スタミナのつくベトナム料理を食べたいと思った。
毎月のように海外渡航をくり返し、猛暑&極寒の国々を歩いていたのは3年前。
そこから、3年間の自粛生活がはじまり歳もとった。
本日、炎天下の下を歩いていて、めまいを覚えて倒れかけたのは、体力低下の証拠かもしれない。
というのは、こじつけ。
それでも、しっかりとしたベトナム料理が食べたくなって、ホテルの娘さんに「なにか、ボリュームのあるベトナム料理のおすすめは?」と聞いてみた。
すると、彼女はなにやら言葉を発した後、私のスマホを手に取って、グーグルマップのある個所を指さす。
料理の名前は複雑すぎて聞き取れなかったけど、このお店に行けば、たぶん美味しいものが食べられるんだろう。
そう思って、今日も歩いたハノイ旧市街の通りを、西に向かって歩きました。
ハノイの名物料理「チャーカーラボン」を食べさせるお店
さて、このときはまだ、なにを食べるのか、かいもく見当もつかないまま、店の前へ。
やや、高級そうなつくりに逡巡しますw
が、すぐに愛想のいい若いお兄さんが出てきて、手招きしてくれました。
ちなみに、教えられたお店は「チャーカータンロン」という名前。
ここは、「チャーカーラボン」というハノイの郷土料理を食べさせる専門店だそうですが、ほんとにそのときは気づかず(^ ^)
店内はほぼ満席の盛況でした。
さあ、ほんとに、なにがなんだかわからないので、ただ座ってます。
ちなみに、メニューも出されてません。料理は1種類しかないのかな・・・
とりあえず、水分補給でハイネケンはオーダー。
魚と野菜の揚げ料理「チャーカーラボン」
そのうちに、野菜の大盛りがでてきました。なんの野菜かは、わからない。
そのうちに、店員さんが、運ばれてきた魚を鍋で揚げはじめました。
レシピがわからないから助かる(^ ^)
へえ・・こんなふうに盛ってくんだ。
見てるだけで楽しいぞ。
そして、かき混ぜます。
ほかに運ばれてきたのが、ソーメンみたいな麺と、ネギと、調味料と、ピーナッツ。
最初、ピーナッツはビールのつまみかと思ったけど、違うみたい。
物珍しいことばかりで興奮してると、なんかいい感じに揚がってきました。
店員さんが、ニコッと笑ってさがります。どうやら、もう食べてもいいみたいだ。
これが、ハノイの名物料理「チャーカーラボン」。
あとで調べてみると、魚は「らいぎょ」。野菜は香草。麺は米麺。
ピーナッツも入れて、調味料を垂らして食べると、なかなか美味しい(^ ^)
ニラが好きな人であれば、食感は合うかも。私は、ニラレバ炒めが大好物ですw
私は「らいぎょ」という魚を食べたのは初めてでしたが、繰り返しますが、このときは気づかないw
でも、身のぷりぷりした美味しい白身魚だなあ・・・と思いました。
副菜として、春巻きもやってきました。
ベトナムの春巻き、どれ、どんな味かな・・
なかなかイケます・・辛くした方が美味しい
ネギも美味しい。
店員さんが、頃合いを見ながら調理しにきてくれるので、ほんとに助かる。
私の顔に「ベトナム料理のこと、なにもわかりません」って、書いてあるんでしょうw
ちなみに、揚げている香辛料はターメリック。
これが、ハノイ伝統の郷土料理「チャーカーラボン」なのでした。
ピーナッツも、いい感じのアクセント
米麺が、ライスの代わりになるのかな・・麺も魚も弾力があって、箸がどんどん進んじゃいます。
ああ、美味しかった、お腹もいっぱいになりました。
ふと見上げると、お客は外国人ばかりだったw
ごちそうさまでした。
お代は、ビール込みでたしか20万ドン(1217円)ぐらいだったと思う。
「チャーカーラボン」、ほんとに美味しかったです。
夜市で賑わうハノイの夜
「チャーカーラボン」を食べて、ホテルに帰ってきて、忘れずに水分補給を行う私。
時は前後して、食事に行く前。
私は、郊外のバッチャンという街からバスで帰ってきたわけですが、そのホテルからバスターミナルにかけてがハノイの旧市街。
まさにバックパッカーたちが泊まるような安宿街などもあるエリアですが、ちょうどそこに、さっきの料理「チャーカーラボン」の名前がついた「チャーカー通り」というのがあるのでした。
私が泊まったホアンキエム湖のホテルの交差点の、背後に延びる通りが「チャーカー通り」。
その通り沿いには、「チャーカーラボン」を提供する店が複数軒を連ねていて、なかには老舗と言われるほど歴史ある店もあるそう。
そんなことから、この通りは「チャーカー通り」と呼ばれるようになったらしいです。
ただ、その老舗はたいへんな人気店で、ディナーともなると数日前から予約しないと席にありつけない。
そんなこともあって、ホテルの彼女は、私に別の店を紹介してくれたのでしょう。
というわけで、すっかりハノイ名物の「チャーカーラボン」、名前も味も覚えました。
時間を数時間巻き戻して、これはバスターミナルからホテルへ戻る時の風景。
「チャーカー通り」なんて、このときはまだ知らないから、てきとうに賑わってそうな通りを選んで歩いてます。
こんなところに鉄道線路があるんだと思ったら、駅でした。
そして、これからまさに夜市がはじまろうとしているハノイ旧市街。
アジアの各町の夜市は、それぞれに違うから面白い。
ハノイは、というよりもベトナムの夜市は、なんといっても、市場にバイクが入り込んでくるところ。
これは、台湾とも大きく違う。油断してると危ない危ないw
スパが多いのも、台湾とは違うところかな。
でも賑わいぶりは、さすがのアジア。
もう少し、この熱にひたっていたい。
明日で旅が終わってしまうのが、やっぱり悔しい(^ ^)
ホテル前に戻ってきました。
街歩きもしたし、文廟も、タンロン城跡も訪れた。
熱中症になりかけて、ホテルで休んだ。
夕方になって、路線バスでバッチャンという街を訪れた。
ハノイの名物料理「チャーカーラボン」を美味しくいただいた。
なにげに、中身の濃かった1日。
明日のためのアクエリアス。
ん? ポカリは日本と全く同じ味だったけど、アクエリアスは微妙に違う・・不思議。
さて、明日で旅は終わり。早めに寝て、行動に備えましょう。