ブルガリア入国&レヴァの両替 見つけにくいメトロでソフィア中央駅へ 【ブルガリア旅行記 #4】

さて、ブルガリアの首都ソフィアに到着。

東京からはるばる18時間。

長旅ではありましたが、時刻は午前9時なので、夜行列車や夜行バスで目的地に着いたさわやかな気分。

さて、ブルガリアとはどんな国なのか、ソフィアとはどんな街なのか、空港コンコースを歩きながら心が揺れます。

いろいろ聞かれるブルガリア入国審査

まずは入国審査。

簡単に終わるだろうとタカをくくっていたら、パーパス(渡航目的)からはじまって、滞在日数、帰る方法、知り合いの有無などひと通り聞かれた。

こんな質問攻めも、3年ぶりなので、さすがに緊張(^^)

でも無事にパスして、スタンプをぽん。

入出国手段が絵柄で表示される東欧諸国のスタンプがいまだに使われていて懐かしい。

これで、ブルガリアへ入国。海外渡航国42か国目となりました。

G7の国へいまだ足を踏み入れていない(もちろん日本を除く)私としては、主要先進国を訪れずに100ヶ国渡航を目指してみようか、そんなことをふと考えます(^^)

そして、懐かしいキリル文字! まさにロシアな気分。

ブルガリアの通貨「レヴァ」

さて、荷物は預けていないので、バゲージクレイムは素通り。

手近な両替所があれば、比較相対的に優位なユーロを持ってきたので、少々両替しようと思いましたが、ATMがあったのでキャッシング。

ブルガリアの通貨は「レフ」。

ただし、複数形は「レヴァ」と呼ぶみたいなので、基本的に「レヴァ」になります。

「新」ってついてるってことは、どこかでデノミでもしたのかな。

調べてみると、ブルガリアは1999年に1,000旧レヴァを1新レフとするデノミを実施してました。

アジア通貨危機の頃かな。それにしても、資産が1000分の1って・・・

現在の価値は、1レフ≒74円くらいのようです。計算しにくいw

 

ATMで100レヴァ(約7,400円)だけおろすと、50レヴァ紙幣が2枚。

こまかくするために、売店で水を買うと、なんと3.2レヴァ(236円)!

空港価格であってくれ、と願いました。

そして、細かくなった紙幣や硬貨がこちらです。

ブルガリアもユーロ導入を決めているみたいだから、このおカネは旅の記憶的に、貴重になってくるかもね。

ところで、2日後の深夜から未明にかけてルーマニアに渡るので、今のうちに少々のルーマニアのお金が欲しい。

両替所を除くと、人がいなく、そしてレヴァ以外の通貨には対応していない様子でした。

 

そして、日本からもってきたSIMカードをIphoneに挿入。

これで、空港を出る準備完了です。

タクシー組合との共謀?メトロの表示がないソフィア空港

さて、ソフィアの空港から市街まではメトロが通じています。

しかしながら、メトロの表示がいっさいない。

とりあえず外に出ると、タクシーの列。

そして、声をかけてくるタクシーコール。

意地でもタクシーなんかに乗りたくないので、空港の反対側に向かって歩き出します。

気の弱い私は、今までマニラ、ホーチミン、ベイルート、チュニスの各空港で、ぼったくりタクシーの被害にあっています(^^)

もう一度、立ち止まって地球の歩き方を見てみると、建物に向かって一番右側にメトロの入り口があるらしいので、キャリーをゴロゴロと引っ張ります。

あった、あった、メトロの文字。よかった・・

しかし、空港のすぐわきにありながら、一切の表示なし。

公共交通機関ができてしまうと、タクシー会社としては死活問題。

それはわかるけど、一切の表示がないって、ひょっとしてタクシー組合との共謀ですか(^^)

 

それは冗談として、ソフィアの中心「セルディカ」駅まで、駅は12個目。約30分です。

メトロに乗って空港からソフィア中央駅へ

なぜか、自販機がなく、窓口でチケットを購入する仕組み。

国民の皆さんは、ICカードかなんか持ってるんでしょう。

メトロが空港まで乗り入れるようになったのは2015年。

まだ8年しかたっていない、すばらしく美しいホームです。

ソフィア市内は、メトロのほか、トラムやバスが走っていますが、今夜の宿「ウエスタンホテル」は、明日の行程を考えてソフィア中央駅前の立地でチョイスしました。

ソフィア中央駅は、セルディカ駅で2号線に乗り換えて2つ目の駅です。

ホームは、とても綺麗だったのに、車内は痛めつけられています。治安が悪いってこと?

メトロのチケットは1.6レヴァ(118円)。

さっきの水が200円以上したので、身構えてしまいましたが、ふつうの物価の国のようです。

メトロが発車。空港を離れていきます。

欧米系の顔しかみない車内。そして、誰ひとりとしてマスクをしていない。

ブルガリアの旅がはじまりました。

セルディカ駅での乗り換え

駅に停車し、そのたびに開閉されるメトロのドアのスピードが速い。

そして、完全に閉まらないうちに発車する。

そんな異国の地下鉄の感触を楽しんでいるうちに、「セルディカ」駅に到着です。

この「セルディカ」駅は、まさにソフィアの中心。遺跡や教会などがあつまる観光の中心でもあります。

「セルディカ」って言うくらいだから、セントラルって意味かな、と思ったら、「ソフィア」のかつての旧名称でした。

そして、長距離列車が発着する「ソフィア中央駅」に向かうため、2号線に乗り換えます。

ちょっと緊張の走る地下通路。

2号線のホームに出ました。

カッコいい、ソフィアのメトロ。

ホームにあった遺跡。ソフィアはローマ帝国の中心地でもあったんです。

あとで、ゆっくり見学しましょう。

屋内、車内でもまったくマスクをつけない慣習。

そして、東洋系の顔を全く見かけない人々の流れ。

私の顔は・・・たぶんほころんでいたと思う。

異国を旅しているという実感と、マスクという呪縛からの解放。もう最高です(^^)

そして、ソフィア中央駅に到着です。

確保したホテルは、この徒歩圏内にあるはず。

降りるときは、そのまま出ていいんだね。合理的だ。

さっきの「セルディカ」駅は、町の中心でしたが、こちらは交通の要衝。バスターミナルもあります。

うわ、これはさすがに用心しないと・・・

地上に出ました。あれはバスターミナルですね。

おお・・さっそうと走り去るトラム。

いやあ、ヨーロッパという感じですね。

明日の朝は、朝早い便で、ルーマニアとの国境の町ルセに移動する予定。

ただ、時刻があまりはっきりせず、鉄道とバス、どちらにするか決めずに来てしまいました。

だから、この鉄道駅とバスターミナルが隣接した地域に宿をとるのは、理にかなっているわけです。

ただ、このエリアは、治安も悪いらしいんですよねw

あれが、目指すホテルかな。

外気に触れて、ブルガリアの旅がはじまったことを、あらためて実感。

イスタンブールで飛行機を乗り継いだ時に調べたら、ソフィアの気温は4度でした。

しかし、最高気温が17度とあるように、かなり温かい、今も10度を超えてるでしょう。

皮のコートがじゃまに感じるほど。大陸性気候ですね。

とにかく、ブルガリアの首都ソフィアに到着しました。

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