この時期、ブルネイの夜明けは朝6時過ぎ。昨夜は、日本からはるばる携えてきたワインを1本空けて快適な眠り。
起床して、部屋の窓からしばらく外を眺めます。
朝食の後は、オープンマーケットにでも行ってみようか。
THE ブルネイ・ホテルの朝食
今日は土曜日。朝早くから若者たちが歩いてますね。7時になるのを待って、朝食をとりにロビーに下ります。
いつもながら、ホテルの朝食は楽しみ。ブレックファストとは、よくつけたものだと思います。
とはいっても、オムレツを作ってもらう簡単なメニュー。
これから、どこへ出かけようか考えてるから、美味しいんだよね(笑)
朝のオープンマーケットへ
さて、腹ごしらえして、部屋に戻って、日本から持参のコーヒーを飲んで(笑)、町歩きに繰り出します。
昨日は、クルーズ船ツアーと、夜のオールドモスク見学だけでしたから、街歩きは今日が本番。
ていうか、滞在は今日までなので、めいっぱい歩くつもりで、ホテルを出ます。
歩行者優先の極み
通りを渡ろうとして、まずびっくり!
横断歩道でもない所を渡ろうとしたのに、なんとクルマが止まりました。
それに習って、反対車線のクルマも・・・
今まで旅していて、クルマよりも歩行者優先の国(私の旅履歴では、イスラエルや北欧など)もあるにはありましたが、横断歩道でもない所を渡ろうとして、クルマが止まった経験は初めて。
しかも、ここはアジア。アジアで、歩行者優先の国って、あるんだろうか・・・
いきなり、あっけにとられましたが、ここは、ホテルの目の前の水路です。ブルネイ川につながっています。
カメラなんか提げていると、すぐ声をかけられます。これは、アジアらしい。
ちょっと歩くと、色の黒いマレー系の若者たちが、いっぱい集まっています。バスストップのようなので、どこかへいくのかな。
住民のクルマ保有率はかなり高いと聞いてますが、免許がなくちゃ、公共交通機関に頼らざるを得ないよね。
水路を渡って振り返ります。正面にあるのが、私が泊まったTHEブルネイ・ホテル。
スタッフがとても親切。おすすめです。
よく見れば、水路の岸は、インドのバラナシで見かけるようなガートになっています。
人口の8%が水上集落で暮らしてるんだもんね。水路があれば、そこは水上タクシーの乗降所ということなんですね。
この広場を突っ切って、オープンマーケットへ。
静かなオープンマーケット
オープンマーケットの入り口。規模は、そんなに大きくはありません。
そして、静かです。船乗りに「乗ってけよ!」と大声で誘われたときは、やっぱりアジアだな、と思いましたが、ブルネイの人たちは、静かで大人しい、そんな印象です。
喧騒感のないマーケットも珍しい。
ブルネイの富は資源。食料自給率は、それほど高くない模様。政府は、産業の多角化を政策目標に掲げているようです。
マーケットを出ると、走り抜けていくクルマ、なんとトヨタ86です。
みんなお金持ちなのかな~
オープンマーケットの奥のほうに散歩。とたんに、ジャングルが広がります。
土砂降りの景色も似合いそうな熱帯雨林。
マーケットの見学を終えて、元の場所に戻ってくると、さっきの「乗ってけ!」という船乗りが、また声をかけてきます。
水上集落に、上陸してみたかったので、「いくらだ?」と聞くと、「35ドル!」。
「それは、高いよ!」というと「20ドル!」。
観光客に吹っかけてくるのは、ブルネイも例外ではありませんでした(笑)
1時間のチャーターで20ドル(約1,600円)。高いような気もしますが、「地球の歩き方」の相場とそう変わらないので、商談成立です。