ストックホルムといえば旧市街のガムラ・スタン。ガムラ・スタンとは、スウェーデン語で「古い街」という意味。あと数時間の滞在しかできませんが、数時間で回れるほどの、まとまりのよい観光地です。
ストックホルム・セントラル駅を出る列車の時間が16:12。15時半まで観光できると考えれば、あと5時間。
さて、5時間でガムラ・スタンをきちんと歩き回れるでしょうか?
向こうに見えているのがガムラ・スタン。まずは、あの突き出ている塔。リッダーホルム教会を目標に歩きますか。
リッダーホルム教会周辺の散歩
市庁舎から徒歩15分くらいかな。
自転車のツアーでしょうか。
橋を歩いて、ガムラ・スタンにわたります。
気温は20度前後。徒歩での観光に最適なコンディション。
ウオークマンから流れてくるミスチルが、実によいBGMになってくれています。
橋の上からの眺め。
メーラレン湖と市庁舎。冬に氷結したら、また違う表情を見せてくれるのでしょう。
橋を渡り終え、ガムラ・スタン側の島に到着。
日曜日ですが、まだ朝早いので、閑散とした感じの波止場。
では、リッダーホルム教会のほうへ。
リッダーホルム教会の前の広場。
なんかいい感じですね。この教会は2回に渡って焼失して、1846年に再建されたものらしいですが、それでも、古きよき町並みを引き立てています。
さっきの自転車ツアーの一行かな。
気持ちいいだろうね、この季節に自転車は。
教会の裏手。
どこを歩いていても、すぐに運河に突き当たります。さすが「水の都」ストックホルム。
私の嗜好としては、アジアやイスラム系の町並みに惹かれるものがありますが、西洋の町並みもいいよね。
ほんと、純粋に素敵だ、と思ってしまう。
ガムラ・スタンは、その南のセーデルマルム島につながっています。
なので、本土との連絡は、ガムラ・スタンのあるリッダーホルメン島を踏み台にするカタチで幹線道路と鉄道が南北に貫いています。
今日は日曜日ですが、平日はラッシュで渋滞するのでしょうか。
その幹線道路をまたぐ橋の上から。
その橋を渡り終わるところにあるのが、「貴族の館」。
「大聖堂」「王宮」周辺の散歩
その「貴族の館」から「大聖堂」が臨めます。
「大聖堂」につづく坂道を登るツーリング隊。
ザ・ヨーロッパですね。
午前11時。観光客も増えてきました。
食事も、こういうところで済ませば安くあがりますね。
mapsmeも見ずに、あてもなく路地をさまよいます。
すると、昨日も通った、国会議事堂の入り口に出ました。
なんか、自分の中で道がつながった、そんな気がします。
時間も潤沢にあるわけではないので、「王宮」を見学しましょう。
徴兵の交替式も行われる王宮。
まずはチケット売り場を探すんですが、なかなか見つからない。
ゆるくカーブした王宮の外壁のような建物の一角にチケット売り場がありました。
180クローナでした。4ヶ所回れるようですが、その4ヶ所は、実際に行ってみないとわかりません。
これは「大聖堂」の前の建物。
迷路のようなストックホルム「王宮」の探検
こちらが「王宮」の入り口ですね。
この地に王宮が建ったのは13世紀と古いですが、1697年に焼失。
57年の年月をかけて再建され、1754年に完成したのが、今見ている王宮です。
イタリア・バロック様式とフランス・ロココ様式による建築だそうです。
「大聖堂」との位置関係はこんな感じ。
徴兵の役目も大変だよなあ・・
さて、入ってみましょう。どこがどうなってるかわかりませんが、入れば係員がチェックするでしょう。
入ると、いきなり「国家の間」の入り口です。
国家の間
1975年までは、国王による国会開会の儀式が開かれていた場所であるとのこと。私には、ふつうに聖書を読み上げる教会のように見えてしまいましたが。
前方の真ん中には、銀の王座が置かれています。
宝物の間
ここから、宝物の間、だと思います。
というのも、建物の構造はシンプルなはずなのに、どこからが「宝物の間」で、どこからが「王族の居室」なのかわかりません(笑)
チケットを買ったときにもらったマップもシンプルすぎる。
でも、宝物がいっぱいあるので、「宝物の間」でしょう。たぶん・・
このへんは、「王族の居室」のような気がする。(確証なし・・)
ただただすごい装飾に驚くばかり。
今、自分がどこを歩いているのか、ほんとにわからなくなります。ガイドツアーを申し込んでもよかったかな・・
展示物に見飽きはじめた頃(失礼!)、中庭に出ました。
なるほど、ここで観光客も一休み、っていう設定なんですね。
でも、まだ2ヶ所しかチェックがされていない。あとミュージアムということになってるけど、どこなんだろう?
いったん、北側の出口に出ました。
徴兵さんが、直立不動で立っています。
アンティーク博物館
ミュージアムの入り口はここかな。王宮の北壁の目立たないところに入り口がありました。
偉人の彫刻が並んでいました。
王宮博物館
そして、こちらは王宮博物館(Tre Kronor:トゥレークロノール)。
焼失してしまった、17世紀当時の旧王宮の遺構や模型などが展示されていました。
これで、チケットのチェックボックス4ヶ所すべてにチェックが入りました(笑)
駆け足の「王宮」見学でしたが、意外に広く、歩き疲れましたね。
どこかでランチといきますか。