いよいよ、出発の日が来て、これから10日間、日本を離れます。
立っている地面の反対側、地球の裏側、今までの人生において、もっとも遠いところへ赴く旅。
正直、勤めている間に、そんな旅が実現するとは夢にも思わなかった。
死闘を繰り広げている、広島vs日本ハムの日本シリーズ。
地球の裏側から、カープを応援します(笑)。
正直、今回は仕事のやりくりが、直前までかなりテンパりました。快く送り出してくれた同僚に感謝。
しかし、何か前途多難な予感。
自宅に帰ろうとしたら、駐輪場で自転車のライトとサイコンを盗まれました!
職場の警備の効いた駐輪場だったので油断して、装着したままにしていましたが後の祭り。
今まで、海外でボラれたことはあっても、モノを盗まれた事はない。日本の治安って・・・
ショックを受けた身を、懸命に立て直して、前日のうちにパッキングしておいたバッグを背負って、京急で羽田に向かいます。
そう、これから、長年の夢がかなってアルゼンチンに向かうんです。ライトとサイコンを盗まれたくらいで、動じている場合ではありません。
まずは、フライトスケジュールをおさらいしておきましょう。
アメリカン航空 羽田 ⇒ ロサンゼルス ⇒ マイアミ ⇒ ブエノスアイレス
航空会社 | 便名 | フライト | 乗継ぎ時間 |
---|---|---|---|
アメリカン 航空 |
AA0026 | 羽田1:00 ⇒ ロサンゼルス19:00 | 2時間35分 |
AA2471 | ロサンゼルス21:35 ⇒ マイアミ5:45 | 4時間25分 | |
AA0999 | マイアミ10:10 ⇒ ブエノスアイレス20:17 |
今回は、かつてないほどの長時間フライト。計24時間14分です。
乗継時間を入れれば、30時間以上になる超ロングフライト。
3本の飛行機を乗り継いで目的地に向かうのも、もちろん初めて。遠くに行くんだな、という実感が勝手に広がります。
このフライトで飛行する距離は往復で、23,943マイル!
チケット代が125,000円ですから、1マイル(1.6km)あたり5.22円。
これって、激安じゃないですか。だって、電車で隣の駅まで行くのに130円とかするんですよ。
なんか、非常に得をした気分になります(笑)
飛行ルートはこんな感じですね。
ところが、窓際の席を狙いたく、前日にオンラインチェックを試みるも、ほとんどの席が埋まっていて、あと席を選ぼうとすると追加料金が請求される仕組み。
アメリカン航空の、この意味がわからずチェックインせずに羽田まで来てしまいました。
深夜の羽田空港のひととき
羽田は、今年の5月、フィリピン以来の約半年ぶりですね。
いつきても、空港の雰囲気は最高です。
ところが、カウンターを確認しようとしたら、わがロサンゼルス行きは、35分の遅延なりぃ。
うーん・・・ この35分の遅延で、ロサンゼルスでの乗り継ぎ時間がちょうど2時間になりました。これは、乗り継ぎに少なからずとも影響を与えそうです。
前にも書きましたが、アメリカは、トランジットといえども、一度税関と入国審査を行うため、それなりの乗り継ぎ時間の確保が求められます。
もちろん、航空会社はそれを前提でチケットを発行するのでしょうが、そこは自己責任のアメリカ社会、待ってくれる保証なんてありません。
不安が募るまま、オートチェックインマシンで、チケットを発券。
3枚のチケットがでてきたことに、若干の快感。
ここでも、席を選択しようとすると、追加料金。それも100ドルとか、そんな感じなので、泣く泣くデフォルトのまま発券しました。
夜間飛行の2本は通路側でやむなしとしても、昼間飛び続けるマイアミ⇒ブエノスアイレスが窓際をゲットできたことで、ホッと一安心。
そして、チェックインですが、カウンターで荷物の行き先を確認。ロサンゼルスで積み直しとのことでした。
ここで軽い不安を覚えた私は、グランドスタッフの女性にロサンゼルスでの乗り継ぎの点を聞くと、「ご不安なら機内持ち込みにされてはいかがですか」とのこと。
グランドスタッフがこんなことを言うということは、やっぱり、最初の寄港地における入国審査などにとられる時間は読みにくいということでしょう。
そこに、機内預け荷物の受取り時間が加算されたら、ほんとにマイアミ行きへの乗り継ぎが危うくなる可能性があるので、機内持ち込みに変更。
これが、結果的に失敗(笑)
保安検査で、ワインオープナーが検査に引っかかり、没収・・・
預け荷物にするつもりで、ワインオープナー入れておいたんだよね。すっかり、忘れてました。
ワインオープナーとられたの、何回目かな。とほほ
出発前には、自転車をいたずらされ、飛行機は遅延。窓際は確保できず、ワインオープナーは没収され、そしてプライオリティパスの提携ラウンジは羽田にはない。
なんか、いいことが一つもない、超珍しい、悲しい旅出となりました。
これは、身を引きしめろということかな。
アメリカン航空 羽田 ⇒ ロサンゼルスのフライト
さて、出発前にいろいろありましたが、初めて乗るアメリカン航空。機内は非常に綺麗で設備も整っています。
通路側なのは残念だけど、トイレには行きやすい。たくさんワインいただいちゃいましょう(笑)
遅れはしましたが、1:35予定通りにフライトです。
日本を発って、太平洋に向かうのは初めて。こんなことでも、感激してしまいます。
すぐに機内食が配られました。かつ丼ですね。
当日まで、仕事がバタバタしていて、急速に疲労が襲ってきました。
日付変更線を超えるまで、ぐっすりと睡眠です。
ロサンゼルス到着前に、軽食です。から揚げに焼きそば。なんか、縁日の屋台の弁当のようだな(笑)
さて、もう少しで、ロサンゼルス到着ですね。