夜行バスで、早朝に京都に到着。
東福寺の「臥雲橋」を瞥見したのち、バスで大原へ。
そして、散り紅葉の舞い降りる「三千院」「実光院」「勝林院」「宝泉院」「寂光院」と回れたので、私としては大満足です。
時刻はまだ11時半。まさしく、早起きは三文の得とは、よくいったものです。
ところで、当初の予定では、このあと、一乗寺エリアの「蓮華寺」「赤山禅院」「詩仙堂」などを回るつもりでした。
日の短い今の季節、16時過ぎには日が暮れるので、一乗寺エリアの名刹を数ヶ所めぐって、夜の新幹線で帰京という計画です。
ところが、今朝、バスで大原に着いてみると大原から貴船行きのバスがあるという。
当初、貴船というアタマがなかったわけではないですが、大原と貴船は、地域的に近寄っていても、公共交通機関で移動しようとすると、いったん国際会館のあたりまで戻らなくてはならないという認識でした。
でも、地図をよく見れば、途中の山間を縫うようにして道路がありますね。
季節運転のようですが、大原から貴船へワープするようなバス便を見つけたので、本日午後は貴船、そして鞍馬にしようと決定した次第です。
京都バス55系統 大原 ⇒ 貴船口のバス
大原から貴船口へ直行してくれる貴重なバス便は、1日3本。
その始発11:51発に乗ります。
チケット代は390円でした。貴重なバスと思っているのは私だけかな。待つ人はほとんどいません。
マイクロバスかな、と予想してましたがふつうのバスでした。
定刻に発車したバスは、大原の里をあとにします。
乗客は数えるほどと言ったけど、考えてみれば、大原と貴船・鞍馬を1日のうちに回るなんて考える弾丸旅人が、私を含めて数えるほどしかいないということでしょう。
私にとっての貴重なバスは、わずか30分で、私を大原から貴船口まで運んでくれました。
貴船口から貴船神社へ
さて、貴船にやって来ましたが、ここは「貴船口」という、文字通り貴船の入り口。
ここから、北にそびえる鞍馬山の東にある鞍馬と、西にある貴船へルートが分かれる分岐点です。
たまたま、私が持っていたガイドブックが、貴船と鞍馬を回るなら、貴船神社のほうを見学してから鞍馬山に登り、鞍馬寺などを見学するコースを推奨していたので、それにしたがい貴船のほうへ。
つまり時計回りですね。
これについては、後で述べますが、若干失敗したかも。
体力を温存したい方は、逆時計回り、つまり鞍馬から貴船へ向かったほうがよいと思われます(笑)
貴船口から貴船神社へは、小型のマイクロバスです。
車内は超満員ですが、距離にして2kmほど。数分で到着します。
貴船神社のバス停に到着。ここからは、参道を歩いて貴船神社に向かいます。
驚いたのは、もう帰る人たちがいること。まだ13時なんですが。
ライトアップされる期間があるようですね。
貴船のみどころは、貴船川に沿って細長く連なっています。
まずは、貴船神社の本宮に歩むとしましょう。