西ジャワの内陸都市バンドンの街歩き【インドネシア旅行記 #12】

アジア・アフリカ会議の開催都市、バンドン。

高速鉄道に乗ってやって来た、西ジャワの標高約780mに位置するバンドン。

滞在時間は宿泊時間を除けば約半日。

郊外まで足を延ばすには至らず、ひたすら町の中心部を歩くことにします。

バンドンの街を、ただ歩くだけの動画はこちらです。

アジアアフリカ通りの喧騒

アジア・アフリカ会議博物館や、宿泊したホテル「サボイ・ホーマン」が面している通りが、バンドン市街を東西に横切る大通り「アジアアフリカ通り」。

ここを歩くだけで、バンドンという街の活気を感じることができるでしょう。

でも、活気があるだけでなく、建物といい街灯といい、とてもオシャレ。

素敵な街です、バンドン。

アジア・アフリカ会議のモニュメント。

参加国29カ国をすべて言えたら、相当の世界史通。

と思ったら、参加国だけでなく、有色人種の国全てが記載されてた。

もちろん日本も。

ただ立って、バイクやクルマの往来を眺めてるだけで旅心地がしてくる、アジアアフリカ通りでした。

バンドンの憩いの場「グランドモスク」

アジアアフリカ通りを東へ歩いていくと、現れるのがこの大きな公園「アルンアルン広場」。

そして、その隣にバンドンで最も大きいとされる「グランドモスク」。

入場料はなく、いわゆる「喜捨」だけで、入れてもらえました。

バンドン最大のモスクだけあって、天井がとても大きい。

そして、礼拝の時間でもないので、アザーンも鳴ってなければ、お祈りの人もいない。

こんなにガランとしたモスクも楽しい。外にはいっぱいいるんですけどね^ ^

したがって、ステンドグラスなど、じっくり鑑賞できます。

国民の95%以上がイスラム教徒のインドネシア。

ジョグジャカルタには、ヒンズー教や仏教の遺跡があるので、少々意外。

おや、この太鼓は・・・

素敵なモスクに、もう一度喜捨を渡して出口へ。

バンドンは南緯7度と、ほぼ赤道直下。

でも標高が高いから、そんなに暑くない。ていうか、涼しい風が吹きます。

このミナレットに登ると、バンドンの街を一望できたそうです。

しかし、営業時間終了後でした。

このあたりが、バンドンの憩いの場であることを象徴するような絵。

こちらも。

植民地時代からの美しい通り「ブラガ通り」

さて、アジア・アフリカ会議博物館の角を垂直に曲がると、そこは「ブラガ通り」。

このオランダ植民地時代の面影を残す通りには、ここぞとばかりに「ブラガ」の文字が。

こんなふうに。

垢抜けした建物と、古い建物が融合した、歩いてとても楽しい通り。

こんなのも売ってるし。

これなにやってるかわかりますか?

踏切の入り口で、はしごを立てて、電線を修理してるんです。

日本なら、絶対交通規制するよねw

涼しい街といっても、歩き続けていては疲れる。

おしゃれな喫茶店も、たくさんあります。

バンドンには大学が20以上もある学術都市らしい。

そう聞くと、ますます学術都市のように見えてくるから不思議だ。

これも、その学術のひとつなのかな。

私には、ジョジョ5部最終回のローリングストーンズにしか見えませんが(^ ^)

なんだか、はじめて信号を見た気がする。

これだけの交通量で、信号がないって、いったい・・・

お酒の飲める夕暮れのバンドン

夕暮れを迎え、美しく夜色に染まるバンドンの街。

しかし、喧騒は相変わらず。この世界のバイクを、すべてここに持って来たかのような騒音。

しかし、ブラガ通りの本領はこれからです。

実際、オランダ植民地時代の配色はどんな感じだったんだろうか。

青と紫が夜色に映えるとでもいえばいいのか。

ただのライトアップではありませんw

そんな中、お酒が飲めそうなこのお店をチョイス。

ブラガ通り沿いの「ブラガ・プルマイ」というお店。

観光客向けのレストラン&バーです。

メニューはイタリアンレストランのよう。

すぐ近くにモスクがあって、きちんとアザーンも流れるのに、お酒を飲ませていただいて申し訳ない。

節度を持てば大丈夫だよね。

ウエイターのお兄さんも、そんな顔してました^ ^

パイ生地の薄い、美味しそうなマッシュルームピザ。

ご当地料理だけでなく、たまにはこんなのもいいでしょう。

マッシュルームとチーズの香りがぴったり合う、濃厚なピザでした。

ほろ酔いで歩くスディルマン・ナイトマーケット

ミナレットもすっかり夜の闇に溶け込みました。

さて、ほろ酔いでグランドモスクの先のナイトマーケットへ。

インドネシアの寛容性の象徴か、お酒も飲めるし、豚肉も出てくるスディルマン・ナイトマーケット。

だから、さすがにムスリムの人はいないのかな、と思うとそんなことはなく、ただ単にお店が分かれているだけ。

この寛容性が私は好きだ。

このナイトマーケットは、観光地でもあるようでした。

ここで、お酒を楽しんでもよかったかな。

すっかりいい気分でホテルへ戻ります。

すると、アジアアフリカ通りの銀行の上に、「ズドーン!」と落雷が^ ^

とても賑やかなバンドンの夜でした。

今回のインドネシア5泊6日弾丸ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。