最大傾斜30度のロープウェイで鋸山山頂へ 眼下に広がる紺碧の東京湾

さて、鋸山の入り口「浜金谷」駅にやってきました。

本日の目的は、鋸山に登って、青空に映える東京湾を眺め、山腹に点在する数々の日本寺を観賞すること。

鋸山は標高329m。

先日登った筑波山の877mと比べると548mも低く、登山初心者でも歩いて登れないことはありません。

でも、今回は、登山というより、東京湾の眺めと日本寺の散策に重点を置いてるので、登りはロープウェイに頼ります。

ところで、鋸山について標高329mで低い、と書きましたが、海面からすれすれにそびえているので、ロープウェイの最大傾斜角が30度と世界一。

当然、登山道も勾配がきつく、侮れない名山です。

国道127号線をロープウェイ駅へ

ロープウェイ駅は、浜金谷駅から徒歩8分ほど。

道もわかりやすく、グーグルマップにたよる必要もありません。

国道127号線からも富士山がくっきりと。

ここを左折ですね。

国道から路地にはいる場所にあった金谷神社。

ロープウエイのりばに到着です。

最大傾斜30度世界一のロープウェイで鋸山山頂へ

初めて乗る鋸山ロープウェイ。本場のスイス製なんですか。

運転間隔は10分おきなので、ソーシャルディスタンスの今も、待つこともなくすぐ乗れます。

チケット代は500円。往復なら950円と少し安くなります。

私は、帰りは歩いて下山しようと思っていたのですが、うっかり往復を買ってしまいました。

案内図にもあるように、鋸山はロープウェイや東京湾の眺めのほか、大仏や百尺観音など見どころも多いです。

ぜんぶ回っても1時間半程度というのも手ごろですね。

ロープウェイの乗り場にあった「Where are you From?」という地図。

世界地図を見るだけで感動する私だけど、このときは涙が出そうになったww

しかし、すごい。

チベットや、シリア、アリューシャン列島にも点がある。

今の私の心の支えは、時がたとうとも、少なくとも世界はなくならないこと。

買ったチケットに入挟してもらいました。

チケットというより「きっぷ」と言ったほうがしっくりくる硬券です。

尖がった鋸山に反して、はさみの形はまん丸でした。

乗り場付近のお土産屋さん。

私みたいに、登りはロープウェイで下りは徒歩という人は、素通りしちゃいますね。

美味しそうな落花生なんかもあったので、「浜金谷」や「保田」の駅でも売ればいいのに、なんて思います。

さて、いよいよロープウェイに乗車。

発車して、すぐに目に入る東京湾。

平均28度。最大傾斜30度の角度はダテじゃない。

垂直にあがっていくような錯覚も。

眼下に広がる東京湾と浜金谷の町。

すれ違う下りのロープウェイ。

対岸に浮かび上がる富士山。

ほんとに360度の眺望です。

標高は低いけど、荒々しい大地だったんですね。

恥ずかしながら、千葉県に住んでいながら気づきませんでした。

浜金谷の町が箱庭のように。

そして、約4分で山頂駅に到着です。

ロープウェイ山頂駅展望台から見下ろす紺碧の東京湾

ロープウェイ山頂駅。おいしそうな団子を売ってました。

本日の目的のひとつ、日本寺。

まずはロープウェイ山頂駅の展望台へ行って見ましょう。

その前にトイレへ。トイレの窓からも広がる絶景。

展望台への階段を上がります。

展望台に上がるや広がる絶景。

歩いてきたわけでもないのに、なぜか感じる達成感。

絶景の上空をはばたくJAL機。羽田に着陸するのかな。

 

天気のいい秋の休日。子供連れも多いです。

展望台でも、いろんなものを売ってます。

それにしても、時を忘れるような絶景です。

こんな紺碧な海。見たのはいつ以来だろうか。

今年の3月に、静岡県薩埵峠(さった峠)から駿河湾を見下ろしたけど、たぶんそれ以来。

雪をかぶってないので、最善の富士山というわけにはいかないけど、やっぱり美しい山。

三浦半島の細さも意外・・・あんなに簡単に相模湾を臨めるなんて。

晴れて風もない、絶好の秋の日だったようです。

私の住む東京湾岸沿いの工業地帯。

そして、房総山地を貫く館山自動車道。

さっき降り立った「浜金谷」駅。降りて1時間もしてないのに、ここにいるのが不思議。

こちらは、東京湾というより太平洋の方角。

ひょっとすると、あの島影は伊豆大島かな。

地上の人工物は果てしなく増えても、ここからの眺めは、古代以来変わっていないのかもしれない。

そう思わせるほど、時が止まったような鋸山山頂からの眺め。

いましも、東京湾フェリーが浜金谷港を出航していきます。

上から見下ろすと、泳いでも渡れそうな距離ですね。実際には11kmほどありますが。

紺碧の東京湾という素晴らしい絶景で幸先のいいミニトリップ。

では、日本寺の散策と参りましょうか。