北極圏のドライブ。ノールカップへの踏破。今回の旅の目的の半分は果たせて、若干虚脱状態(笑)です。
2日ぶりに飲んだアルコールも体中にしみわたって、2時間ほど、かなり深い眠りにつきました。
私は旅先で昼寝なんて、ほとんどしませんが、1日中明るくて、ずっと昼みたいなものなんです。いつ寝たってあんまり関係ないかなって気分になりました。
トロムソ湾沿いの散歩
16時ごろ、ホテルの部屋を出て、トロムソの町の散歩を再開しました。
風はありませんが、快晴だった午前中とは打って変わって、厚い雲が垂れ込めています。
これは、午前中に登頂したストールシュタイネン。
あれで標高421m。私の住む千葉県の標高より高いわけです。千葉県って、平べったいとこなんだな。
私が歩いているトロムソ島も、海岸通りから離れると、すぐに急斜面になっています。
世界最北の水族館
歩いているうちに、奇妙な形をした建物に出くわしました。
これは、「ポーラリア」北極圏水族館です。地球最北の水族館とのこと。
しかし、まるでドミノ倒しですね。
湾をのぞいてみます。水がとても綺麗です。
かわったモニュメント。
岸壁に腰掛けて、トロムソ湾を眺めます。遠くに来たよなあ、と感じるのはこういうとき。
海岸を離れて、町の中の散策へ。
ここは、目抜き通りのストルガータ通りの西の外れ。でも、木造建築のおしゃれな住宅が並んでいます。
昼ごろ、ハイネケンを仕入れたコンビニというかスーパー。ここでも見かけました。チェーン店なんですね。
町の中心のほうに歩いていきましょう。
このへんからストルガータ通りのようです。
mapsmeによると、アートセンター。
トロムソのメイン通り ストルガータ通り
ストルガータとは「大通り」という意味だそうです。このへんから、レストランやスーベニアショップなどが並んでいます。
世界最北のセブンイレブン?
これは、世界最北のセブンイレブン。だと、思われます(笑)
というのも、かつては、世界最北はトロムソ空港の中にあったそうです。
最北だからなんなのだ、と言われそうですが、物事なんでも一番は気持ちいですから。
そういう目で見ると、三角屋根とエンジの彩色が誇らしげに見えてきます。
世界最北のプロテスタント大聖堂 トロムソ大聖堂
ストルガータ通りを歩いていて、ひときわ目につくのがトロムソ大聖堂。
木造建築の多いトロムソの町においても、この教会もやはり木造建築。ノルウェイ最大の木造建築教会とのことです。
ローマ・カトリック教会のルター派ということで、プロテスタント大聖堂(カテドラル)です。
世界最北の教会、と言えないのが惜しい(笑)
世界最北の教会は、スヴァールバル諸島にあるスヴァールバル教会です。
しかし、木造建築は、味がありますね。
夕方になって、賑わいをみせはじめたストルガータ通り。
夕食は、どこかのレストランで、とも思うんですが、このプライス・・掛ける12で日本円です。
それでも、入ろうと思いますか(笑)
まあ、夕食は、またホットドッグでいいんじゃないですか。
あの建物はなんだろう?
このあたりが、ストルガータ通りの中でも、もっとも賑わうエリア。
アルゼンチンのウシュワイアに行ったときのことを思い出しました。
どこか似ている気がします。
コーヒーでも飲みたいな、と思ったら閉まってました。
地図によると市庁舎。
この像は、四六時中こうやって、町を見続けています。
トロムソは、美しい町です。
ハンターの像。
教会は、ほんとにあちこちにありますね。日本の町を歩いて、そこら中に寺院があるのと同じでしょうか。
お寿司屋さんもあります。
また岸壁に出ました。
冒険家アムンゼンの像。人類史上、初めて北極・南極の両極点に到達した人物。
これは、アムンゼンの博物館なのかな。
なんか、適当に散策しているうちに、こんなところに出ました。
公園のようでもあり、博物館のようでもあります。
ブラブラと町の中心に戻ります。
明るいので気づかなかったですが、もう夜で、家路を急ぐ市民がバス停に並んでました。
まもなく20時です。
夜になって、人通りも減ります。
人通りは減りますが、その代わりレストランは繁盛。
さて、私もホットドッグとビールを仕入れて、ホテルに戻りますか。
ここでひとつ誤算。アルコール類は販売時間に制限があるみたいです。
「by law」なんて書いてあるし、そういう法律なんですね。
いやあ、昼に2本買って、1本を冷蔵庫に入れておいてよかった(笑)
今日一日を振り返りながら、ホットドッグとビールの夕食です。
ホテルの窓から白夜を鑑賞
21時を回りました。トロムソ湾が夕日に輝いてます。
夕日に染まる、ノルウェイ本土の家並み。
トロムソは北緯69度38分と、アルタとはそんなに緯度は変わりません。
なので、やはり4時間ほど太陽は地上に隠れるようです。
でも、感覚的には白夜です。だってこんなに明るいんですから。
ホテルの窓際のソファに腰掛けて、刻々と変わっていく白夜の家並みを眺めます。
白夜の中に浮かび上がる幻想的な光景です。
23時を過ぎると、灯りの数も増えてきましたね。いちおう日没後なんですが、まだ明るい。
ストールシュタイネンの頂上駅にも灯りがついています。
そして、午前0時になりました。このあと、徐々に明るくなって、午前2時過ぎには、昼と変わらない明るさになるんです。ほんとに不思議。
現役サラリーマンのうちに、白夜を体験できて、素直に嬉しいです。