初めての国に飛行機で着いて、メトロで市街に移動し、それから地上に顔を出すと、そこがその国の第一印象になります。
初めて訪れたブルガリア。そして、首都のソフィア。
その鉄道ターミナル駅で、私は地上に顔を出したわけですが、イメージしていたより、だだっ広い
なという印象。

トラムが行き交う駅が併設されているものの、建物が何もない。
向こうに見えるのが「ソフィア セントラル ステーション」です。

東京駅と比べるのは場違いですが、ビルがほとんど建っていない首都の中央駅前に若干の戸惑いを感じます(^^)
その数少ないビルの1本が、今夜のホテル「ベスト ウェスタン テルミナス ホテル」です。

立地抜群の「ベスト ウェスタン テルミナス ホテル」

この、なにもない駅前広場に、ポツンとモダンな建築様式で建てられた建物が「ベスト ウェスタン テルミナス ホテル」。

私が愛用しているホテルズドットコムで検索して、第一順位に表示されたのも候補とした理由です。
ソフィアには、本日のみの滞在。
明日の朝早くには、鉄道かバスで、ルーマニアとの国境の町ルセに向かうので、ホテルはターミナル近くのほうがいい。
となると、第一選択候補となるホテルだと思います。
入ってみると、ナイスガイなお兄さんが流ちょうな英語で迎えいれてくれました。
入り口ドアに「please wear a mask」とあったので、あわてて着けようとすると、「ドントウオーリー・・」ひさかたぶりの英語のやり取りに、さらにあわてますw

フロントのお兄さんはナイスガイなだけでなく、サービスも良心的。
チェックイン時刻のはるか前なのに、チェックインさせてもらえました。

3年ぶりの欧米人との会話にときめきながら、与えられたルームへ。

変わった扉の配列です。

そして、こちらが私の部屋。

コンフォート ルーム キングベッド仕様で、1泊6,300円。

これで、6,300円なら上等でしょう。しかも、無料の朝食までついています。

禁煙ルームで匂いひとつしません。

壁に掛けられた絵画の芸術を解する能力は私にはありませんが、旅の初日のホテルが当たりであったことに素直に感謝します。

電車の走る音が聞こえたので、カーテンを開けると、真下はトラムが行き交う駅前通り。

しばらく、ソフィア駅前の交通の様子を眺めます。
トラムの運転頻度はかなり高く、町の中心部にはトラムで行ってみようかな、という気になります。

そしてシャワールームも拝見。

清潔で広めな構造。お湯もちゃんと出ました。

こちらは、ホテルの通路からの眺め。
たしかに、一国の首都の駅前とは思えないけど、町の中心部はもっと南側ですからね。

では、エレベータに乗って、ホテルの外に出ます。


ソフィア中央駅にて鉄道チケットの手配
先ほど書いたように、ソフィアは本日のみの滞在。
明日の朝早くには、ルセという町に向けて移動します。これは隣国ルーマニアに渡るため。
ブルガリアの首都ソフィアから、ルーマニアとの国境の町ルセは直線距離で250km。
鉄道で6時間強、バスで5時間強という感じです。
グーグルマップでも、だいたいの時刻表が調べられるのは便利で、それによると、
| 移動手段 | 予想した時刻 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 鉄道 | ソフィア7:05 ⇒ ルセ13:20 | 6時間15分 |
| バス | ソフィア6:30 ⇒ ルセ11:45 | 5時間15分 |
早朝に出発するには、このどちらかになりそうでした。
便数はバスのほうが使いやすそうで、上記以外にも数本出ている様子。
そして、ルセの町は1泊しただけですぐに移動してしまうので、なるべく滞在時間を取りたい。
しかし、バス旅の機会はつくれても、鉄道旅は難しいことが多いもの。
ルセの町は小さく、4時間もあれば主要どころは見れるだろうと計算し、鉄道を第一候補としました。
候補としているのは、グーグルマップの時刻表が万一違っていた時のため。
そこで、ホテルの部屋を出て、明日のチケットを買いに、駅へ向かいます。

駅に近いホテルとはいっても、この不穏な空気の漂う地下道を横切る必要があります。
このあたりは、「地球の歩き方」にも「治安が良くない場所」と書かれています。

でも、なんとか駅前へ。

遠くからではわかりませんでしたが、近くで見ると、りっぱなソフィア中央駅。
さすがに首都の駅ですね。

さて、駅構内に入ったところで、案内板など、英語表記がないので、何と書いてあるのか皆目見当もつかず。

私が買いたいのは、7:05発の列車のきっぷ。
でも、これって乗り換えなのかな・・・

なかなか、勇気のいる状況ではありますが、

伝家の宝刀、翻訳アプリ。「明日の朝、ルセに行くチケットを買いたい。」と訳しているはず。

これを窓口につきだすと、親切そうなブルガリア人おばちゃんが「よくわかった」とうなずいてくれ、「7:05でいいよね」と紙に書いたうえで、19.2レヴァ(1,420円)と告げ、チケットを売ってくれました。

よかった、よかった。
言葉の通じない異国で、乗り物のチケットの手配がうまくいくと、ほっとするものがあります。
でも、チケットをよくみると、途中駅で乗り換える雰囲気・・・ま、いいか(^^)

これで、明日の朝の心配がなくなったので、ソフィアの町の観光に参りましょう。
駅の正面には、モザイク画が掲げられていました。

地下道を逆に歩きます。

明日の朝の出発は未明になります。気をつけなくちゃ・・

地下道沿いにあったパン屋さん。

このデカいパンが1.7レヴァ(126円)!

空港で買った水が3.2レヴァ(237円)だったので、なんたる物価の高い国だ、と思ってましたが、庶民の食事は安く手に入るみたい。少々安心しました。

あんな、フカフカな美味しそうなパンを見たら、お腹がすいていたことにきづく。

ソフィア観光の最初は、ブルガリア料理からはじめますか。そんな気になります(^^)
