今夜の宿「ホテル礼文荘」。
扉を開くと、人のよさそうな女将さんがていねいに招いてくれます。
そして、アシスト付きの自転車を200円で貸してくれました。
せっかく霧が晴れ、本日でもっとも視界がきいています。
この神様がくれたチャンスを逃すわけにはいきません。
北緯45度礼文島の太陽に照らされた姿を、夕方まで目いっぱい味わうつもりです。
日本最北の湖 九種湖展望台からの絶景
まずは、「ホテル礼文荘」の目の前にある「九種湖展望台」に登ってみました。
34mの高さなので、けっこうきつい。
しかし、展望台からの景色は、目のくらむような絶景でした。
実は、上の画像は、かなり加工を入れてます(^^)
実際には、こんな感じに見えます↓
船泊湾と、それに沿うように並ぶ船泊の町。
そして、突き出ているのが「金田ノ岬」。
いっぽうで、南側を見ると、九種湖が広がります。
九種湖は、日本最北の湖。
宗谷バス観光ツアーのガイドさんが、何かが9種類あるので「九種湖」と名付けられた、みたいに言ってました。
キャンプ場もあります。晴れてれば、満天の星空になるでしょう。
「九種湖展望台」からの動画シーンです。
船泊湾沿いのサイクリング
では、展望台から降りて、サイクリング開始。
ここが、スコトン岬と澄海岬の分かれ道でしたか。
このあたりの地名は「浜中」。
この旅で、2度目のサイクリング。
ふたたび、松山千春の歌が口をついで出ます(^^)
スコトン岬のほうまで行ってみようと思ってましたが、なんと、岬のほうから、すごい勢いで霧が押し寄せてきます。
金田ノ岬の方角を見やると、まだ視界がきいています。
方針転換。金田ノ岬までのサイクリングとしましょう。船泊方面へ戻ります。
と言いながら、海岸に寄り道。
こんな素敵な海と空なんです。見過ごすわけにはいかない。
ちなみに、海水はとても冷たいです。
そういえば、気温のことにあまり触れてませんでしたが、触れるのを忘れるほどにちょうどよい。
つまり、暑くもなく寒くもなく。風は吹いてますが、体感温度は20度前後でしょう。
東京は35度でしたから、気温に関する限り、礼文島は天国です。
九種湖にも寄ってみます。
自転車を止めて休憩。
アシスト付きの自転車は、一度乗ると、アシストのない自転車には乗れない気がする。
キャンプかあ。キャンプねえ・・
楽しそうなんだけど、時間がもったいない、と考えてしまうのは、私がレクレーション派ではないからかな。
ふたたびスタート。
礼文島には空港があり、かつては稼働してましたが、強風で離着陸に制限がかかることが多く、現在は休止中とのこと。
ま、礼文島に限らず、離島に空港は似合わないよね。
雲の動きが芸術的なんです。
なんと、神社がありました。礼文神社。日本最北の神社かな。
あとで寄ってみよう。
雲を追うように、自転車をこぎます。
日本の北の果て。冬はどんな姿を見せてくれるのだろうか。
少なくとも、こんなご機嫌に向かい入れてはくれないでしょう。
岩の上で一休みしてる海鳥。
あそこが金田ノ岬。
礼文島の東側の北の果てです。
こんな具合に。
防波堤に立って、北のほうを眺めます。樺太が見えたりするんだろうか。
水平線が丸く見える。レンズを広角にしてるだけなんですがww
それにしても、美しい海をみていると、心が洗われます。
岬を通過して、こちらは南の香深方面。そろそろ引き返しましょう。
船泊の町。さっき、スコトン岬のほうから押し寄せてきた霧は、そのまま南のほうに抜けたみたいですね。
私見「日本最北の神社」礼文神社
本日の行動の締めくくりに、さっき瞥見した「礼文神社」に寄ってみます。
寄るといっても、この通りの石段ですので、「登る」という感じです。
せっかく階段の数数えたのに忘れた。たしか180くらいだった気がする。
礼文神社から眺める絶景。
またまた、上の画像は加工処理。
実際には、このように見えます。スコトン岬は、霧をかぶってみえないなあ・・
船泊の町並み。
礼文島の人口は2,400人。このうち、船泊には何人暮らしているのだろうか。
少し太陽が傾いて、丘陵に影をつくる。
旅してて感傷的な気分になるのは、こういうとき。
景色ばかり見てますが、こちらが礼文神社の本堂。
グーグルマップでは「礼文」でしたが、石柱には「禮文」とありました。
そして、どうも日本最北ではないようなんですが、どう考えても、こちらのほうが日本最北にふさわしい。
したがって、私見「日本最北の神社」と名付けさせていただきます。
そして、つかの間の晴天をくださったことに合掌です。
毎日快晴ならそれは申し分ない。
でも、霧の晴れ間を追い求めるから、絶景になるんじゃないのかな。
そんなことを考えながら、石段を下ります。
そして、宿に戻りましょう。
宿では、海鮮料理の夕食が待っています。楽しみがつきません(^^)