さて、お腹もいっぱいになって、「銚子電鉄の旅」も前半戦終了。
予約してある老舗旅館「ぎょうけい館」は、ここから歩いて数分ですが、夕刻まであたりをブラブラしてからチェックインする予定。
まずは、ここから1.5kmほどの小高い丘にある「地球の丸く見える丘展望館」へ行ってみることにしました。
関東八十八ヵ所霊場「補陀洛山 満願寺」
展望台へ行く途中、目に入ったので、寄ってみることにしました。
ところで、いったい何と読むのか?
御朱印に書かれた文字から推測するに「ふだらくやま まんがんじ」のようです。
どっしりとした仁王門。人気がない中での鮮やかな色彩は、少しばかり不気味さを醸します。
7月に、誰もいない京都の寺院をめぐりましたが、縁日が催される寺院が想像できなくなってしまった。
人の気配がまったくなく、霊魂だけが宿っていそうな参道です。
ふりかえると、太平洋が臨めます。
今日はあいにくどんよりとした天気ですが、秋晴れの日なんか、最高の眺望が想像できます。
大塔の手前にたたずむ七観音の石像。そして、その横に十一面観世音菩薩像が並びます。
正直、どれがどれだかわかりませんが、これが百八十八霊場を支える菩薩像です。
ヒゲタ醤油さんも奉納しているみたいです。
拝観料は無料みたいだけど、内部の撮影が禁止みたいなので割愛。
隆起した崖とのはざまにたつ「補陀洛山 満願寺」でした。
満願寺をあとにして、「地球の丸く見える丘展望館」への道をテクテク歩きます。
すると、プワンと音がして、銚子電鉄の電車が姿を現します。
銚子電鉄の車窓から、海が見える場所は一つもありません。
しかし、丘に歩いて登っていたおかげで、太平洋と犬吠埼、そして2両連結の銚子電鉄のベストショットを拝めることができました。
犬吠埼灯台。あの先には、島影も何もなく、アメリカ大陸までひたすら大海原が続いているんだなと、ふと思います。
こういうところを歩くと、グーグルマップも正確な案内をしないことがあります。
私有地の中を通る案内をしたり。
なので、迷子にならないように、看板を頼ります。
「地球の丸く見える丘展望館」から眺める太平洋
さて、入り口に着きました。
大した距離ではありませんが、ずっと上り坂だったので、多少疲れを覚えます。
ここに来るのは初めて。銚子に来るのが初めてみたいなもんですから、当たり前です。
銚子における最高標高のようです。
まず目に入るのが、犬吠埼から南にするどく隆起する「屏風ケ浦」の崖。
あの崖は、その切り立った姿から「東洋のドーバー」とも呼ばれるそうですが、圧巻なのは南側から眺める、海からそのまま浮き上がった感のある絵。
こちら側からだと、いまいち迫力に欠けそうですが、あとで寄ってみたいと思います。
ところで、地球は丸く見えるかな・・・
うーん・・・丸くは見えない・・
空がどんよりしていることもあるでしょう。
海と空の境がもっとはっきりすれば、弧を描いた水平線を目にすることができるのでしょう。
とはいうものの、時間を忘れてぼんやりするのは最適な場所です。来てよかったです。
隆起した台地を飾る無数の風力発電。
海上にもありました。
それにしても、間近でみたときは、冬の日本海を思わせる荒波だったのに、上から見下ろすと、落ち着いた凪いだ海面です。
おお、この角度から見ると、たしかに水平線が丸く見えます!(^^)!
ちょっとした達成感。
こちらはフィリピンの方角らしい。フィリピンも、もう一度行きたいな・・・
たぶん、イスラム国の残党とコロナで、ぐちゃぐちゃになってると思います。
こういう国のトップは、ドゥテルテさんのような人じゃないと無理。頑張って欲しい。
ここは、あとで行ってみましょうね。
なかなか楽しい「地球の丸く見える丘展望館」でした。
人がいなくて、ほぼ貸切だったのも、楽しく思えた一員かも。
入場チケットについていた100円で飲めるコーヒー券を使って、のどを潤します。
さて、このあとは、屏風ケ浦の崖でも眺めてからホテルに落ち着きますか。