午前2時半に羽田を出て、未明の香港に到着。
そして、台風の中、マカオ大橋を渡ってマカオにやってきました。
土曜日の朝、時刻は9:23。
数時間前まで、激務に追われていたのに、一夜明けたらパラレルワールドにいる気分。
深夜便での週末弾丸の感覚は、何度体験しても素晴らしい。
お釣りが出ないバスでセドナ広場へ
リスボアの文字が、これまた懐かしいな・・・
さて、マカオに来たのは、マカオ大橋を渡るためではあったけど、中心街のセドナ広場あたりまで行って、6年半ぶりのマカオと再会を楽しむつもり。
まあ、どうだろ・・・
午前中くらいは、マカオにいる予定です。
市街行きのバスストップの前に立って、6年前の軽く苦い思い出を思い出す。
お釣りが出ないんだよねw
ATMでおろしたばっかりで、小銭を持ってない。
そして、バス代は6パタカ・・・
だから、パラレルワールドといったでしょw
小銭にチェンジする場所なんかない。
午前中しかいないんだから、最小時間で切る抜けることを優先。
つまり、10パタカ紙幣を出して、4パタカ(76円)捨てます・・・
今後のために、「マカオパス」作っておこうかな・・・
マカオも、香港の「オクトパス」が使えればいいのにな・・・
「マカオパス」って、どこで買えるのかな・・・
などと考えていると、バスはすでにマカオ半島を横切り終えました。
そして、セナド広場に近いバス停で降ります。
漢字と横文字がならぶ、アジア圏の旅って、本当に楽しいな。
そして、セドナ広場の入り口に。
セドナ広場で食べる「エビワンタン」
旅してて、時間の感覚が圧縮される瞬間。
何年も前に見た風景と同じ風景に出会うとき。
懐かしい、という感慨や時空を超えて、マカオに来たことの実感がよみがえりました。
国安法に取り込まれた香港より先にマカオに来てしまったけど、少なくとも見た目は変わってないことが嬉しい。
やっぱり、旅はしておくものだよな・・
ところで、朝ごはんを食べてないので、お腹がすいています。
セドナ広場に沿って、店を開いていた中華料理屋さん。
中華圏で中華料理屋さん、というのもヘンだけど。
このお店は、6年前にも入った記憶があります。
「黄枝記粥麵」というお店。
そのとき食べた「エビワンタン」は、当店の名物。
美味しい味を覚えてるので、また注文しました。
この湯呑みもまたいい。
厨房を眺めながら、中華圏の中華料理屋の雰囲気を楽しみます。
そして、でてきた「エビワンタン」。
デジャブを感じるほどに、6年前とまったく同じdでした(^ ^)
コシのある麺にも、懐かしさを感じる。
すぐには食べられないほど熱々のエビも、また懐かしい逸品でした。
お勘定は、6年前の40パタカが45に値上がり。
そして、1パタカ=14円が19円に。
したがって、560円が855円に・・・
世界的なインフレは、まだまだ続いていくんでしょうね。
美味しかった「エビワンタン」のお店はこちらです。
土砂降りのマカオ歴史地区を徘徊する
腹ごしらえを終えて、店を出たところで、ふたたび雨が降り出しました。
雨にうたれる「聖ドミニコ協会」。
この世界遺産も、6年前と同じ。
もう、何度も口に出てるけど、やっぱり懐かしい。
これこれ、これですよ。
この細い路地に、クーラーの室外機が飛び出し、その向こうには別のビル。
マカオの街歩き楽しいなぁ・・・
路地のすきまからのぞく、重厚な建物。
こちらも世界遺産の「カテドラル」。
6年前は、地球の歩き方を片手に、世界遺産をひとつも逃してなるかと、血眼になって歩いたけど、2度目の今回は、肩の力が抜けてるのが、自分でもわかる。
こうやって、Googleマップも見ずに、あてもなくひたすら歩くのが、私にとってもっとも楽しい旅のスタイル。
6年前も雨。今日もまた雨。
マカオには雨が似合うのかな。
私も、雨好きだし。
「雨が好き」なんて言ったら、とんでもない土砂降りになりました。
台風14号が接近しているんだから、当然と言えば当然。
でも、この大粒の雨が気持ちいいんだ。
マイナスイオンに包まれる感覚も気持ちいいし、地面の汚れを洗い流してくれる感覚もいい。
旅とは、どうしても新しい、まだ行ったことのない土地へ目が向いてしまう。
でも、ふたたび訪れることで出会う風景。
そこにこそ、旅の醍醐味があるような気もする。
てきとうに街を歩きながらも、脳の奥底から、かすかな遠い記憶のかけらが少しづつ大きくなる。
そして、その断片どおしがくっつくと、記憶がよみがえる。
旅とはパズルのようなものなのかもしれない。
このサインを見て、6年前に見た大砲台からの景色を思い出しました。
では、行ってみよう。
マカオは小さな街。基本的に、徒歩でどこへでも行けます。