ジャカルタ・コタ地区街歩き&バジャイで渋滞を駆け抜けろ【インドネシア旅行記 #14】

今日は2024年2月24日(土)。そして時刻は15時。

明日の日曜日は丸一日かけてANAのフライトだから、日没までの3時間程度が最後の観光時間。

ジャカルタを歩くのは初めてだけど、街並みとして楽しそうなのはオランダ統治時代の面影が残るコタ地区で、そこだけなら3時間もあれば大丈夫だろう、という計算でした。

動画はこちらです。

ファタヒラ広場周辺を歩いてみる

時間を節約するために、ホテルからGrabでコタ地区に向かいました。

とりあえず、コタ地区の中心とされる「ファタヒラ広場」まで。

そして、クルマを降ります。

土曜日の午後なので、観光客というよりは、地元の人々が楽しんでいるという感じです。

なかなか歩いて楽しそうなエリアではありますが、蒸し暑い^ ^

標高の高かったバンドンから海抜ほぼ0mのコタ地区にくると、汗がふき出ます。

そして、ファタヒラ広場へ。

「地球の歩き方」にも書いてあるように、東インド会社にまつわる重厚な歴史的建物に囲まれています。

こちらがジャカルタ歴史博物館。

建築当時の1600年代は市庁舎だったとのこと。

こちらは「絵画・陶磁器博物館」。一瞬、国旗が日本国に見えたw

こちらが「ワヤン博物館」と呼ばれる元はプロテスタント教会。

広場から出て、適当に歩きます。

運河に出ました。

この2キロほど先が河口。ジャカルタ湾、ジャワ海にそそいでいます。

いうなれば、ここは東太平洋の最南端?

ジャワ島の反対側はインド洋ですからね。

観光馬も登場。

オランダ人からしたら、マラッカ海峡を通ることもなく、スンダ海峡を横切ってすぐのジャカルタは東インド会社の絶好の拠点だったのかもしれないね。

当時、街の名前は「バタヴィア」と言いました。

1942年には日本軍が侵攻。

そういう意味では、1955年のバンドン会議に、よく日本が出席できたなと思う。

ジャカルタ・コタ駅の様子

ファタヒラ広場を少し南に歩くと、コロニアル建築が美しいインドネシア銀行博物館。

その向かいに横たわるのが、ジャカルタ・コタ駅。

行き止まり式のホームが何本も引き込まれた、鉄道全盛の時代は、大ターミナルだったことでしょう。

今は、商業の中心がもう少し南に移り、私が数日前に乗ったブルートレインも、ジャカルタ・ガンビール駅が終点でした。

コタ地区の中でも、もっともスリや置き引きの多い場所らしいwですが、せっかくなので入ってみます。

中もコロニアル風。

ちなみに、インドネシアの鉄道開通は日本よりも早く1867年。

バンドンまで通じたのが1884年とのこと。

それから140年で高速鉄道ですか。人間のやることはすごい。

ん!? なんか見たことがあるような・・・

あとで調べたら、やっぱり日本の電車の払い下げでした。

日本から6000キロも離れた場所で、第二の人生ですか^ ^

チャイナタウン&夕暮れのジャカルタをバジャイで駆け抜けろ!

コタ地区散策の最後はチャイナタウン。

インドネシアの華僑は1,000万人以上との統計も。

これはタイに並んで多いらしい。

民族が民族を認め合って、互いに生きるのは、なかなか難しいこと。

その寛容性は素晴らしいと思います。

蒸し暑い中、歩き回って、さすがに脱水症状に。ポカリがうまい^ ^

さて、そろそろホテルに戻ろうかと思ったところ、路上にはバジャイと呼ばれる3輪タクシーがズラリと並んでます。

ホテルまでは約8キロ、帰りの足どうしようかな・・・

そこに、まったくタイミングよく声をかけてきたこのおじさん。

10万ルピアを8万ルピア(730円)にまけさせて乗り込みます。

たぶん8万ルピアは高い、けど、仕方ない。

ベチャは何度も乗ったけど、バジャイははじめて。

こりゃ楽しいわ。

夕暮れで、渋滞のはじまったジャカルタの街を駆け抜けます。

すごいスリル。

いいね、こんな乗り物で大都会ジャカルタの道を走れるなんて。

ただね、ベチャと違って、けっこうスピードが出るので、スリルを通り越してコワイ。

しかも、この運転手、こういう場所でも少しも速度を落とさない・・・

ある意味、すごいテクニックです。

旅の終わりはワインバーで

さて、ホテルに戻ってきました。

一晩だけ泊まるだけの「オールシーズンズ・ジャカルタ・タムリン」。

ナイトバーがあるということで予約してました。

ところが、なんと本日は休業・・・

なので、ホテルから徒歩数分のワインバーへ。

ワインバーだけど、暑くて喉が渇いたのでまずハイネケン。

いい雰囲気のバー、というよりもレストランだね。

インドネシアひとり旅、最後の夜を楽しみます。

ワインをボトルごといただいちゃいました。

異国の地で、お酒を飲みながら、過去旅を回想するのって、ゾクゾクするほど楽しいな。

今回の旅は、もちろん楽しかったし、会う人みんなが親切にしてくれた。

昨年の2月はコロナ明けで緊張しながらの旅だったけど、同じようなこと考えながら、ブカレストのバーで飲んでたな。

↓これが1年前の写真・・・やってること、まったく一緒じゃん(^^)

こういう記憶をさかのぼれるから旅って楽しいんだよね。

今回のインドネシア5泊6日弾丸ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。