コスタリカ料理を食べて、お腹を満たして、それでいて、腹ごなしに見知らぬ街を心ゆくまで歩く。
われながら、なんという贅沢な体験をしてるんだろうと思う。
遠くに見える高い山々が、遠い国に来たんだという実感も満たしてくれる。
コスタリカ鉄道駅の風景
突然現れる鉄道駅。
コスタリカの鉄道は、朝夕の通勤時間帯に運転されるみたい。
since1908という意味だろうか。
素晴らしく風格のある駅舎です。
駅の裏手に回ってみると、いままさに出発をひかえた列車が。
中米というとバス、というイメージがあったので、こんなしっかりしたレールが敷かれた鉄道が現役というのには驚きました。
では、また中心部のほうに戻りますか。
夕暮れのサンホセの街
サンホセの街に夕暮れが訪れました。
異国を旅してて、楽しい時間は、やっぱり夕暮れ。
夕暮れ時は、朝とともに、その地の生活感が色濃くわきでる時間でもあるし、
旅人の私は、「夕方なのに家に帰らなくてよい」という旅愁感を、自分に言い聞かせられるからだと解釈している。
子供の時は、家出少年だったからなぁ・・・
とにかく親のいる家にいるの嫌で嫌で、少年時代のトラウマってすごいなと思う。
いまでも、夕方になると、そんな気持ちを思い出してしまう。
そして、目の前にいる人々は、私と対極にいるかのように、家路についている。
この、おそろしいほどのギャップが孤独感を誘発し、それが旅人気分にかきたてるのだろう。
高原都市のサンホセ。
でも、まわりは山に囲まれてる。
通りに立って、遠くを見やると、だいたい山がそびえたってる。
サンホセの夕暮れ。
私は、ほんとにあきもせず、道ゆく人々を眺めて過ごしました。
毎日おとずれるスコール
ふと、我にかえると、空を黒い雲がおおい、そして、けたたましい雷鳴が。
まさに中国街を歩こうか、なんて考えてる時でした。
正直、こんな雷の音、聞いたことない^ ^
雨季の時期は、こんなスコールが、毎日夕方、サンホセの街を包んでいるようです。
雷の時、木の下に入ってはいけないというセオリーも忘れて避難。
怒涛のようにスコールは去りました。
そして、さらに濃い夕暮れがサンホセの街をおおいます。
この時間になると、コスタリカ料理レストランは、地元の人でどこも満席。
私は、バスに乗る前に、非常食がわりにマックを腹につめました。
ビッグマックセットが4,150コロン(1,220円)。
日本の1.5倍くらいかな(^ ^)
インフレでもいいですよ。
なにも、自分ひとりがそれを被っているわけじゃない。
多少の差はあれど、地球上すべてのひとに、平等にインフレは舞い降りるんです。
マックを出ると、今度は夜のとばりがサンホセの街を包んでいました。
幸福度指数世界一ともいわれるコスタリカ。
日の出とともに活動し、日没で家路につく。
ほんとに幸せそうですね。
さて私は、目が若干ショボショボしてきましたが、これから深夜バス。
隣の国、パナマシティに向かいます。
わずか1日で、コスタリカにさようなら。
いつまでも幸福な国でいてください(^ ^)