さて、高山寺の静寂を味わって、にわかに人が多くなっています。
ただいま午前9時。二度寝した人でも観光に出向いてくる時間。
栂ノ尾から槇ノ尾へ下り、西明寺を訪れることにしましょう。
まったくの蛇足ですが、わがブログの京都カテゴリ100記事目がこの記事になりました。
1265記事分の100が京都。海外ひとり旅のブログなのに、京都だけで7.9%(^^)
高山寺から西明寺へ
高山寺から西明寺までは徒歩8分。
グーグルマップだと、なんか遠回りしてますね。途中の指月橋を渡ることで、早く着くんです。
日が昇ってきて、鮮やかさを増す紅葉。
清滝川に架かる橋。
ちなみに、とても交通量は多いです。
なんか、パレットみたいですね。
ここで街道から折れます。
そして、西明寺の入り口、すなわち指月橋のたもとに到着です。
まるで紅葉のトンネル「指月橋」
グーグルマップでは、渡れるようになってませんでしたが、これを渡ると西明寺の受付があります。
清滝川に架かる指月橋。読みは「しげつきょう」です。萩は「しづき」でしたね。
見事に色づいています。
まるで紅葉のトンネルです。
三尾においても、このあたりの地形は変化に富み、絶好の紅葉スポットと呼ばれてるのもうなずけます。
まだ、そんなに人は多くない。
ゆっくり楽しみたいところですが、あまりのんびりしすぎると、帰りはバスが渋滞に巻き込まれる可能性がある。
少し急ぐとしますか。あれが受付です。
西明寺の境内一面にひろがる紅葉
西明寺は真言宗大覚寺派の寺。
天長年間(824~834)に弘法大師の高弟、智泉が神護寺の別院として創建したとのこと。
その後、1290年に後宇多天皇より西明寺の名を賜り、神護寺から独立。
しかし、永禄年間(1558~70年)に兵火にあって焼失。1602年に明忍律師によって再興されました。
とにかく、境内を紅葉が覆いつくしています。
本堂ですね。
いただいたパンフレットには、この本堂は1700年に五代将軍徳川綱吉の生母・桂昌院の寄進によって再建された、とあります。
靴を脱いでお寺にあがります。
境内だけでなく、中庭も覆いつくす紅葉。
客殿のほうに行ってみます。
秋の京都に来るたびに、スリッパを持ってくればよかったと思うのですが、今日は暖かい日差しが降り注ぎ、むしろ暑いくらい。
客殿は本堂よりも古く、1650年の創建とのこと。当時は僧侶の修行の場だったらしい。
季節によって姿を変える境内というのは、なかなかないでしょう。
冬は雪が積もるそうですから。
実は、もう「独り占め」ではありません。
しかも、観光バスが着いたらしく、大勢の観光客が来るのが見えたので退散します。
礼節にはこと欠かない日本人。外国ではありえない(^^)
三尾の隠れた紅葉名所とガイドブックにはありましたが、もう相当メジャーですね。
指月橋まで戻ってきました。次のターゲットは、「神護寺」です。