

これに乗るとして、3時間は街を見学できます。

暑さにたえかねて、お茶をいっぱい。

では出かけますか。

SNS映えする町「ジョディパン・カラフル・ヴィレッジ」

東ジャワの町マランで調べると、ブロモ山の拠点というほかカラフルな村というワードが引っかかります。

まさにコレ。

説明はいらない。

政府の政策で住居を塗装し一躍有名になった「ジョディパン・マラン・カラフル・ビレッジ」。

村の中に入ってみましょう。

入場料は10000ルピア(100円)みたい。

あまりに暑いせいか、人が全く歩いていないのが少々不気味・・・

ところが、よくみれば、

少年たちが遊んでた。

しかしすごいね。

これだけの塗料、どうやって用意したんだろ?

雨の多いジャワ島。日本とそっくりな瓦葺屋根が親近感をそそります。

ひょっとしたら、カラフルになる前は、粗末なバラック小屋だったのかもしれません。

あるいはスラム街だったのかも。

色彩は、人の心を和ませるもの。

歩いて楽しいジョディパン村。

不思議なのは、街道にも近いのに、この村に入ると、物音ひとつしない感じがすること。

スラム街をこのような町に作り替えたインドネシア政府に拍手ですね。

ちなみに、場所はここ。

マランの駅から500mほど。

では、何も考えずに、カラフルな色彩を楽しみましょう。

反対側の「青に染まった村」

ところで、「ジョディパン・マラン・カラフル・ビレッジ」の、通りを挟んで反対側にも村がありますが、

そちらはなんと、青一色。

こちらも政府の支援で塗装した村なのかな、Googleマップにはそんなこと出てないけど。

派手な色とりどりもさることながら、青一色もこれはこれで不気味w

夜に歩いたら、なおさら幽玄なことでしょう。

こちらのほうが古いのかな。屋根の塗装が落ちはじめてる気がする。

2時間ほど散策したジョディパン村にさようなら。

願わくば、色あせないように、いつまでも塗り続けてもらいたいです。

マランの駅前でジャワ島のスコールにあう

さて、ジョディパン村の散策で汗みどろになって戻ってきたマランの駅前。

ものすごい雷鳴が響き渡ったかと思うと、たたきつけるようなスコールが降り出しました。

熱帯雨林気候の風物詩スコール。

実際に、目の前で体験すると、不思議な気象現象。

でも、この感触好きだな。

汚れという汚れが、どんどん洗い流されていく感覚。

スコールは、まるで人間の新陳代謝のようです。