雪国で生活している人にとっては、迷惑以外のなにものでもないでしょうが、首都圏在住の身からすると、年に1回くらいは雪景色に出会いたい。
雪化粧とはよく言ったもので、大地を真っ白い絨毯で覆ったような様は、心が晴れ晴れとするし、露天風呂につかりながら眺める、松の枝にしんしんと降り積もっていく雪は格別です。
そこへ、ANAマイルの有効期限が来るという知らせ。
航空会社によっても異なるんでしょうが、ANAの場合は3年で、コロナ禍という特殊性を鑑み、ANAは有効期限を延長してくれるみたい。
ですが、期限がくるマイル数が約12,000マイル。
冬の北海道へ、マイルを使った週末旅でも行くか!っていう気になりました(^^)
12,000ANAマイル(Ⅼシーズン)の特典航空券
航空会社 | 便名 | フライト | |
---|---|---|---|
往き(2/4土) | ANA | 4711 | 羽田6:50 ⇒ 札幌(千歳)8:20 |
帰り(2/5日) | ANA | 084 | 札幌(千歳)21:20 ⇒ 羽田23:00 |
上記が、急に思い立って、おさえた特典航空券。この便しか残ってませんでした。
羽田発が早すぎ、自宅を4時過ぎに出ないと間に合わない。
そして、帰りも飛行機が20分遅延したら最終のリムジンバスに乗り遅れる。
それでも、大人気のANAマイルの特典航空券。よくとれたな、という感じ。
おりしも、札幌雪まつりが3年ぶりに開催される時期に当たるんです。
ところで、ANAに限らず特典航空券交換に必要なマイルは季節によって異なります。
ちょうど2月というのはローシーズン。
羽田 ⇔ 札幌に必要なマイル数は12,000マイル。
12,000マイルなんて、4人家族の私なら半年分くらいの消費をANAカードで決済するだけで貯まります。
実際に購入したら3万円以上するところを12,000マイル(Ⅼシーズン)で行けてしまうなんて、すごいお得感じゃないですか?
要するに、1マイルの価値が高いんですよね。
ちなみに、国際便でビジネスクラスなんかを狙ったら、もっとすごいことになって、正規料金で77万円のところ85,000マイルで行ったこともあります。
冬の北海道なんて、観光需要もそれなりにありそうですが、このローシーズン設定はねらい目。
だから、早朝便&深夜便ではありますが、とれたのは奇跡に近い。
旅の神様に感謝・・って、エアドゥ運航でしたか、まあいいです(^^)
未明の羽田空港から札幌へ
前の晩に確認すると、札幌地方は雪。
その前の週に日本列島を襲った低気圧は、各地に大雪をもたらし、航空便もかなり欠航。
さて、どの程度、雪が降ると飛行機は欠航するのか、経験がないのでわからん・・・
まあ、大丈夫でしょうと、リムジンバスの始発で未明の羽田空港第二ターミナルに到着です。
ソウル、バンコクと続いたけど、今回はパスポートを持たない旅。
ちょっと、緊張感に欠けるかな・・
ANAの尾翼が目に入り、いっきにテンションが高まります(^^)
しかし、乗るのはエアドゥですw
機内は満席。
ギリギリで特典航空券ゲットの私は、席も選べませんでした。よって、通路側。
窓の外が見えないのは残念だけど、モニタが前面展望のようすを映してくれてました。
水平飛行になっていただいたアップルジュース。ほたての紙コップが北への旅をかきたてます。
通路側の席で、かつモニタもない。なにもやることがなく、逆にあっというまに北海道に着いてしまったという感じ。
快速エアポート 新千歳空港 ⇒ 小樽
さて、今回の旅は、「札幌雪まつり」を鑑賞する目的のほか、泊まるのは登別温泉。
あとは、雪の中をローカル線にでも乗って、のんびり揺られてみよう、そんな感じに考えてます。
札幌近辺で、雪深いローカル線というと「函館本線」くらいしか思いつかない。
それで、千歳空港から札幌をすっとばして、小樽まで行ってしまえ、ということなんです。
雪原の中を快走する「快速エアポート」。
雪でもよかったけど、晴れたね。白銀の照り返しがまぶしい。
列車は、少し遅れて札幌駅に到着。
乗客が入れ替わります。
驚いたのは、今までよりもいっぱい乗ってきたこと。そして、外国人が多かったこと。
こんなに、小樽行く人いるんだ・・・
半信半疑のまま、列車は日本海に沿います。
こんな穏やかな日本海なんて、珍しいんじゃないかな。
あの、冬の日本海特有の鉛色の波が影をひそめてます。
小樽が近づくと、「小樽から先、余市、倶知安方面へお越しの方は、SUICAなど電子マネーが使えません。駅か、運転手から、紙の切符を購入してください。」とのアナウンス。
そうですか・・
そして、小樽駅に到着。
外国人だらけなのも驚きだけど、札幌⇒小樽ですでに閑散としているものと思い込んでいた私としては、予想外の賑わいに面くらってます。
小樽なんて、何年ぶりだろう?
この先の、倶知安方面へいく「函館本線」は、ガラガラであることを期待しながら、駅弁でも求めて改札口の外に出ます。
朝、自宅を出て、あっという間に雪国。時間感覚もそうですが、身体が寒さに慣れてない・・
さすがに寒いです(^^)