今日から、2日間、ツアーでハバナを離れます。
キューバ滞在は正味4日。
そのうち、2日間をショートトリップに充てるつもりでいましたが、その第一候補はトリニダー。
人口3万5千人のこじんまりとした町ですが、トリニダーはプランテーションのための奴隷売買の中心地として発展。
その後、奴隷制度は廃止されたものの、町そのものも衰退していったため、古い町並みをそのまま残す都市として世界遺産に登録されています。
なので、キューバを訪れる際は、是が非でもトリニダーは行きたいと思ってましたが、弾丸旅行風情で、日程が限られていると、なかなか難しい。
バスの定期便でも片道6時間かかるし、乗り合いタクシーという手もあるようだけど、ハバナは早朝に出たいし、帰りも遅く帰ってきたい・・・
と、悩んでいたんですが、何気なくHISのWebサイトをサーフィンしていたら、なんとハバナ発のツアーが・・・
このツアーは、トリニダーだけでなく、途中のシエンフエゴスや、帰途にサンタ・クララなどにも寄ってくれて、さらに亜熱帯の森林トレッキングツアーなんてのも含まれていて、1泊4食付で26,000円。
ハバナを早朝に出て、帰りも夜遅く。
時間を有効に使えそうだったし、道中はすべてバス。3つの町を歩けて26,000円ならいいかな、と思い申し込みました。
HISのハバナ発1泊2日ツアーで出発
ところで、このツアーの集合時間は朝の5時半で、文字通りの早朝。
夜明け前の、ハバナ旧市街をテクテク歩きます。
(道で寝っ転がってる人もいて、少し怖かった・・)
この早起きに付き合ってくれた「Casa Colonial Biani y Lessi Havana」のおばさん、親切にしてくれて、ありがとうございました。
ところが、肝心のバスが待てども待てども来ない・・・
集合場所は、ホテルテラールの前、ここでいいはず。
5時半の集合に、余裕をみて5:15には来ているのに(日本人だね笑)、一向にバスが現れません。
ツアーのバウチャーには、「各ホテルに立ち寄るので、ピックアップ時刻が多少前後する場合がございます」と書いてはあるけど、40分も遅れることあるんだろうか?????
この時点で6時10分。
空が白みはじめ、呆然と立ち尽くす私に、マラソンランナーたちが「イエ~イ!」と手を振ります(笑)
治安が悪そうじゃないのが、唯一の救い・・・
wifiもつながらず、途方に暮れはじめた頃、6時20分くらいになって、バスが到着。
50分遅れって、何とかしてくださいよHISさん!
ガイドの黒人女性が、「ソーリー、ソーリー」と誠心誠意言ってくるので、すべて解決です(^^)v
さて、無事にピックアップされて、ツアーにジョインできました。
ツアーは、これから、さらにいくつか回るホテルでピックアップして、バスは満席。
こんなに参加者が多いとは思いませんでした。
外国人ばかりと思いきや、日本人の夫婦が一組いらっしゃいます。
そんな中、私は最前列の席をあてがわれて、超ラッキー!
景色を見るのに最高の席です。
運河で早朝の釣りに興じる人。
ハバナの朝焼け。
海底トンネルをくぐってカサブランカ地区へ。
そして日の出。
このままツアーに出発するのかな、と思いきや、最後のホテルでピックアップ。
これが、今回のツアーバス。
さあ、いよいよ本格的に出発です。
本日の予定は、このあと簡単なコーヒータイムを取った後、世界遺産の町シエンフエゴスへ。
そして、昼食後、これまた世界遺産の町トリニダーへ。
フリーウエイを東へ。シエンフエゴスを目指します。
と、その前にコーヒータイム。
ドライブインで20分の休憩がありました。
シエンフエゴスまでは200キロ以上あります。4時間はかかるでしょう。
トイレに行っておこうと思い、用をたして出ると、使用料を請求されます。
10CUCとか、大きい紙幣しか持ってないんだよね、参ったなあ・・・ と思ってると、出てきた欧米人の女性が「ノーコイン。」と言ってパス。私も真似しちゃいました(笑)
そういえば、この旅に出てから、満足にコーヒーを飲んでない。
銘柄はわかりませんが、たぶんエスプレッソ。オーダーします。
水とコーヒーで10CUCだすと、返ってきたのが7CUC。
これで330円かい・・・ やっぱり高いな・・
この旅ではじめてみる5CUC紙幣。
そして、こちらが1CUCコイン。1ドルといっても通用するようです。
しかし、このコイン、通貨価値的には100円玉より高い。
フリーウエイをシエンフエゴスへ
休憩時間が終わり、またフリーウエイを東へ。
サンタ・クララ方面への道でもあるようですね。
フリーウエイから降り、バスは広い穀物畑の中を行きます。
ガイドさんがしきりに説明しています。しかし、半分も聞き取れず・・・
たぶん、キューバの農産業のことを言っているのではないかと・・
バスは、こうやって止めるんですね。
でも、こちらは、観光バスなので止まれません。
相変わらず、レトロなクルマたちとすれ違い。
鉄道も敷かれてるんですね。もう使用してないとは思いますが。
シエンフエゴスまで39キロ。
だから止まれませんって。
キャンプにでも行くのでしょうか。
少年たち、何をみてるのかな。
川がありました。
看板が現れ、シエンフエゴスが近づいた雰囲気。
ほんとにかわいいクルマたち。
ビルが現れました。町はもうすぐです。
シエンフエゴス 1時間の弾丸散歩
いきなり現れるキュートな建物。
バスは、「ホセ・マルティ広場」の前で止まりました。ここで1時間の休憩、というかフリータイム。
広場の目の前の教会は改修中。
暑いですが、ここシエンフエゴスにいられるのは、たったの1時間。
精力的に歩き回ります。
シエンフエゴスの人口は15万人。それなりに大きな町です。
この1902年って何の意味かな?
この町が造られたのは1819年とのこと。
ちょうど正午。太陽が真上からギラギラです。
たぶんホセ・マルティの像でしょう。
やっぱりそうでした。
公園内には、偉人のモニュメントがいっぱい。
民芸店が並びます。
ひとつ買って持って帰りたい。しかし荷物になる・・
maps me によると、この先は海。
公衆電話もかわいいわ。
でました、カリブ海!といいたいところだけど、これは内海。
キューバの大地から、カリブの海を見る。
なんか、すごく遠いところに来た・・ 突然、そんな気持ちになります。
あの陸地の向こう側には、まぎれもなくカリブ海が広がっているわけですから。
暑いけど、風が気持ちいい。
そろそろ、集合時間を気にしはじめます。
暑さに耐えかねて、カフェに入ります。
オシャレなCafe。
あの青いお酒は何だろう?
ハイネケンを1本。3CUCでした。
先客に、ツアー参加者がいたらしく、笑って肩をたたかれました(^^)v
ホセ・マルティ広場に戻ります。
ほんとにカッコいいクルマ。
バスの中の冷房が恋しい。次は、ランチですね。
弾丸だから仕方ないけど、もっとゆっくり町を散歩したいな・・・
でも、ふつうに旅してたら、なかなか来れない町だから、と自分を慰めます(笑)