真っ暗闇の中を、バスはひたすら走り、定刻の20:50に、サラエボバスターミナルに到着。
早朝からの行動だったので、さすがに疲れましたが、今日はこれから夜のサラエボの街を歩くつもり。
なので、ホテルのあるバシチャルシアまで、またタクシーを使うとします。
サラエボ・バスターミナルでのタクシー料金交渉
タクシーの運転手が群がってきました。
今度はレートを知っていますので、「10ユーロ!」を連呼する相手に、「ノンノン!5ユーロ!」と言い返します。(それでも、割高ですが・・・)
でも、敵もさる者、「ジャパン フレンド!」とか「アイ ラブ ジャパン!」などと言って、7ユーロまでしかまけません。
時間が、5分、10分とたっていきます。
交渉にも疲れて、仕方なく7ユーロで手を打つことに・・・
これ、どう考えても、弾丸旅行者は分が悪いよね・・
でも、運転手自体はいい人っぽい。
タクシーの中で、ひたすら「オシム、オシム!」といい続けます。
たぶん、有名なサッカー選手で、日本に関わりがある人なんだろうな、と思って、適当に相槌を打っておきました。
後で調べたら、イビチャ・オシムさんは、サッカーの日本代表の監督を務めるほどの有名人。
私は、そのくらい、サッカー音痴です。
夜のサラエボの町
ただいま夜の9時過ぎ。
疲れてはいますが、これから、夜のサラエボの町をかるく歩いて、夕食を摂りにいこうと思います。
なんせ、帰国は明日の夜。
つまり、今夜くり出さないと、夜の町を歩くチャンスが亡くなってしまうんですね。
ベオグラードでも、疲れ切って、そのまま寝てしまったし。
荷物を部屋に置いて、カーテンを開けると、昨夜と同じように夜景が広がっていました。
月も見えます。道行く人も見えます。
早く夜のサラエボを歩いてみたくなって、荷物を身軽にして、部屋を飛び出しました。
昨日は深夜の到着でしたが、今は21時半。まだまだ宵の口です。
しかも、今日は金曜日。
どこの国でも、週休2日なら、金曜日の夜は賑わいますね。
私は今、サラエボの旧市街バシチャルシャのほうに向って歩いています。
バシチャルシャの中に入ってしまうと、たぶんお店はやってないでしょうから、どこか、この辺でディナーと洒落こみましょう。
ボスニア料理のレストラン
1軒のレストランに入りました。
窓がなく、外から様子がわからなかったんですが、maps meによると、ボスニア料理が食べられそうだったので、入ってみました。
入ってみると、店の中は、ボスニア人たちで、ほどよい賑わいでした。
アジア人の私が1人で入っていっても、ふつうに接してくれます。
私は英語で、「なにかおすすめのボスニア料理を。」というと、年配のウエイターは、「よし。」という感じにうなずき、下がっていきました。
さて、なにが出てくるんでしょうか。
この、待ってる瞬間、たまらんですね(^^)v
もちろん、赤ワインもオーダー。これが深くていいワイン。
疲れた身体に、しみわたります。
料理が出てきました。こりゃ、おいしそうだ。
ピーマンの肉詰めとハッシュドポテト。
ピーマンが柔らかく煮込まれていて、ひき肉との感触が絶妙です。
ピーマンの肉詰めって、トルコ料理だと思ってたけど、ボスニアでも定番なんだね。
ほんとにおいしく、赤ワインも何杯もすすんでしまいました。
食べ終わる頃には、完全にほろ酔い気分です。
このおいしい料理に、赤ワイン数杯(たしか4杯くらい・・)で、20マルカ(1,300円)でお釣りがきました。
これは、翌朝撮ったお店の外観。
「永遠の炎」から真っ直ぐバシチャルシャのほうに向い、右手の角にあります。
なかなかよさげなお店でしたよ。
場所はここです。
いい気分で、酔っ払いながら、ホテルへ帰還。
明日は、サラエボの街を歩き回って、夜には帰国だね。
今日のモスタルもよかったし、やっぱり旅は楽しいね(^^)v