ボゴタ・エルドラド国際空港 プライオリティパス利用ラウンジでのひととき

道が混んでいるのか、呼んだUberの到着時刻になっても迎えが来ない。

待ってる間、日本の天気をチェック。

台風5号が直撃のようだ。

この台風が、1日遅れでこのコースだったら、もろに影響を受けている。

いつも思うけど、私の旅はついている。今回の旅は特にそうだ。

ボゴタ・エルドラド国際空港へ

さして待つこともなくUberは到着。

やはり中心部は混んでいるのか、山沿いのルートで空港へ。

途中通りかかったモンセラーテの丘のケーブルカー乗り場には、夜景鑑賞の市民が列をなしていた。

土曜日の夜だからね。

名残惜しさと無事に空港に辿り着ける安心感が織り混ざった、不思議な心境。

コロンビア、最後のドライブは、そんなおももちでした。

そして、エルドラド国際空港に到着です。

アエロメヒコ航空にチェックイン

もうひとつ寄港地として、メキシコシティがあるのに、帰国便に乗る感覚。

これは、サラリーマン旅人の悲しいさが。

旅が終盤に差し掛かると、仕事のことを思い出し、どうしても帰国便のことが気にかかる。

帰国便はメキシコシティからのANA便。

つまり、早くメキシコシティに着きたくなる。

チケットがコネクティングされているフライトならともかく、いわゆる自己乗り継ぎの場合、同日乗り継ぎは少しばかり心もとない。

「どこでもドア」のカギをまだもらえてない気持ちで、フライトボードを見上げると、1:10のメキシコシティ行きはまだ載ってないけど、各便のきなみ定時運行みたいなので、なんとなくホッとする。

でもなんだか時刻がバラバラ。

行き先のアルファベット順に並んでるフライトボードは初めて見た。

さて、まずはチェックインしよう。

なぜか、オンラインチェックインができなかったから。

今回の旅、フライトのチェックインは、とにかく振り回され、ANA便以外、窓際をとれたためしがない。

アエロメヒコは、お約束のセルフチェックイン。

さて、席は空いてるかな・・・

よし!26F。窓際シート。

夜間飛行で中米の大地は見れないけど、街の夜景は見れる。

そしてイミグレの準備。

コロンビア入国の際は、iPhoneでうまく動かなかったチェックミグ。

それにしても、ヘンな翻訳だ^ ^

ところが、万全を期していたにもかかわらず、チェックミグ、まったくチェックされず。

それどころか、セキュリティ検査を受けると、いつのまにか出国していた。

コロンビア旅の痕跡は、入国時のスタンプのみ。

アメリカもそうだったけど、西半球の国々は、去る者は追わず、ってことなのかな。

エルドラド・ラウンジでのひととき

フライトまで3時間。

ラウンジでのんびりしますか。シャワーも浴びたいし。

その前に、いちおうゲートを確認。

A5ゲートはアメリカン航空ダラス行きの次が、わがアエロメヒコでした。

調べてこなかったけど、プライオリティパスで入れるラウンジがあるみたいなので一安心。

ダイナースクラブでも入れるみたい。

ANAの文字もあるけど、さすがにメキシコシティ⇒成田のビジネスチケットでは、入れてくれないでしょ。

ほどほどの混みようだったけど、列はすぐに流れ、あっさり入れました。

空港ロビーの喧騒も楽しいけど、ラウンジの落ち着いた空気もなかなか癒される。

外が行列だったから、混雑を予想してたけど、中が広いのでゆったりしてます。

まずは、シャワーを浴びたい。

気温10度のボゴタでは、いくら歩いても汗はあまりかかないんだけど、ホコリまみれの街中を歩いてるわけだから、フライト前にはやっぱりシャワーを浴びたい。

シャワーでスッキリして、ラウンジのソファに身をまかせると、勝手に旅の記憶がよみがえってくる。

軽食を物色しながら、見つめているのは、この旅の風景。

日本を出てからの8日間があまりに濃密だ。

コスタリカ、パナマ、そしてコロンビアを駆け抜けた足跡を思い返すと、まるで一つの長い夢を見ていたかのような感覚に包まれる。

最後に訪れたボゴタの街の光景が特に鮮烈に焼きついている。

旧市街ラ・カンデラリアの石畳を踏みしめ、コロニアル様式の建物を眺めながら歩いた時間。

路地のカフェで一息つき、濃厚なコロンビアコーヒーの香りを楽しみながら、陽気な笑い声と、人々の会話に耳を傾ける(言ってることは全くわからないけど)楽しさ。

標高3,000mを超えるモンセラーテの丘から見下ろしたボゴタの街。

スラム街で生きる人々のリアルな生活を垣間見た気がしたエルパライソ。

考えてみれば、ボゴタで食べた料理は「アヒアコ」ばかりだった。

ラ・カンデラリアには露店もおおく開かれてたし、ボリーバル広場を歩きながら、こんな軽食も楽しんでみたかった。

旅の終わりが近づくにつれ、訪れた場所のひとつひとつが鮮明に蘇る。

旅というのは、人間の記憶を育む道具なのかもしれない。

残りの日数は2日。

明後日の朝6時に成田空港に着いたら、そのまま職場へ直行し、また無機質な仕事の日々がはじまる。

その前に、まだメキシコで1日観光が待っている。

旅のことを考えていると、楽しくて仕方がない(^ ^)

今回の中南米5泊10日ひとり旅の全行程・旅費などのまとめはこちらです。