【羽田→旭川】JALマイルで行く北海道離島4島弾丸紀行スタート

久しぶりの北海道だ。

数えてみれば、幼少の頃から会社の出張や家族旅行をのぞく一人旅として北海道は9回訪れているが、20036月以来の実に19年ぶり。

その時は、寝台特急北斗星で北海道へ渡り、宗谷本線で稚内まで旅した。

これが、19年前の上野駅でのひとコマ↓

稚内からバスでノシャップ岬をぐるりと回って日本海沿いの道に出たとき、夕暮れに霞む利尻島の幻想的な姿が記憶に残っている。

そのときの印象が強く、いつか行こう、などと思いながら子育てと仕事に追われ、ヒマができたら今度は海外の旅に明け暮れ、コロナでようやく順番が回ってきたという次第。

今回の目的は、まさに北海道の北端に浮かぶ利尻島に礼文島だ。

そして、同じく日本海に浮かぶ焼尻島に天売島、すなわち北海道の離島4島を一気に旅する弾丸紀行である。

北海道の離島といえば、もう一つ奥尻島がある。

ほんとは奥尻島へも足を伸ばし、北海道の離島制覇を目指すつもりだったのに、なんと宿がどこも満室で確保できなかった。

Webサイトで予約を受け付けている宿は限られ、片っ端から電話をかけたがダメだった。何かが解禁になるとか、理由があったのだろうか。

15,740マイルで確保したJAl「羽田⇔旭川」

島旅に関しては、おいおい述べることとして、今回の北海道行きでは久しぶりにJAlをチョイス。

私はマイルはANA派なんですが、もちろんもらえるものはJAlだってもらう。

使い残した残りが15,615マイルほどあったので、いろいろ物色したら「羽田⇔旭川」がうまくハマりゲットしました。

わずかに足りない分は、楽天からシフトすることで帳尻を合わせます。

  日付 航空会社 便名 フライト
往き 7/2(土) JAL 551 羽田7:45 ⇒ 旭川9:25
帰り 7/7(木) JAL 558 旭川20:15 ⇒ 羽田22:00

こんな感じのフライトスケジュールができあがり、出発を待つ日々。

実は今回の旅、画策したのがひと月前なので、ふつうに買えば44,000円の運賃。

消費したマイルは15,740マイルですから、1マイルあたり約2.8円。

やっぱり、マイルの破壊力はすごい。

日常生活のすべての買い物、ありとあらゆる口座引き落としをマイルに換えれば、ほんとに賢く旅を楽しめます。

ANAメインの私ですが、気のせいかJALのほうが特典航空券とりやすいかな・・

ちなみに、旭川にしたのは、利尻・礼文島への玄関である稚内へ鉄道でアプローチしたかったから。

その鉄道とは宗谷本線のことですが、大日本帝国時代の大動脈も、時は移りゆくもので廃線がうわさされています。

何回か乗ったことがありますが、いま一度、日本最北端の列車の旅を味わってみようと思ったのです。

さて、7月上旬とはいえ、最果ての島は寒かろうと、半コートなどを突っ込んで少し重くなったバッグを背に羽田空港へ向けて出発です。

JAL便で日本列島を北上

JALは、ほんとに久しぶり。

2020年1月の台湾からの帰国以来だから2年半ぶり。

国内線だと、油断してフライト30分前に羽田入り。

それでも、ラクにチェックインできてしまうANAやJAL、そして羽田空港の優秀な搭乗客さばき。

そもそも搭乗手続きなしで、保安検査場まで進めるんだから、ほんとに便利になったものです。

そしてアナウンスがあって、乗り込みます。

滑走路をたむろするJAL機を眺めながら、整備士の方のお仕事を観察。

娘たちはどんな仕事につくつもりなんだろう・・ふと、不安がよぎります。

Ontimeで滑走路に出ていくわが551便。

見送ってくれるマーシャラーに、こちらも手を振ってこたえます。旅立ちだ・・

早朝の羽田空港は渋滞気味。よくぶつからないもんだ。

JALとANAが入り乱れる、楽しい旅立ちの前奏曲。

先週から40度を超える猛暑に襲われている日本列島。羽田空港も、朝から暑そうです。

さて、北海道の涼しさはいかに。

フワッと東京の空に舞い上がるJAL機。

何回体験しても、この感覚は気持ちいい。

あのANA機は、どこへ向かってるのだろうか。

銀河鉄道999の世界のようでワクワクします。

紺碧の東京湾。

必要性がいまいちわからない「海ほたる」。多分理由はあるんだろうけど。

機首が北に向きます。飛行機で日本列島を北上するのも久しぶり。

眼下に霞ケ浦が広がります。

CAがいれてくれたアイスコーヒー。

雲もなく、景色を眺めるのに絶好のフライト。やっぱり、飛行機は窓際に限ります。

そして、見えてきたのは宮城県・松島。上空から見るのははじめて。

日本三景のひとつ松島は、まだ行ったことのない景勝地。

現地に赴く前に、空から盗み見てしまいました(^^)

津軽海峡にさしかかると、大地はぶ厚い雲に覆われます。

今回の旅、気象状況的には、台風4号が発生していますが、よほど運が悪くない限り、北海道へ来ることはない。

ところが、エゾ梅雨というか、北海道自体が曇り空に包まれる向こう数日の予報。

雲や雨に降られる旅も悪くはありませんが、今回は晴れのほうがいいな・・気をもみます。

機が降下しはじめ、雲の下へ。

久しぶりに見る北海道の大地。富良野のあたりかな。

ぐんぐん大地が近づきます。

そしてソフトなランディング。

北海道らしい、だだっ広い旭川空港。

ラベンダーが出迎えてくれました。

旭川空港にお世話になるのははじめて。

外に出ると、東京とはあきらかに空気の質が違う感覚。

20度くらいかと思ったら、意外にも26.4度。爽やかさが気温以上の涼しさを感じさせます。

今回の旅は、おおむねルートは決まってます。

しかし、そこに登場する地名は、アイヌ語の発音に当て字をしたものが多い。

本日は、少し美瑛あたりをウロウロしてから、旭川駅へ出て、宗谷本線で稚内へ向かう予定です。

アイヌ語の、どことなく軽い響きを楽しめる旅になりそうです。

今回の7月の北海道離島4島弾丸旅の全行程はこちらです。