快適な目覚め。今日は、マイ「バケットリスト」の中でもかなりの高順位。
万里の長城へ行ってきます!
万里の長城。
世界三大無用の長物なんて揶揄されたりしますけど、この目で見ないうちには死ねません(笑)
もちろん、こんなものを造らされた庶民はたまったもんじゃなかったでしょうけど、スケールの大きさは認めざるをえません。
どこまで、登頂できるかわかりませんけど、とりあえず行ってみましょう。
最もメジャーな八達嶺長城へバスでアプローチ
ところで、万里の長城といっても何種類かあるようで、「地球の歩き方」には、慕田峪長城が穴場であるなんて書いてあるけど、今回は初めてなので、オーソドックスに最もメジャーな八達嶺長城に行くことにします。
八達嶺長城なら、バスで行くのが便利。朝一番で行けば、観光客でごった返すこともないでしょう。
長城行きのノンストップバスは、古代銭幣展覧館の目の前から出るようなので、ホテルでタクシーを呼んでもらいます。
これは、多くの観光客が使うルートなのでしょう。ホテルスタッフも心得ていて、タクシーの手配も簡単でした。
ところで、ホテル前にむかえに来てくれたタクシーの運転手は、「ワンリーチャンチュン」をしきりに繰り返します。
うかつに「イエス」なんて言おうものなら、このまま万里の長城まで連れていかれたでしょう。(笑)
それにしても寒い。
持ってきたWifiはYahooには繋がるので、気温を調べると-7度!!
寒いわけだ・・・
徳勝門バス乗り場から万里の長城へ
徳勝門バス乗り場はすぐわかり、寒さに震えながら、乗り込みます。
乗れ乗れ、と言うので乗り込みましたが、まだチケット買ってません。「チケット?」と言っても通じません。
観光バスタイプかと思ってましたが、ほとんど路線バスのようなものです。早朝ですが、すでにかなりの人が乗り込んでいて、私は通路側の席をやっと確保しました。
乗ってる人も庶民そのもの。ほんとに八達嶺長城に行くんでしょうね。バックパックを持った外国人が2、3人いたから、まあ大丈夫でしょう。
発車直前に、車掌さんが切符を売りに来ました。12元です。
北京郊外の景色を眺めながら、1時間半。バスは、八達嶺長城のバスターミナルに到着しました。
外に出ると、うわ寒い!
北京の都心の寒さどころではありません。風も吹いてるし、体感温度はマイナス10度くらい?
思わず、30元の手袋を買ってしまいました。
トイレに行っているうちに、降りた人たちは、みんな先に行ってしまいました。
ちなみに、トイレも凍える寒さ、そしてお世辞にもきれいとは言えません。欧米あたりの観光客の目には、どう映るんでしょうか。
5分ほど歩いて長城の入り口に到着。
今日もいい天気です。というか、ドピーカン! 寒いけど。
おおお、万里の長城!
氷点下の中 万里の長城 女坂の登頂
寒さを忘れて、感動です。今、私は北寄りの女坂の方を向いています。
南側の男坂より勾配も緩やかで初心者向けというので、あせらずに女坂にします。
朝早いですが、もう観光客がいっぱいいます。
チケットを購入。35元(700円)です。さっきの手袋とそんなに変わりません(笑)
下のちいさなチケットは、バスの切符です。
こちらは、南側の男坂です。
ゆっくり、景色を楽しみながら登っていきます。
しかし、なんという素晴らしい天気でしょう。幸運に感謝。
女坂の方は、のんびり登れますが、すごいスケール! 思わず、記念写真を撮ってもらいました。
風はそんなに強くはないですが、マイナス7度だからね。手袋買ってよかったです。
雄大な景色です。
標高もだんだん高くなってきました。
ここまでバスが通ってきた高速道路でしょう。
女坂から男坂を見下ろします。
距離はずっと遠くですが、方角的にはモンゴル方面。匈奴の来襲を恐れていたということでしょうか。
途中から、坂がきつくなり、息が切れます。
いや、しかしすごいな。この城壁。
勾配もかなりきつくなって、目標としていた北四楼までたどり着きました。寒いんですが、汗が噴き出ています。
山頂へ行くのは、次回にしましょう。次回があるかなあ・・
スライダーで降りることもできるそうです。
しかし、誰だい。北京の空の汚染を報道しまくっていた奴は(笑)
日本の空より綺麗だよ、これ。
寒いことは寒いですが、適度な運動のおかげで、心地よさも感じます。
まだ上があるようですが、私はこの北四楼で満足。
十分に、長城のスケールの大きさを満喫できました。(*^^)v
やっぱり来てよかったです。
今度は帰り道。下り坂も、急なので怖いです。
ほんと、慎重に、ゆっくりと・・
無事にふもとに到着しました。
お昼ちかくになって、観光客も増えています。気温も上がってきて、暖かくなってきました。とはいうもののまだ氷点下。
日本人はいません。
今回に限らず、私は外国を旅していて、ほとんど日本人を見かけません。まあ、その方が、異国ムードが減殺されずにいいのですが、やっぱり訪中者は減っているのでしょうか。
私は、単純な人間なので、政府がどうとか、国民がどうとか、あんまり気にしません。
それよりも、北京なんて日本からすぐ。そして、北京からバスで1時間半で、こんなスケールの大きい史跡を見られるなんて最高と、単純に思ってしまいます。
うまくやれば、自宅から日帰りも可能かも。正真正銘の弾丸旅行、いつか実現したいです。(バケットリストに書き込まれました(笑))